海外FXの1万円チャレンジとは?特徴やコツを紹介

海外FXの1万円チャレンジとは?特徴やコツを紹介

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FXにおける1万円チャレンジとは、1万円の資金で取引し、いくらまで証拠金を増やせるかの挑戦を主に指します。1万円から10万円や100万円を目標に行われるケースが多いです。

1万円という少額の資金から、一獲千金を夢見て多くのトレーダーが挑戦しています。

この記事では、1万円から10万円や100万円にすることが可能なのかや、1万円チャレンジのメリット・デメリット、おすすめのトレード手法などを紹介していきます。

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FXでは本当に1万円から稼げる?

1万円チャレンジで一攫千金を実現することは、そもそも可能なのでしょうか。また、可能な場合はどれくらいの期間がかかり、どのように資産が増えていくのでしょうか。

この点を考えるために、以下の2つのケースについてシミュレーションしていきます。

高いレバレッジにより短期間で資金を増やす

まずは、短期間で1万円を100万円まで増やす方法について見ていきます。具体的には、400倍のレバレッジをかけ、可能な限りのポジションを保有するという運用を考えてみましょう。

毎日利益を20pipsずつ上げて、利益を翌日のトレード資金に加えるとすると、口座残高は以下のように増えていきます。

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レバレッジ400倍で運用した場合
経過日数 口座残高
1日 14,000円
2日 20,000円
3日 30,000円
4日 46,000円
5日 70,000円
6日 108,000円
7日 168,000円
8日 260,000円
9日 404,000円
10日 628,000円
11日 978,000円
12日 1,478,000円
経過日数 口座残高
1日 14,000円
2日 20,000円
3日 30,000円
4日 46,000円
5日 70,000円
6日 108,000円
7日 168,000円
8日 260,000円
9日 404,000円
10日 628,000円
11日 978,000円
12日 1,478,000円

12日間で100万円に到達するという結果になりました。高いレバレッジを使って大きな数量で取引をすれば、たった数週間で資金が100倍になる可能性もあると分かります。

ただし、この方法で12日間連続で1日あたり20pips勝ち越すことは簡単ではありません。まず、12日間連続で勝ち越すこと自体が難しいです。また、大きなポジションを保有した状態では強制ロスカットに遭いやすく、耐えられる含み損が少額になります。

さらに、途中でどれだけ口座資金が増えていても、1度の強制ロスカットで資金の大半が失われるというプレッシャーがかかってきます。例えば、11日目は62万8,000円の資金で11.2ロットのトレードをすることになり、ここで強制ロスカットしてしまうと、資金は約8万円まで減少します。

point
難易度が高いことを把握しておこう

基本的に1万円チャレンジは、短期間で資金を増やそうという試みであり、成功させるにはトレード技術だけでなく運も必要となります。夢のある挑戦であり、どれだけ負けても損失は1万円ですが、難易度が高いことを承知の上で行うことになります。

長い期間をかけて資金を増やしていく

1万円を100万円まで増やすことは、長い期間をかけて運用していくことでも実現可能です。短期的に大きな利益を狙うのが合わないと感じるなら、こちらの方法を検討すると良いでしょう。

長期的に運用する例として、毎月月利5%の利益を上げ、利益を来月のトレード資金に加えるという方法を考えてみましょう。この場合、以下のように口座残高が増えていきます。

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1万円を月利5%で運用した場合
経過日数 口座残高
1年 17,952円
2年 32,230円
3年 57,872円
4年 103,922円
5年 186,621円
6年 335,135円
7年 601,846円
8年 1,080,820円
経過日数 口座残高
1年 17,952円
2年 32,230円
3年 57,872円
4年 103,922円
5年 186,621円
6年 335,135円
7年 601,846円
8年 1,080,820円

約8年で100万円になります。400倍のレバレッジを目いっぱい活用した想定と比較すると時間がかかりますが、実現可能性は高くなるはずです。

なお、FX業者のルールの範囲内であれば、どのようなトレードを行うかはトレーダーの自由で、どちらの方法が良い悪いという話ではありません。自分が達成したいことを明確にして、自分に合った方法でトレードしましょう。

1万円チャレンジをするなら海外FXがおすすめ

FX業者は、海外FX業者と国内FX業者に大別できますが、1万円チャレンジを行うならば海外FX業者を利用したほうが良いでしょう。理由としては、以下の2つが挙げられます。

