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海外FXのECN口座とは?STP口座と比較して解説

海外FXのECN口座とは?STP口座と比較して解説

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海外FXのECN口座は、スプレッドが狭いことなどで知られる口座です。エントリー時と決済時に手数料を請求されますが、それを加味してもコストを抑えやすくなっています。約定力が高いこともあり、取引環境重視のトレーダーに重宝されています。

上記の特徴を実現しているのは、ECNというネットワークを用いた取引方式、「ECN方式」です。そこで本記事では、ECN方式の特徴やメリット・デメリットを紹介します。よく混同されがちなSTP方式との比較も行います。

海外FXのECN方式はNDD方式の1つ

FXの取引方式は、NDD方式とDD方式の2つに分けられます。NDD方式では、トレーダーが出した注文はFX業者(ディーリングデスク)による介入を受けません。一方のDD方式では、トレーダーの注文はディーリングデスクに中継され、そこで処理されます。

knowledge
ディーリングデスクとは?

ディーリングデスクでは、担当者(為替ディーラー)やコンピューターのプログラムにより、トレーダーの注文が処理されています。ディーリングデスクがないNDD方式においては、トレーダーが出した注文は、基本的に自動で外部に流されます。

NDD方式とDD方式のうち、ECN方式は前者に分類されます。ECN方式では、トレーダーの注文がディーリングデスクに中継されないためです。なおNDD方式には、STP方式という取引方式もあります。

FXのNDD方式・DD方式・STP方式・ECN方式

ほとんどの海外FX業者は、NDD方式を採用であるSTP方式、またはECN方式を採用しています。そのため海外FXを使うなら、STP口座とECN口座のどちらを利用するかを決めることになります。

STP口座とECN口座は、いずれもFX業者による価格操作が起こりづらい仕組みとなっています。しかし違いはあるため、取引スタイルに合わせて選ぶことが重要です。

FXONでは2つのSTP口座を提供しており、取引スタイルに合わせてご利用頂けます。また、FXONでは、最新のテクノロジーを駆使した取引インフラを整備し、高速かつ安定した取引環境を提供しています。平均約定率99.91%、約定スピード0.020秒という高いパフォーマンスを実現。

FXONは信頼性の高いインフラを構築し、さまざまな銘柄を安心してお取引頂ける環境作りに注力しています。

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海外FXのNDD方式とは?DD方式との違いを解説

海外FXのECN口座とは?

海外FXのECN口座とは、ECN方式を採用した口座タイプです。スプレッドが非常に狭く、約定スピードが速いため、特にスキャルピングトレーダーから人気を得ています。

ECN口座を利用すると、トレーダーの注文はFX業者を介して、ECNという取引ネットワークに参入します。ECNには複数の金融機関やFX業者、個人トレーダーが参加しており、出された注文は価格優先・時間優先のオークション形式(取引所形式)でマッチングしていくというイメージです。

海外FXで使われるECN方式

通常、ECN口座ではFX業者がスプレッドを上乗せすることはありません。その代わりに、あらかじめ設定された取引手数料が発生します。

point
純粋なスプレッドを確認できる

ECNでは、FX業者がネットワーク参加者からの注文を管理することはなく、出された注文は自動でマッチングされていきます。また先述の通り、FX業者はスプレッドを上乗せすることなく、そのままのレートを配信します。そのためトレーダーは、市場で変動する純粋なスプレッドをリアルタイムで確認できます。

複数あるECN

ECNは単一ではありません。複数のECNが存在しており、取引参加者はECNごとに異なっています。各プレイヤーは複数のECNへ参加することができるほか、中には互いにレートを共有して流動性を高めているECNもあると考えられます。

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異なるECNと参加者のイメージ
ECN 参加者
A 銀行①、証券会社①、FX業者①など
B 銀行①、銀行②、証券会社②など
ECN 参加者
A 銀行①、証券会社①、FX業者①など
B 銀行①、銀行②、証券会社②など

世界最大級のECNでは、1回の注文で300億円相当を取引できます。また、主要通貨では0.1pip単位で数千万通貨の注文が入るため、個人トレーダーが約定力に不満を覚えることはないでしょう。

なお、多くの海外FX業者は、自社のECN口座がどのECNにつながっているかを公表していません。カバー先のリクイディティプロバイダーのみと形成するECNである可能性にも留意して下さい。

knowledge
リクイディティプロバイダーとは?

