PC編 アンドリューピッチフォークを表示・設定する方法
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MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)では、アラン・アンドリューズ博士によって考案された、3本の平行なラインで構成されるアンドリューピッチフォークを描画できます。3本の線が牧草を集める熊手(ピッチフォーク)に見えることから、この名前がつきました。中心線に対して上部のラインはレジスタンスライン(上値抵抗線)、下部のラインはサポートライン(下値支持線)として機能します。
ここでは、MT4/MT5でアンドリューピッチフォークを表示・設定する方法について説明します。
MT4/MT5それぞれの説明は、タブ切替でご確認いただけます。


手順1
メニューバーの「挿入」をクリックし、「アンドリューズ・ピッチフォーク」を選択します。


MT4では、アンドリューピッチフォークを含め、5種類のチャネルを表示できます。
-
フィボナッチ
フィボナッチチャネルは、描画したトレンドラインに対して、フィボナッチ比率でずらした平行なチャネルラインが引かれます。
-
線形回帰
各ローソク足の終値を使って中心線(回帰直線)を描き、その上下に等間隔の平行線を引きます。平行線は、中心線から最も遠い終値を通ります。
-
平行チャネル
平行な2本のラインを描画します。各ラインは平行を保ちつつ別々に移動させることができます。
-
標準偏差
各ローソク足の終値を使って中心線(回帰直線)を描き、中心線から標準偏差だけ離れた位置に2本の平行線を引きます。
-
アンドリューピッチフォーク
トレンドの起点・その直後の高値と安値の計3点を使用して、3本の平行線を引きます。MT5では、フィボナッチを利用した破線も描かれます。
手順2
チャート上で、アンドリューピッチフォークの起点となる箇所をクリックします。その後、2番目の中間点をクリックし、3番目の終点をクリックします。




ドラッグ時に表示される数値は、中間点から終点までの足の数とポイント数を示します。
手順3
チャート上に表示したアンドリューピッチフォークの位置を調整する場合、アンドリューピッチフォーク上に白点が表示されていることを確認し、変更箇所に応じて各白点の位置を変更します。白点が表示されていない場合は、アンドリューピッチフォーク付近でダブルクリックすると、アンドリューピッチフォーク上に白点が表示されて編集が可能となります。


番号 |
説明 |
---|---|
1 |
アンドリューピッチフォークの起点の位置を変更します。 |
2 |
アンドリューピッチフォークの中間点の位置を変更します。 |
3 |
アンドリューピッチフォークの位置を変更します。 |
4 |
アンドリューピッチフォークの終点の位置を変更します。 |
手順4
アンドリューピッチフォークの設定の変更を行う場合、アンドリューピッチフォーク付近で、右クリックし「Andrews Pichfork プロパティ...」を選択します。


手順5
アンドリューピッチフォークの設定画面が表示されます。「全般」「パラメーター」「表示選択」それぞれのタブでアンドリューピッチフォークの設定を行い、「OK」ボタンをクリックします。
「全般」タブの設定


番号 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
名前 |
アンドリューピッチフォークの名称を付与します。 |
2 |
説明 |
説明を入力すると、チャート上のアンドリューピッチフォークにマウスポインターを当てた時に、説明を表示することができます。 |
3 |
スタイル |
表示するアンドリューピッチフォークの色、線の種類、線の太さを設定します。 |
4 |
背景として表示 |
アンドリューピッチフォークをチャートの後ろ側に表示する場合は、チェックを入れます。 |
「パラメーター」タブの設定


番号 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
起点の位置 |
起点の位置を日付と価格で指定します。 |
2 |
中間点の位置 |
中間点の位置を日付と価格で指定します。 |
3 |
終点の位置 |
終点の位置を日付と価格で指定します。 |
4 |
ラインを延長 |
(設定不可) |