高いレバレッジで取引できる

海外FXでは、数百倍もの高いレバレッジを利用できます。これにより、1万円という小資金でも大きなロットで取引することができます。

レバレッジの高さによって保有できるロット数はどれくらい変わるのでしょうか。口座残高を1万円としたときに保有可能なロット数を、レバレッジごとに比較してみましょう。

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レバレッジ別の保有可能ロット数
最大レバレッジ 保有可能ロット*1
25倍 0.01ロット
100倍 0.1ロット
400倍 0.26ロット
最大レバレッジ 保有可能ロット*1
25倍 0.01ロット
100倍 0.1ロット
400倍 0.26ロット

*11ドルを150円として、ドル円をトレードした場合で計算しています。

最大レバレッジ400倍であれば、1万円で0.26ロットものポジションが保有できるのに対し、国内FX相当の25倍のレバレッジでは、0.01ロットしか保有できません。これでは短期間で10万円や100万円を実現するのは難しくなるでしょう。

このことから、1万円チャレンジで一獲千金を狙うのであれば、海外FXの高いレバレッジは必須といっても過言ではありません。

knowledge
なぜ国内FXではレバレッジが25倍?

日本の法律で定められているため、どの国内FX業者でもレバレッジは最大で25倍です。一方の海外FX業者は日本の法律による制限を受けないため、数百倍といったレバレッジも提供できます。

海外FXのレバレッジ取引は危険性が高い?仕組みやリスクの抑え方を解説

ゼロカットシステムが採用されている

ハイレバレッジで1万円チャレンジを行う場合は、ゼロカットシステムは欠かせないでしょう。

ゼロカットシステムとは、万が一口座残高を超える損失が発生した場合でも、FX業者がマイナス分を負担してくれる仕組みです。ほとんどの海外FX業者では、このゼロカットのシステムが採用されているため、基本的に入金額以上の損失は発生しません。

ゼロカットシステムが採用されている

一方で国内FX業者では、顧客の損失を補填することが日本の法律で禁じられていることから、ゼロカットシステムが採用されていません。そのため、国内FX業者を使っていると、入金額以上の損失が発生するリスクがあります。

1万円チャレンジを行う際は、高いレバレッジを使って大きな数量を保有するケースが多くなると思われます。このときに急激な値動きがあると、残高がマイナスになる危険が高まるので、1万円チャレンジをする際はゼロカットシステムを採用した海外FX業者を選択したほうが良いでしょう。

ボーナスを利用できることがある

利用する海外FX業者によっては、口座開設や入金の際に業者からボーナスと呼ばれるトレード用の資金をもらうことができます。ボーナスにはさまざまな種類がありますが、特に入金額に応じて付与される入金ボーナスは1万円チャレンジに活用しやすいでしょう。

入金ボーナスとは、入金した金額に応じて一定の割合で付与されるボーナスです。例えば、100%入金ボーナスが提供されている場合に1万円を入金すると、入金分の1万円に加え、1万円分のボーナスが付与されます。この結果、取引に使える資金は2万円になります。

ボーナスを利用した場合の証拠金の差

このように、入金ボーナスを利用すれば大きいロットで取引したり、損切幅を広げたりすることが可能になるため、1万円チャレンジとの相性は良いでしょう。

ただし、ボーナスを使ったトレードをする場合は、「規約違反にならないか」ということを普段以上に意識する必要があります。ボーナスを提供する業者の多くは、ボーナスを用いた口座間や業者間の両建てなどを「ボーナスの悪用」と定めており、悪用したと見なしたトレーダーに対しては利益分の出金停止などのペナルティを科しています。

何を「悪用」と見なすかは業者によって異なっているので、ボーナスを有効活用するためには、規約を業者ごとに確認しておくことが重要になります。

1万円チャレンジのメリット

1万円チャレンジのメリットとして、以下の3つが挙げられます。

生活費や貯蓄に負担をかけにくい

1万円チャレンジに必要な資金は1万円です。そのため、生活費や貯蓄に負担をかけにくく趣味の範囲に収めやすいというメリットがあります。

FX取引に興味があるけれど、大きな資金を用意するのが難しいという人にとっては、1万円チャレンジは挑戦しやすいでしょう。FXの面白さを体感する機会になるかもしれません。

損失を1万円に抑えられる

海外FXを利用した場合は、基本的にゼロカットシステムのおかげで入金額以上の損失が発生しません。例えば、残高が1万円から10万まで増えて、最終的に強制ロスカットになったとしても、損失は実質1万円だけです。