リクイディティプロバイダーとは、市場に流動性(リクイディティ)を供給する者(プロバイダー)です。海外FXにおいては、銀行などのカバー先の金融機関がリクイディティプロバイダーとなります。

ECN方式とSTP方式の違い

海外FX業者で取引する場合、一般的にECN方式かSTP方式の口座タイプを利用します。

STP方式ではECN方式のように、トレーダーが外部のネットワークに直接参加するわけではありません。FX業者を介して、主にFX業者のカバー先から供給される流動性の下でトレードします。

より具体的には、FX業者はカバー先の金融機関から価格情報を収集し、最良の価格を選び、トレーダーに提示しています。トレーダーは、このようにして配信されたレートで取引します。

FXのNDD方式・DD方式・STP方式・ECN方式

FX業者はレート配信の過程で、自社の取り分を上乗せすることがあります。これによりスプレッドが広がるため、STP方式でのスプレッドはECN方式に対して広くなります。

point
カバー先の影響を受ける

STP口座におけるスプレッドや約定力は、カバー先の金融機関の数や品質に影響されます。カバー先の数が多く、品質が高いほど、有利な条件で取引できます。

STP方式にも種類がある

なおSTP方式は、トレーダーの注文を一旦FX業者内で処理するインスタントエクスキューションと、そのままカバー先へ注文を流すマーケットエクスキューションに分けられます。

この違いをイメージにすると、以下のようになります。

STP方式のインスタントエクセキューションとマーケットエクセキューション

仕組みに違いはあるものの、トレーダー視点でみればマーケットエクスキューションはECN方式に似た方式といえるでしょう。

ちなみに、主流となっているのはマーケットエクスキューションのほうです。

海外FXのECN口座とSTP口座の比較

海外FXのECN口座とSTP口座を比較します。

icon_tryangle_black
ECN口座とSTP口座の比較
口座タイプ ECN口座 STP口座*1
スプレッド 狭い やや広い
取引手数料 高い 無料が多い
スリッページ 少ない 少ない
リクオート・約定拒否 少ない 少ない
最大レバレッジ 低い 高い
最低入金額 高い 低い
板情報 あり なし
口座タイプ ECN口座 STP口座*1
スプレッド 狭い やや広い
取引手数料 高い 無料が多い
スリッページ 少ない 少ない
リクオート・約定拒否 少ない 少ない
最大レバレッジ 低い 高い
最低入金額 高い 低い
板情報 あり なし

*1ECN方式に近いSTP方式マーケットエクスキューションを基準にしています。

ECN口座ではスプレッドが狭く、STP口座と同等にスリッページが少なく、リクオートと約定拒否がほとんど発生しません。したがって、取引条件に優れているといえます。

FXONでは「マーケットエクスキューション」のSTP口座をご利用頂けます。また、FXONでは透明性の高い取引環境をご提供するため、全銘柄のリアルタイムスプレッドを公開しています。今後は約定率やスリッページ割合の実績データも公開していく方針です。透明性の高い環境で安心してトレードを行っていただけます。

データ可視化によるクリアな取引環境

実績に基づく統計データの開示により、取引の透明性を確保します

実績データの開示により透明性を確保します

以下の点について、より詳しく比較していきます。

knowledge
実質スプレッドとは?

実質スプレッドとは、スプレッドと取引手数料を合計した値です。スプレッドではなく実質スプレッドを用いることで、より適正な比較ができます。

スプレッド

ECN口座とSTP口座を提供する海外FX業者において、ドル円とユーロドルのスプレッドを比較します。

icon_tryangle_black
ドル円のスプレッドを比較*1
海外FX業者 ECN口座 STP口座
Titan FX 0.8 1.5
FXGT 0.8 2.2
XMTrading 0.9 2.5
FXON(スタンダード口座) - 2.0
FXON(エリート口座) - 1.2(0.6 + 0.6)*2
海外FX業者 ECN口座 STP口座
Titan FX 0.8 1.5
FXGT 0.8 2.2
XMTrading 0.9 2.5
FXON(スタンダード口座) - 2.0
FXON(エリート口座) - 1.2(0.6 + 0.6)*2

*12025年3月13日までの直近1ヶ月の平均スプレッドであり、単位は全てpipsです。

*2カッコ内は、「スプレッド + 1ロットあたりの往復手数料」です。

icon_tryangle_black
ユーロドルのスプレッドを比較*1
海外FX業者 ECN口座 STP口座
Titan FX 0.2 1.2
FXGT 0.4 1.8
XMTrading 0.4 2.0
FXON(スタンダード口座) - 1.2
FXON(エリート口座) - 0.8(0.2 + 0.6)*2
海外FX業者 ECN口座 STP口座
Titan FX 0.2 1.2
FXGT 0.4 1.8
XMTrading 0.4 2.0
FXON(スタンダード口座) - 1.2
FXON(エリート口座) - 0.8(0.2 + 0.6)*2