MT5のアンドリューピッチフォークは、フィボナッチ比率に基づいて、61.8%、100%、161.8%、261.8%の水準にもラインを設定することができます。


「表示選択」タブの設定
表示する時間足を指定する場合、「表示選択」タブで詳細設定を行います。


手順1
メニューバーの「挿入」をクリックします。「オブジェクト」、「チャネル」の順にマウスポインターを動かし、「アンドリューピッチフォーク」を選択します。


MT5では、「フィボナッチ係数」メニューから選択できるフィボナッチチャネルを含め、5種類のチャネルを表示できます。
-
平行チャネル
平行な2本のラインを描画します。各ラインは平行を保ちつつ別々に移動させることができます。
-
標準偏差チャネル
各ローソク足の終値を使って中心線(回帰直線)を描き、中心線から標準偏差だけ離れた位置に2本の平行線を引きます。
-
回帰チャネル
各ローソク足の終値を使って中心線(回帰直線)を描き、その上下に等間隔の平行線を引きます。平行線は、中心線から最も遠い終値を通ります。
-
アンドリューピッチフォーク
トレンドの起点・その直後の高値と安値の計3点を使用して、3本の平行線を引きます。MT5では、フィボナッチを利用した破線も描かれます。
-
フィボナッチ
フィボナッチチャネルは、描画したトレンドラインに対して、フィボナッチ比率でずらした平行なチャネルラインが引かれます。
手順2
チャート上で、アンドリューピッチフォークの起点となる箇所をクリックします。その後、2番目の中間点をクリックし、3番目の終点までドラッグします。
終点までドラッグすると、アンドリューピッチフォークが形成されます。


手順3
チャート上に表示したアンドリューピッチフォークの位置を調整する場合、アンドリューピッチフォーク上に白点が表示されていることを確認し、変更箇所に応じて各白点の位置を変更します。白点が表示されていない場合は、アンドリューピッチフォーク付近でダブルクリックすると、白点が表示されて編集が可能な状態となります。


番号 |
説明 |
---|---|
1 |
アンドリューピッチフォークの起点の位置を変更します。 |
2 |
アンドリューピッチフォークの中間点の位置を変更します。 |
3 |
アンドリューピッチフォークの位置を変更します。 |
4 |
アンドリューピッチフォークの終点の位置を変更します。 |


ドラッグ時に表示される数値は、起点から終点までの足の数とポイント数、起点から中間点までの足の数とポイント数、中間点から終点までの足の数とポイント数を示します。
手順4
アンドリューピッチフォークの設定の変更を行う場合、アンドリューピッチフォーク付近で右クリックして「プロパティ」を選択します。


手順5
アンドリューピッチフォークの設定画面が表示されます。「共有」「レベル」「パラメータ」「表示選択」の4つのタブ内でアンドリューピッチフォークの詳細設定を行い、設定完了後、「OK」ボタンをクリックします。
「共有」タブの設定


番号 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
名前 |
アンドリューピッチフォークの名称を付与します。 |
2 |
説明 |
説明を入力すると、チャート上にアンドリューピッチフォークの説明を表示することができます。 |
3 |
スタイル |
アンドリューピッチフォークの色、線の種類、線の太さを設定します。 |
4 |
オブジェクトを背景として表示 |
アンドリューピッチフォークをチャートの後ろ側に表示する場合は、チェックを入れます。 |
5 |
選択を無効化 |
アンドリューピッチフォークの編集を不可にする場合、チェックを入れます。 |
「レベル」タブの設定
アンドリューピッチフォークは、フィボナッチ比率に基づいて、61.8%、100%、161.8%、261.8%の水準にラインが形成されます。水準の数値を変更する場合は、変更箇所をダブルクリックして数値を入力してください。ラインを追加する場合は「追加」をクリックし、水準と詳細説明を指定します。


「パラメータ」タブの設定


番号 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
起点の位置 |
起点の位置を日付と価格で指定します。 |
2 |
中間点の位置 |
中間点の位置を日付と価格で指定します。 |
3 |
終点の位置 |
終点の位置を日付と価格で指定します。 |
4 |
延長 |
アンドリューピッチフォークを左右に延長する場合、各設定のチェックボックスにチェックを入れます。 |
アンドリューピッチフォークを「右に延長」した場合


アンドリューピッチフォークを「左に延長」した場合


「表示選択」タブの設定
表示する時間足を指定する場合、「表示選択」タブで詳細設定を行います。


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