1万円チャレンジであれば、どんな大失敗をしても最終的な損失は1万円に抑えられるので、安心感があるでしょう。

小資金から膨大な利益を狙える

1万円チャレンジにおいて最も大きなメリットが、1万円という少ないリスクで膨大な利益を狙えるという点です。もちろん簡単ではありませんが、短期間で数百万円といった大金を手にすることも不可能ではありません。

point
1万円チャレンジがおすすめな人

1万円チャレンジでは、1万円という小資金でFXの魅力を体験できるだけでなく、1万円という限定されたリスクの中で大きな利益を狙える可能性もあります。生活費や貯蓄に影響を与えずに、FXの世界に挑戦してみたい人におすすめです。

1万円チャレンジのデメリット

1万円チャレンジには以下のようなデメリットがあります。

難易度が高い

1万円を短期間で大きく増やすには、高いレバレッジをかけて大きいロットで取引する必要があります。これには、精度の高いエントリーが必要となり、高いトレード技術が必要になるでしょう。

さらに、1万円チャレンジは、技術面だけでなく精神面でも難易度が高いといえます。例えば、1日あたり20pips取るという目標を立てた場合、トレードチャンスがない日でも、稼ぎたい一心で無理に取引を行い、無駄な損失を出してしまうことがあるでしょう。

また、資金が大きく増えてくると、含み損益の変動が大きくなります。含み損の金額が普段のトレードに比べて大きくなると、感情的になり適切な損切りができず、最終的に大きな痛手を負うということも考えられます。

このように、1万円チャレンジは技術的にも精神的にも難しい挑戦であることを理解しておきましょう。

1度の負けで資金を大きく失いやすい

一般的な取引と比較して、1万円チャレンジでは口座資金に対して大きめのリスクを取って取引することになります。そのため、一度の損失で多くの資金を失いやすくなります。

リスクにさらされる資金量や資金の増え方は、以下のようなイメージとなります。

リスクにさらされる資金量や資金の増え方

1万円チャレンジの特徴を把握するために、より具体的に考えてみましょう。

ここでは一般的なトレードの例として、損失を口座残高の2%に抑えるトレードを取り上げます。1万円チャレンジの例としては、損失を口座残高の50%までに抑えるトレードを取り上げます。

1万円を原資として、「損切り幅20pips」「利確の幅30pips」というルールのトレードをした場合、一般的なトレードと1万円チャレンジでは、以下のように結果が大きく異なります。

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トレード方法別の損失と利益*1
項目 一般的なトレード 1万円チャレンジ
損失 200円 5,000円
利益 300円 7,500円
項目 一般的なトレード 1万円チャレンジ
損失 200円 5,000円
利益 300円 7,500円

*1ドル円のトレードを想定しています。

損失を2%に抑える一般的なトレードでは、1万円の資金で1,000通貨のポジションを取ります。この場合、損切は200円、利確は300円です。この取引はリスクは低いですが、短期間で1万円を数倍や数十倍にするのは難しいでしょう。

一方、1万円チャレンジという名の通り、チャレンジ精神でトレードするなら、損失を50%まで許容するという選択肢も取れます。この場合、1万円の資金で25,000通貨のポジションを取ることができます。1回のトレードで資金の半分を失う可能性があるものの、証拠金の75%分もの利益を狙えます。

1万円に対して取れるリスクは、人によってさまざまなはずです。半分を失うのは避けたいという場合は、もっとリスクを下げたほうが良いでしょう。

リスクを取る場合、心理的な準備が必要

半分を失っても良いと思えるならば、リスクを取ってトレードすること自体に問題はありません。ただし、ハイリスクハイリターンのトレードをする場合は、心理的な準備が必要です。

忘れてはいけないのは、ハイリスクなトレードをする場合、途中まで増やしてきた資金の大半を一気に失う可能性があるという点です。例えば、1万円チャレンジが途中まで成功し、数十万円にまで資金が増えた後に、資金の大半を一瞬で失ってしまう可能性もあります。

このようなことがあれば、誰でもショックを受けるでしょう。その結果、冷静さを失って感情的にトレードするようになり、今後のトレードに支障をきたす恐れがあります。

そのため、1万円チャレンジをする場合は、もともとは1万円だったということを忘れずに、その後のトレードに臨むことが大切です。

気づけば大金を失っていたということも

1万円チャレンジでは、基本的に1回の入金額を1万円にすることが前提となります。これにより損失を抑えやすくなっています。

しかし、損切りが続いたり強制ロスカットを受けたりする中で、感情的になり、何度も追加入金してしまう可能性があります。追加入金を繰り返した結果、気が付いたら想定以上の損失を被ることになるかもしれません。