*12025年3月13日までの直近1ヶ月の平均スプレッドであり、単位は全てpipsです。

*1カッコ内は、「スプレッド + 1ロットあたりの往復手数料」です。

上記の表から次のことが分かります。

  • ECN口座のスプレッドのほうが狭い
  • ECN口座であっても、平均スプレッドが0になることはない
  • ECN口座とSTP口座のスプレッドの差は業者によって異なる

実際の取引では、取引手数料を加えて損益を計算する必要があります。そのため、口座を比較する際は、トータルの取引コスト(実質スプレッド)を確認することが重要です。

knowledge
市場参加者とスプレッドの関係

市場参加者が多ければ。多くの売り・買い注文が出されます。狭い価格差で約定するようになり、スプレッドが狭くなります。

実質スプレッド

続いては、実質スプレッド(スプレッド + 取引手数料)での比較を行います。

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ドル円の実質スプレッドを比較*1
海外FX業者 ECN口座*2 STP口座
Titan FX 1.5(0.8 + 0.7) 1.5
FXGT 1.4(0.8 + 0.6) 2.2
XMTrading 1.9(0.9 + 1.0) 2.5
FXON(スタンダード口座) - 2.0
FXON(エリート口座) - 1.2(0.6 + 0.6)*2
海外FX業者 ECN口座*2 STP口座
Titan FX 1.5(0.8 + 0.7) 1.5
FXGT 1.4(0.8 + 0.6) 2.2
XMTrading 1.9(0.9 + 1.0) 2.5
FXON(スタンダード口座) - 2.0
FXON(エリート口座) - 1.2(0.6 + 0.6)*2

*12025年3月13日までの直近1ヶ月の平均スプレッドであり、単位は全てpipsです。

*2カッコ内は、「スプレッド + 1ロットあたりの往復手数料」です。

icon_tryangle_black
ユーロドルの実質スプレッドを比較*1
海外FX業者 ECN口座*2 STP口座
Titan FX 1.0(0.3 + 0.7) 1.2
FXGT 1.0(0.4 + 0.6) 1.8
XMTrading 1.3(0.3 + 1.0) 2.0
FXON(スタンダード口座) - 1.2
FXON(エリート口座) - 0.8(0.2 + 0.6)*2
海外FX業者 ECN口座*2 STP口座
Titan FX 1.0(0.3 + 0.7) 1.2
FXGT 1.0(0.4 + 0.6) 1.8
XMTrading 1.3(0.3 + 1.0) 2.0
FXON(スタンダード口座) - 1.2
FXON(エリート口座) - 0.8(0.2 + 0.6)*2

*12025年3月13日までの直近1ヶ月の平均スプレッドであり、単位は全てpipsです。

*2カッコ内は、「スプレッド + 1ロットあたりの往復手数料」です。

実質スプレッドについてはECN口座のほうが低くなっています。したがって、ECN口座を使うほうが実質スプレッドを抑えやすいと考えられます。

notice
スプレッド調整や円安の影響

海外FX業者は定期的にスプレッド調整をしています。スプレッド調整によって、ECN口座の実質スプレッドがSTP口座よりも高くなる可能性もあるため、定期的に実質スプレッドを比較しましょう。また、取引手数料がドル建ての場合、円安が進むと日本円に換算した際のコストが高くなる点にも留意して下さい。

最大レバレッジ

海外FX業者によっては、ECN口座のレバレッジがSTP口座よりも低い場合があります。

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最大レバレッジを比較
海外FX業者 ECN口座 STP口座
Titan FX 500倍 500倍
FXGT 1,000倍 1,000倍
Tradeview 200倍 500倍
FXON - 1,000倍
海外FX業者 ECN口座 STP口座
Titan FX 500倍 500倍
FXGT 1,000倍 1,000倍
Tradeview 200倍 500倍
FXON - 1,000倍