1万円チャレンジを行う際は、3回失敗したらやめるなどのルールを決めておいたほうが良いでしょう。

1万円チャレンジにおける資金管理

FXの取引では、損失を資金の1〜5%以内に抑えることが推奨されることが多いです。しかし1万円チャレンジでは、資金の10%や20%まで許容することもあれば、資金の50%や強制ロスカットまで許容することもあります。

許容損失額はその人の状況によって変わります。例えば、月に1回しか1万円を入金できない人と、1万円を10回入金できる人では許容損失は異なるでしょう。

1万円を10回入金できる人は、1トレードあたり50%やそれ以上の損失を許容できるかもしれません。しかし、1万円を1回しか入金できない人は、1トレードあたり最大損失は10%までに抑えるなどの調節が必要でしょう。

自分が1万円チャレンジに使える全体の金額をもとに、許容損失額を決定することが重要です。

ドル円・クロス円の取引でのロット計算

許容損失額が分かったら、それを基にロット数を計算してみましょう。場当たり的にロットを決めていては1万円を有効に使えないので、ロット計算は必須といえます。

ここではまず、ドル円・クロス円をトレードするときの計算方法を紹介します。

計算式は以下の通りです。難しそうだと感じる人もいるかもしれませんが、具体例を使いながらなるべく平易に説明していきます。

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ロット数を求める式
許容損失額 ÷ 損切り幅(pips)÷ 1,000円*1 = ロット数

*11,000円という値は、1ロット分を取引したときの1pipsあたりの損益です。

この計算式の意味を確認する前に、実際に計算をしてみましょう。例として、1トレードの許容損失額を1万円の20%である2,000円とします。許容損失額に2,000円を当てはめると、計算式は以下のようになります。

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ロット数を求める式
2,000円 ÷ 損切り幅(pips)÷ 1,000円 = ロット数

あとは「損切り幅(pips)」さえ分かれば、ロット数を算出できます。損切り幅には、そのトレードでの損切りまでの値幅をpips単位で入れて下さい。損切りまでの値幅が20pipsのトレードの場合、以下の計算式となり、0.1ロットが条件に合うロットだと分かります。

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ロット数を求める式
2,000円 ÷ 20pips ÷ 1.000円 = 0.1ロット

参考として、上記の計算式がなぜ成り立つのかについても触れます。

まず、「2000円 ÷ 20pips」という部分では、20pips動いたときの損益を2,000円にするにはどうしたら良いかを計算しています。この計算によって、1pips動いたときに100円の損益が出るようにすれば良いと分かります。

1pipsあたり100円の損益を求めた後は、「100円 ÷ 1,000円」という計算をしています。この部分で計算しているのは、1pipsあたりの損益を100円にするためには何ロットで注文したら良いかです。

この部分では以下の2つの関係式を使うことで、条件に合うロットを求めています。

  • xロットでの取引 = 1pipsあたり100円
  • 1ロットでの取引 = 1pipsあたり1,000円

「100円 ÷ 1,000円」という割り算の結果がxであり、条件に合うロット数となります。

ドルストレートの取引でのロット計算

ドルストレート通貨ペアを取引するときのロット計算方法を紹介します。基本的な考え方はドル円・クロス円の計算とまったく同じですが、計算式は以下の通り少しだけ違っています。

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ロット数を求める式
許容損失額 ÷ 損切り幅(pips)÷ 10ドル *1 = ロット数

*110ドルという値は、1ロット分を取引したときの1pipsあたりの損益です。

ここでも、1トレードの許容損失額を2,000円として考えていきましょう。許容損失額に2,000円を当てはめると、計算式は以下のようになります。

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ロット数を求める式
2,000円 ÷ 損切り幅(pips)÷ 10ドル = ロット数

上記の計算式で問題となるのは、通貨の単位が揃っていないことです。許容損失額は日本円(JPY)で記載されていますが、1ロットを取引するときの1pipsの損益はドルで記載されています。

そこで、日本円に統一しておきましょう。ドル円レートが「1ドル = 140円」ならば、以下のように書き換えることができます。

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ロット数を求める式
2,000円 ÷ 損切り幅(pips)÷ 1,400円 = ロット数