Tradeviewの最大レバレッジに注目して下さい。ECN口座の最大レバレッジは、STP口座と比べて半分未満となっています。

最低入金額

海外FXのECN口座では、トレードに必要な最低入金額が高めに設定されていることがあります。

icon_tryangle_black
最低入金額を比較
海外FX業者 ECN口座 STP口座
Titan FX 200ドル相当額 200ドル相当額
FXGT 5ドル相当額 5ドル相当額
Tradeview 1,000ドル相当額 100ドル相当額
FXON - 5,000円
海外FX業者 ECN口座 STP口座
Titan FX 200ドル相当額 200ドル相当額
FXGT 5ドル相当額 5ドル相当額
Tradeview 1,000ドル相当額 100ドル相当額
FXON - 5,000円

海外FXを少額から始めたい人や海外口座への送金に不安がある人は、最低入金額が低い業者を選ぶか、まずはSTP口座を使ってみるのが良いでしょう。

ECN口座のメリット

海外FXのECN口座のメリットを5つに絞って紹介します。

約定拒否とリクオートが少ない

約定拒否とは、トレーダーが発注したレートでの約定が、FX業者に拒否されることです。リクオートとは、FX業者に約定を拒まれ、別のレートを提示されることであり、約定拒否の一種です。

ECN口座では、この約定拒否とリクオートがほとんど発生しません。豊富な流動性の下で取引できるためです。流動性さえ確保されていれば大口取引も可能となり、1回あたり1,000ロット(1億通貨)の注文を受け入れる海外FX業者もあります。

約定スピードが速い

ECN口座を使う2つ目のメリットは、約定スピードが速いことです。ECN口座ではトレーダーの注文はFX業者に介入されず、ECN内で他の注文と直接マッチングされます。

STP方式の場合、FX業者のシステムが仲介するために僅かなタイムラグが発生します。一方のECN方式では、トレーダー自身がECNの参加者であるため、そのネットワーク内で注文から約定までを完結させられます。そのため、STP方式よりもタイムラグが少ないのです。

実質スプレッドを抑えられる

実質スプレッド(スプレッド + 取引手数料)が抑えられることも、ECN口座を使うメリットです。ECN口座では取引手数料がかかりますが、スプレッドが狭いため、実質スプレッドは一般的にSTP口座より安くなります。

数日間ポジションを保有し続けるなら、スワップポイントも見過ごせないコストとなります。しかし、スキャルピングやデイトレなどの短期取引では、スワップポイントは無視できる場合が多いため、短期売買をするならECN口座が有利だといえます。

実際のトレードで支払う取引コストについては、後ほど説明します。

スキャルピングが禁止されていない

海外FXのECN口座では通常、スキャルピングが禁止されていません。

ECN方式では、あらかじめ設定された手数料がFX業者の収益となります。そのため、スキャルピングによるECN口座での取引回数・数量の増加は、FX業者にもメリットがあるのです。

海外FXでスキャルピングにおすすめの口座とは?選び方を徹底解説!

板情報を確認できる

一部の海外FX業者は、ECN内のレートを反映した板情報を提供しています。板情報とは、どの価格にどの程度の売買注文が入っているのかを表すものです。ECN口座の板情報は、プライスアクションと同じく遅延がないため、スキャルピングを中心に活用されています。

ECN口座の板情報のイメージ ECN口座の板情報のイメージ

例えば、上記画像のような板情報があったとき、各行は特定の価格レベルでの注文状況を表しています。各列の内容は以下の通りです。

  • 「Volume」は注文量
  • 「Price」は価格
  • 「Trade」は取引情報

薄いピンクの価格は売り注文、薄いブルーの価格帯は買い注文の状況を示しています。

例えば、138380の価格では92単位の売り注文があり、売り板が厚いと分かります。厚い売り板のある価格帯をブレイクすると、上昇する可能性があることが予測可能です。

ECN口座のデメリット

メリットの多い海外FXのECN口座ですが、いくつかのデメリットがあります。ここでは、以下3つのデメリットを確認しましょう。

ロスカット水準が高い

ロスカット水準とは、強制決済が執行される証拠金維持率のことです。全ての証拠金を失う前に、取引を中止させる目的で設定されています。海外FXでは、20%前後に設定されているケースが多いです。

一部の海外FX業者は以下のように、ECN口座のロスカット水準を高く設定しています。

icon_tryangle_black
ロスカット水準を比較
海外FX業者 ECN口座 STP口座
Titan FX 20% 20%
FXGT 40% 20%
Tradeview 100% 100%
FXON - 20%
海外FX業者 ECN口座 STP口座
Titan FX 20% 20%
FXGT 40% 20%
Tradeview 100% 100%
FXON - 20%

ハイレバレッジでトレードする人は、STP口座からECN口座へ切り替えた際に、うっかりロスカットが執行されないように注意しましょう。

最低入金額が高い

先述の通りECN口座は、最低入金額が高めに設定されていることがあります。

海外FX業者の中には、ECN口座を利用するため、1,000ドル相当額の入金が必要な場合があります。海外FXが初めての方は、海外口座へ送金することに抵抗を感じることもあるでしょう。

そのような場合、STP口座であれば数ドルの入金から始められる業者も多いため、STP口座で慣れてからECN口座へ移行することを検討しても良いでしょう。

FXONの口座は、最低入金額、ロスカット水準ともに低い設定でご利用頂けます。初回最低入金額は100ドル相当額で、ロスカット水準も20%とご利用しやすい環境です。また、FXONでは、最先端のテクノロジーを駆使した堅牢な取引インフラも構築しています。平均約定率99.91%、約定スピード0.020秒という優れたパフォーマンスを実現。あらゆる相場状況においても安定した取引が行えるよう、継続的なシステム強化と最適化も実施しています。

高水準の約定力と信頼性の高いインフラで、ストレスのないトレードをサポートいたします。

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ボーナスを受け取れない

ボーナス付与に積極的な業者であっても、ECN口座をボーナス対象外としているケースは多いです。したがってECN口座を使うなら、トレードの資金は自分で用意しなければいけません。

一方のSTP口座は、口座開設ボーナスや入金ボーナスの対象になっているケースが多いです。そのため、海外FX業者からボーナスを受け取りたいなら、まずはSTP口座を利用すると良いでしょう。

注意点として、STP口座で受け取ったボーナスをECN口座に移すことはできません。また、ボーナスを受け取った口座から自己資金を出金・移動した場合、ボーナスも消滅するので気を付けて下さい。

point
ハイリスク手法との相性はいまいち

ECN口座では最大レバレッジが低めで、ボーナスを獲得できない傾向があります。また、ロスカット水準が高めでもあるため、大きな含み損を抱える覚悟で行う、ハイリスク・ハイリターンな手法との相性はあまり良くないといえます。

海外FXのECN口座の選び方

同じECN口座であっても、提供する海外FX業者によって取引条件が異なります。ECN口座を比較する際は、以下のポイントをチェックしましょう。

実質スプレッド

収益を高めるには、実質スプレッド(スプレッド + 取引手数料)が安いECN口座を選ぶ必要があります。一例として、ドル円を150円で1ロット(10万通貨)購入するときの取引コストを比較します。

icon_tryangle_black
ドル円の実質スプレッド*1
海外FX業者 ECN口座*2
Titan FX
1,800円
(0.5pips + 往復7ドル)
FXGT
1,650円
(0.5pips + 往復6ドル)
XMTrading
2,550円
(0.7pips + 往復10ドル)
FXON(エリート口座)*3
1,650円
(0.5pips + 往復6ドル)
海外FX業者 ECN口座*2
Titan FX
1,800円
(0.5pips + 往復7ドル)
FXGT
1,650円
(0.5pips + 往復6ドル)
XMTrading
2,550円
(0.7pips + 往復10ドル)
FXON(エリート口座)*3
1,650円
(0.5pips + 往復6ドル)

*12025年3月17日までの直近1ヶ月の平均スプレッドを用いています。

*2カッコ内は、「スプレッド + 1ロットあたりの往復分手数料」です。なお、スプレッドコストは1ドル=150円で換算しています。

*2FXON(エリート口座)はECN口座ではありません。

利用するFX業者によって、必要なコストが変わることが分かります。実質スプレッドは銘柄によっても異なるので、よく取引する銘柄ごとに実質スプレッドを比較しておくと良いでしょう。

海外FXのpipsとは?1pipあたりの損益計算の方法をシミュレーションを通して解説

EA(自動売買)の利用制限

海外FX業者のECN口座では、サーバーに高負荷を与える高頻度取引(HFT)を除いて、EAの利用が許可されている場合が多いです。ただし、FX業者によって細かなルールに違いがあります。EAを使用する場合は、制限がないかを利用規約で確認しておきましょう。

規約に違反するかどうかが不明確な場合は、サポートデスクに確認しておくことをおすすめします。

ストップレベル

ストップレベルが狭いECN口座を選ぶと、予約注文(指値・逆指値)における制限が軽くなり、スキャルピングしやすくなります。また、スキャルピングEAがロジック通りに機能しなくなるトラブルを避けやすくなるでしょう。

knowledge
ストップレベルとは?