あとは、損切りまでの値幅が分かれば算出可能です。20pipsのトレードを行うとした場合、以下のように計算を進めることができ、条件に合うロットが0.071だと分かります。

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ロット数を求める式
2,000円 ÷ 20pips ÷ 1,400ドル ≒ 0.071
notice
レバレッジ制限に注意

利用するFX業者によっては、取引数量が増えていくと最大レバレッジが段階的に引き下げられることがあります。レバレッジ制限が適用されると、証拠金維持率が下がり強制ロスカットしやすくなるため注意しましょう。

海外FXのレバレッジ制限とは?制限の理由とタイミングを解説

1万円チャレンジの手法例:MAを使ったスキャルピング

スキャルピングでは、損切りまでの値幅が小さくなるため、大きいポジションを保有しやすくなります。この点でスキャルピングは、ハイレバレッジを効かせることが前提の1万円チャレンジと相性が良いでしょう。

ここではMA(移動平均性)を使ったスキャルピング手法について、以下の順に説明していきます。

なお、本記事ではこれ以外の手法も紹介していきます。

手法の概要

この手法では、1時間足のトレンドに反する5分足のトレンドを見つけて、逆張りします。例えば、1時間足が上昇しているときは、5分足が下降しているところを狙います。つまり、長期トレンドには沿い、短期トレンドには逆らうトレードとなります。

トレードを始める前の準備として、5分チャートに120SMAと600SMAを表示させます。どちらの移動平均線でも終値を基準とします。

knowledge
SMAとは?

SMA(単純移動平均線)とは、一定期間の平均価格を算出し、それを結んでグラフ化したものです。期間が120で適用価格が終値なら、ローソク足120本分の終値の平均を結んだラインになります。相場の流れやトレンドの方向性を分析するために使われます。

5分足における120SMAは1時間足の10SMA相当となり、5分足における600SMAは1時間足の50SMAにあたります。

この2本のSMAを表示することで、5分足を監視するだけで1時間足のトレンドを把握できます。これにより、スキャルピングにおいて素早い判断を行いやすくしています。

ハイレバスキャルピング概要 ハイレバスキャルピング概要

エントリーのポイント

この手法のエントリーについて解説します。

この手法では、2本の移動平均線を使用して1時間足のトレンド判断を行います。5分足で120SMAが600SMAより上にあり、さらに120SMAが下向きでないときを上昇トレンドと見なします。

例えば下の図では、120SMAが600SMAより上にあり、なおかつ120SMAが下向きにならずに推移しているため、1時間足は上昇トレンドであると判断できます。

1時間足のトレンド確認 1時間足のトレンド確認

1時間足のトレンドを見つけたら、それと逆行する5分足レベルの値動きを探して下さい。逆行する値動きが見つかったなら、以下のようにトレンドラインを引きます。

トレンドライン描画 トレンドライン描画

このトレンドラインをブレイクしたタイミングでエントリーします。

ハイレバスキャルピングのエントリーポイント ハイレバスキャルピングのエントリーポイント

決済のポイント

利確のターゲットは、ロングエントリーの場合は直近高値、ショートエントリーの場合は直近安値とします。損切り位置はロングエントリーの場合は直近安値を下抜けたとき、ショートエントリーの場合は直近高値を上抜けたときです。

ロングでエントリーした場合の利確と損切りの位置は、下図のようになります。

ハイレバスキャルピングの利確タイミング ハイレバスキャルピングの利確タイミング

なお、上記の画像は拡大してみると次のようになります。

ハイレバスキャルピングの利確タイミング ハイレバスキャルピングの利確タイミング

一方、ショートでエントリーした場合の利確と損切りの位置は、下図のようになります。

ハイレバスキャルピングの損切りタイミング ハイレバスキャルピングの損切りタイミング

上手くトレードするコツ

この手法で上手にトレードするコツとして、リスクリワード比率を意識したエントリーをすることが挙げられます。

knowledge
リスクリワード比率とは?

リスクリワード比率(RR比率)とは、1回の取引で狙う利益と損失の比率のことです。例えば、見込まれる利益が3万円で、損失が1万円の場合、リスクリワード比率は3です。この数値が高いほど、リスクに対して利益を大きく狙っていることになります。

リスクリワード比率が1未満の場合、すなわち、損切りのポイントよりも利確ポイントのほうが近い場合は、エントリーせずに見過ごすのがおすすめです。

以下は、リスクリワード比率が不利な状況の例です。

ハイレバスキャルピングのエントリーのコツ ハイレバスキャルピングのエントリーのコツ

このような状況でのエントリーを見送ると、チャンスは減ってしまいます。しかし、期待値の低いトレードを排除することになり、最終的な損益には良い影響を与えると考えられます。

1万円チャレンジの手法例:ゴールドでのトレンド順張り

ゴールド(XAU)は為替の通貨ペアと比較してボラティリティが大きいため、大きい利益を狙いやすい銘柄です。また、トレンドが発生すると長期間継続する傾向があるため、順張りトレードに向いています。

そんなゴールドでのトレンド順張り手法を説明していきます。

手法の概要

ここで紹介するのは、順張りで押し目買い・戻り売りを行う手法の1つです。大きな利幅を狙うトレードであるため、無理なレバレッジを効かせなくても十分な利益が期待できます。

この手法で使用する時間足は日足と1時間足です。基本的には1時間足を監視するトレードですが、利確のターゲットを決める際に日足を使用します。また、使用するインジケーターはボリンジャーバンド(期間設定20、±1σを使用)と80SMAです。

ボリンジャーバンドと80SMAを表示させたチャート ボリンジャーバンドと80SMAを表示させたチャート

エントリーのポイント

この手法では80SMAが上向きかつ、ローソク足が80SMAより上にあるときはロングを狙います。一方で80SMAが下向きかつ、ローソク足が80SMAより下にあるときはショートを狙います。

エントリーのタイミングには、ボリンジャーバンドの±1σを使います。ロングでエントリーするのは、-1σを一度下に抜けて、再度上抜けたときです。なお、ローソク足が確定するまで待ち、終値で上抜けしたのを確認してからエントリーします。

以下の図はその様子を示しています。

ゴールドのトレンド順張り、ロングエントリー ゴールドのトレンド順張り、ロングエントリー

ショートのエントリータイミングは、ロングのときとは逆になります。つまり、相場が1σを一度上に抜けした後に、再度下抜けしたときであり、以下の図のように示せます。

ゴールドのトレンド順張り、ショートエントリー ゴールドのトレンド順張り、ショートエントリー

決済のポイント

利確は日足レベルの水平線で行います。日足で意識されている水準に水平線を引いておき、その水平線に到達したところで利確します。

下図のように、何度も反発が見られるポイントに水平線を引きましょう。

ゴールド順張りの利確ライン ゴールド順張りの利確ライン

エントリーから利確までの様子は下図をご覧下さい。

ゴールドの順張りトレード、エントリーから利確まで ゴールドの順張りトレード、エントリーから利確まで

続いて、損切りについて説明します。損切りを行うタイミングは、ロングの場合は1時間足の直近安値を下抜けた時です。ショートの場合は直近高値を上抜けた時です。

ゴールドはボラティリティが大きいため、直近安値高値を抜けると大きく変動する可能性があります。想定以上の損失が出ないように、損切りの水準に達したら迷わず損切りするようにしましょう。

エントリーと利確、損切りのポイントは以下のように示すことができます。

ゴールドの順張りトレード、損切り ゴールドの順張りトレード、損切り
point
ロット数の設定に関するポイント

この手法では大きな利幅を狙えるため、取引数量を無理に高める必要はありません。リスクを取る場合でも、損切りになったときに口座資金の半分は残るようにしておくのがおすすめです。

この手法では1時間足が確定したときにエントリーするので、エントリー前は時間に余裕があります。その間に損切りまでの値幅を確認して、ロット数を設定しましょう。

上手くトレードするコツ

より手堅いトレードを行いたいという方は、エントリーした後、ボリンジャーバンドのセンターラインを超えたら、損切りラインを建値付近に移動させておきましょう。

ボリンジャーバンドのセンターラインは20SMAです。1度超えた20SMAを再度割り込んできた場合、それほどトレンドが強くない可能性があります。

損切り水準の移動 損切り水準の移動

また、米雇用統計やCPI、政策金利発表などの重要イベントが予定されている場合は、利確ターゲットに到達していなかったとしても、発表までに利確しておくほうが成績が安定します。

イベントの前後になると、ゴールドはFX通貨ペア以上に動くことが多いです。経済指標の結果によっては、以下の画像(1時間足)のように大きく乱高下する場合があるので注意しましょう。