ストップレベルとは、指値や逆指値で注文する際、現在値から空けなければならない値幅のことです。

ストップレベルが広い場合、損切りを設定したい水準によっては、成行注文でトレードしなければならない可能性もあります。したがって、指値と逆指値注文を使用する取引手法でトレードしている場合は、ストップレベルが狭いECN口座を選ぶほうが良いでしょう。

最低入金額とボーナスの有無

ECN口座を利用するには、ある程度の証拠金を自己資金で用意しなければいけません。最低入金額が比較的高く、ボーナスの対象外になっているケースが多いためです。

口座を開設する前に、ボーナスが付与されるSTP口座と比較して、ECN口座を利用するメリットのほうが大きいかを検討すると良いでしょう。少額でFXの取引を始める場合は、STP口座でボーナスを活用しながら利益を増やした後に、ECN口座に移行するのも1つの方法です。

最大レバレッジとロスカット水準

ECN口座では、最大レバレッジは低めに、ロスカット水準は高めに設定されている場合があります。そのような環境では、ロスカットの可能性が高まるため注意が必要です。

ロスカットやレバレッジの制限は、トレーダーの資本を守るための仕組みではありますが、収益を得る機会を制限する可能性があります。

cTraderを利用できるか

一部の海外FX業者は、MT4/MT5だけではなくcTraderにも対応しています。cTraderはECN方式に特化した取引ツールです。シンプルな操作画面を採用しているため、直感的に操作できます。

短期取引のパフォーマンスを高める機能が備わっている点もcTraderの特徴です。ワンクリックで増し玉・ドテン・部分決済などができるので、スキャルピングなどの迅速な判断が求められるトレードスタイルと相性が良いと考えられます。

cTraderを使うメリットは?MT4/MT5との違いを徹底比較!

海外FXのECNの注意点

海外FXのECN口座の注意点は以下の通りです。

スリッページは一部発生する

約定スピードが速いECN方式ですが、スリッページが全く発生しないわけではありません。特に日本時間の早朝など、取引量が少ない時間帯には発生しやすくなります。

また、大口注文がスリッページを発生させる原因になることもあります。1度に注文するロット数が多いなら、欧州時間やニューヨーク時間など、流動性が高い時間帯にトレードしたほうが良いでしょう。

海外FXで取引可能な時間は?おすすめの時間帯や夏冬時間なども解説

高頻度取引(HFT)は控える

スキャルピングが禁止されていなくても、高頻度取引(HFT)は控えましょう。HFTは、サーバーの動作に支障をきたす可能性があります。そのため多くの海外FX業者は、個人トレーダーによるHFTを禁止しています。

knowledge
高頻度取引(HFT)とは?

高性能コンピューターにより、1,000分の1秒単位以下の速度で大量に売買される取引のことです。HFTはHigh Frequency Tradingの略語です。

取引手数料の二重計上は避ける

海外FX業者の取引手数料は経費として計上できますが、二重計上に注意しなければなりません。

ECN口座における取引手数料は、スプレッドコストと合わせてトレードの利益から自動で差し引かれるケースがあります。そうした場合、確定申告の際に経費として計上できません。

取引手数料を二重計上した場合、虚偽申告とみなされ、修正報告が必要になります。税務調査で発覚した場合には、ペナルティの対象になるので注意して下さい。

海外FXで経費計上できる費用を紹介!上手な確定申告で税金を抑えるポイントとは?

ECN口座は短期売買をする人に有利

海外FXのECN口座では、豊富な流動性の下、有利なレートでトレードをしやすくなっています。外付けの取引手数料を考慮しても、STP口座よりも実質スプレッドを抑えやすく、特に短期売買をする人にとって魅力的な口座だといえるでしょう。

一方で、ボーナスの対象外になっていたり、最大レバレッジが低かったり、ロスカット水準が高かったりと、注意すべきポイントもあります。取引スタイルなどによってはSTP口座のほうが有利になることもあるため、スタイルに合わせて利用するかどうかを決めることが重要です。

FXONではSTP口座を2つご用意しているため、取引スタイルに応じて使い分けが可能です。両口座とも最大1,000倍のレバレッジをご利用頂けるため、少ない資金でも大きな数量でのお取引が可能です。これにより、資金効率を最大限に高めながら、柔軟かつ多彩なトレード戦略を実現いただけます。また、万が一の相場変動による急激な損失にも備え、FXONではゼロカットシステムを導入。お客様の口座残高がマイナスとなった場合でも、追加のご入金は不要で、損失は入金額の範囲内に限定されます。

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