経済指標発表時のゴールド 経済指標発表時のゴールド

1万円チャレンジの手法例:ピラミッディング

ピラミッディングとは、最初のエントリー後にレートが想定通りに動き、含み益が増えていくにつれて、ポジションを積み増していくという手法です。

ピラミッディングの簡単な説明図

ピラミッディングでは、保有するポジション量が通常のトレードよりも多くなるので、大きな利益を狙える可能性を高められます。したがって、少ない資金から大きい利益を狙う1万円チャレンジとは相性が良い方法でしょう。

以降では、次の順番でピラミッディング手法について説明していきます。

手法の概要

ピラミッディングにはいくつかの種類があります。

ポジションを追加していくごとにロット数を減らしていくスケールダウンピラミッディング、最初のエントリーと同じロットでポジションを積み上げるイコールポジションピラミッディング、ポジションを追加するごとにロットを増やしていく逆ピラミッディングなどがあります。

ピラミッディングの種類の簡易図

これから解説する手法は、スケールダウンピラミッディングとイコールポジションピラミッディングを組み合わせた積み上げ方をします。

エントリーのポイント

ポジションを積み増していくというピラミッディングの性質上、中長期のトレンドに乗る必要があります。今回の手法ではそのために、日足レベルの重要なラインを利用し、その水平線のブレイクを1時間足で狙います。

この手法ではまず最初に、日足レベルの押し安値や戻り高値など、重要な水準を見つけておきます。そこに水平線を引いておき、そのラインをブレイクした際にブレイク方向にエントリーします。

ピラミッディング手法のエントリー日足 ピラミッディング手法のエントリー日足

実際にエントリーをする際は、1時間足を用います。日足で引いた水平線を1時間足がブレイクしたら、ブレイクしたローソク足が確定したところでエントリーします。

ピラミッディング手法のエントリー1時間足 ピラミッディング手法のエントリー1時間足

2つ目以降のエントリーでも、ラインブレイクとブレイクした足の確定を条件にします。

つまり、1時間足で安値または高値のブレイクが確認でき、ラインをブレイクしたローソク足が確定したタイミングで追加エントリーします。

ピラミッディング手法のエントリー、2つ目以降のポジション ピラミッディング手法のエントリー、2つ目以降のポジション

1つ注意点を挙げておきます。

ショートエントリーの場合であれば、押し安値のラインを下方にブレイクする前に、高値の切り上げが見られないこともエントリー条件として下さい。

押し安値をブレイクする前に高値を切り上げていた場合、保ち合いを展開する可能性が高まります。方向感が出ない相場はピラミッディングにとって不向きになりやすいので、高値の切り上げがあればエントリーを見送りましょう。

ピラミッディング手法のエントリー ピラミッディング手法のエントリー

反対にロングの場合は、戻り高値のラインを上方にブレイクする前に、安値の切り下げがないことを確認してからエントリーすると良いでしょう。

ポジションの積み増し方

2つ目以降のポジションは、最初のロットの半分にします。例えば、最初のポジションが1ロットであれば、それ以降は0.5ロットのポジションを積み増していきます。

ピラミッディング、ロット数の説明図 ピラミッディング、ロット数の説明図

決済のポイント

利確は1時間足レベルのトレンドが終わったタイミングで行います。

ロングポジションを積み増している場合は、直近安値を下にブレイクしたタイミングで全てのポジションを決済します。ショートポジションの場合は、直近高値をブレイクしたタイミングで全て決済します。

上記のタイミングは、それまでポジションを積み上げてきたトレンドが一度終わったということを表しています。この時点で、それぞれのポジションが含み益と含み損のどちらであるかに関わらず、全てのポジションを決済しましょう。

ピラミッディング手法の決済 ピラミッディング手法の決済

続いて、最初のポジションの損切りのタイミングについて解説します。ロングの場合は直近安値を下抜けたタイミング、ショートは直近高値を上抜けたタイミングで行います。

ピラミッディング手法の損切り ピラミッディング手法の損切り

ピラミッディングの損切りについては、全てのポジションの平均建値で行うという考え方もあります。

しかしこの方法では、ポジションを積み増すごとに平均建値の計算が必要であったり、損切りの頻度が高くなったりします。また、平均建値での損切りは市場の値動きとは関係のないレートでの損切りになるため、損切りになった後に思い通りの方向に大きく動くということも少なくありません。

そのため、一概に優れた方法というわけではありません。FXにまだあまり慣れていない方には、今回紹介した手法を試してみることをおすすめします。

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ロット数の設定に関するポイント

この手法では、最初のポジションのロット数が小さくても上手くトレンドに乗れば大きいリターンを得られます。そのため、最初のポジションに無理に大きなレバレッジをかける必要がありません。

上手くトレードするコツ

ピラミッディング手法では、どんどんとポジションを積み上げていくことを狙います。そのため、トレンドが長く継続すると、普段トレードしないような大きいロットになってしまうことがあります。

保有ポジションが大きくなると評価損益の動きも大きくなり、冷静さを失いやすくなるでしょう。感情的に判断してしまうと計画が破綻する恐れがあるので、一喜一憂せずルール通りのトレードを行うことが重要です。

1万円チャレンジを成功させるためのコツ

基本的に1万円チャレンジは難易度の高い挑戦となりますが、挑戦するなら少しでも成功率を上げておきたいものです。そこで、1万円チャレンジを成功させるためのコツを紹介します。

トレードルールを守る

トレードルールは必ず守りましょう。1万円チャレンジではレバレッジを大きくかけ、大きなポジションを持つ可能性が高いので、ルールを破ったことで生じる損失が予想以上に大きくなる恐れがあります。

数あるトレードルールの中でも、損切りに関するルールは重要になるでしょう。

確実に損切りができるようにするために、エントリーの前に損切りする位置を決めておきましょう。また、ハイレバレッジで取引する場合、損切りが少し遅れるだけで大ダメージになる恐れがあるので、成行で損切りをする場合は特に気を付けて下さい。

経済指標発表直前のエントリーを避ける

ハイレバレッジで取引する場合、短期的な上下の値動きで損切りになる可能性が高くなります。経済指標発表や大統領選挙などのイベントがあるときは短期的な上下動が発生しやすいので、エントリーは避けたほうが無難でしょう。

また、既にポジションを保有している場合はイベント前にあらかじめ決済しておくか、建値付近に逆指値を設定しておくなどして事前に対策することをおすすめします。

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指標発表後はトレードチャンス?

経済指標発表後は市場参加者が増え、ボラティリティが上がります。損失が出るリスクはありますが、短期で利益を出すチャンスでもあります。適切なロット設定のもと、経済指標発表のタイミングを狙ったトレードに挑戦してみても良いかもしれません。

ロットを大きくしすぎない

成功を急ぐあまり、ロットを大きくしすぎるのは危険です。いくら1万円チャレンジとはいえ、ロットを上げすぎて、適切な位置に損切りを置けなくなってしまう可能性があります。

例えば、20pipsだけ離れた位置に損切りを置くのがチャート的に好ましいとしても、10pips逆行したタイミングで強制ロスカットになるならば、有利にトレードしていけないでしょう。

強制ロスカットになった後に、思っていた方向に値が動くということが発生しかねません。

1万円だからといって雑にロット設定を行うのではなく、適切な損切位置を検討し、その値幅に耐えられるロット設定を徹底しましょう。

小まめに出金する

1万円チャレンジをするにあたっては、小まめに出金することを検討してみて下さい。

例えば、トレード資金が2万円に増えたら1万円を出金しておく、といったルールを設定できるでしょう。この方法で1万円を1度でも出金すれば、その後にどれだけ損失を出したとしても基本的に損益はゼロ以上になります。

また、資金が増えたら少しずつ出金しておけば、チャレンジに失敗した場合に再度チャレンジする資金を残しておくことができます。

ルールに従って冷静なトレードを心がける

ハイレバレッジで行う1万円チャレンジでは、上手くいけば数日間で証拠金を大きく増やし、取引ロットも大きくしていけます。そして、より大きな利益を狙っていけます。

しかし、取引サイズが増えてくると、「損切りができない」「まだ早いが利確してしまおうか」といった状況になりやすいです。たとえ途中まで上手くいっていたとしても、取引サイズが一定量を超えると感情的になり、最終的にそれまで増やしてきた資金を失うということもありえます。

そのため、損切りの逆指値注文を入れておくなど、確実にルールを守れるようにしましょう。

もし、大きな損切りとなってしまっても、焦らずに次のチャンスを待ちましょう。損切りの損失が大きいと、感情的になって無理なエントリーをしてしまうことが懸念されます。そのため、自分の性格や状況に合わせて、損切り後は一定時間休憩するなどの対策を取るのも良いでしょう。

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