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海外FXの1万円チャレンジとは?特徴やコツを紹介

海外FXの1万円チャレンジとは?特徴やコツを紹介

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FXにおける1万円チャレンジとは、1万円の資金で取引し、いくらまで証拠金を増やせるかの挑戦を主に指します。1万円から10万円や100万円を目標に行われるケースが多いです。

1万円という少額の資金から、一獲千金を夢見て多くのトレーダーが挑戦しています。

この記事では、1万円から10万円や100万円にすることが可能なのかや、1万円チャレンジのメリット・デメリット、トレード手法の例などを紹介していきます。

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FXでは本当に1万円から稼げる?

1万円チャレンジで一攫千金を実現することは、そもそも可能なのでしょうか。また、可能な場合はどれくらいの期間がかかり、どのように資産が増えていくのでしょうか。

この点を考えるために、以下の2つのケースについてシミュレーションしていきます。

高いレバレッジにより短期間で資金を増やす

まずは、短期間で1万円を100万円まで増やす方法について見ていきます。具体的には、1トレードで資金が2倍になるようにポジションを保有し、損切りは強制ロスカットで行う方法を見ていきましょう。

knowledge
強制ロスカットとは?

強制ロスカットは、損失が過度に拡大しないよう取引を中止させる機能です。保有しているポジションが一定以上の含み損を抱えたときに、強制決済の執行がトリガーされます。

資金を倍増させる方法が上手くいった場合、口座残高は以下のように増えていきます。極端な例ですが、7連続で倍増させられると資産は100万円を超えます。

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資金を倍増させることを狙う場合
トレード回数 口座残高
1回目 20,000円
2回目 40,000円
3回目 80,000円
4回目 160,000円
5回目 320,000円
6回目 640,000円
7回目 1,280,000円
トレード回数 口座残高
1回目 20,000円
2回目 40,000円
3回目 80,000円
4回目 160,000円
5回目 320,000円
6回目 640,000円
7回目 1,280,000円

この方法で1万円を100万円まで増やすには、トレードスキルだけでなく相当な運も必要です。7連勝して100万円まで増やせる確率は、勝率50%のトレード手法を用いるなら0.8%ほど、勝率60%のトレード手法を用いるなら2.8%ほどです。チャレンジ回数(1万円を投入する回数)を増やすことで達成できる可能性は高まりますが、ギャンブル的な挑戦です。

一方で、運の要素がある程度大きいため、トレードスキルが不足していても、達成できる可能性はわずかながらあると考えることもできるでしょう。

どんな方法であれ、大きな資金が手に入ればトレード戦略の幅が広げられ、新しいチャンスを見いだせるかもしれません。そのため、上記の方法はある意味、夢のある挑戦だともいえるでしょう。

長い期間をかけて資金を増やしていく

次に長い期間をかけて1万円を100万円まで増やす方法を考えてみましょう。

長期的に運用する様子のイメージとして、毎月月利5%の利益を上げ、利益を来月のトレード資金に加えるという方法を見ていきます。この場合、以下のように口座残高が増えていき、約8年で100万円になります。

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1万円を月利5%で運用した場合
経過年数 口座残高
1年 17,952円
2年 32,230円
3年 57,872円
4年 103,922円
5年 186,621円
6年 335,135円
7年 601,846円
8年 1,080,820円
経過年数 口座残高
1年 17,952円
2年 32,230円
3年 57,872円
4年 103,922円
5年 186,621円
6年 335,135円
7年 601,846円
8年 1,080,820円

資金を倍増させることを狙う方法と比べると、時間はかかるものの、「手堅い方法だ」という印象を受ける人も多いかもしれません。

しかし、上記のように100万円まで増やしていくことも難しいです。このような方法では運要素が少なくなり、トレードスキルの有無が成功の鍵となると考えられるためです。また、長期間継続させる必要があるという点でも難易度が上がるでしょう。

初心者の方が「長い時間をかけてでも資産を増やしたい」と考える場合、初めのうちは利益を残すことを意識しすぎないほうが良いでしょう。練習のために数万円を使うと割り切り、トレードスキルを向上させることに集中するほうが良いと考えられます。

1万円チャレンジをするなら海外FXがおすすめ

FX業者は、海外FX業者と国内FX業者に大別できますが、1万円チャレンジを行うならば海外FX業者を利用したほうが良いでしょう。理由としては、以下の3つが挙げられます。

高いレバレッジで取引できる

海外FXでは、数百倍もの高いレバレッジを利用できます。これにより、1万円という小資金でも大きなロットで取引することができます。

レバレッジの高さによって保有できるロット数(取引数量の単位)はどれくらい変わるのでしょうか。口座残高を1万円としたときに保有可能なロット数を、レバレッジごとに比較してみましょう。

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レバレッジ別の保有可能ロット数*1
最大レバレッジ 保有可能ロット*2
25倍 0.01ロット
100倍 0.06ロット
500倍 0.33ロット
1,000倍 0.66ロット
最大レバレッジ 保有可能ロット*2
25倍 0.01ロット
100倍 0.06ロット
500倍 0.33ロット
1,000倍 0.66ロット

*11ドルを150円として、ドル円をトレードした場合で計算しています。

*21ロットあたり10万通貨で計算しています。

knowledge
ロットとは?

ロットとは、通貨量を表す単位です。「1ロット注文する」「2ロットのポジションを保有する」といった使い方をします。海外FXで為替の通貨ペアを取引するとき、1ロット = 10万通貨となっていることが一般的です。例えば、1ロット分のドル円は10万ドルを表します。

500倍のレバレッジを使うと、1万円で最大0.33ロットものポジションが保有できるのに対し、国内FXの上限である25倍のレバレッジでは、0.01ロットまでしか保有できません。

もちろん、保有できるロット数の上限が高いからといって、無計画に限界に近い量のポジションを保有すべきではありません。しかし、保有できるロット数が少ないと、短期間で10万円や100万円を実現するのは難しくなります。

このことから、1万円チャレンジで一獲千金を狙うのであれば、海外FXの高いレバレッジは必須といっても過言ではありません。

なお、FXONでもハイレバレッジを利用したトレードを行って頂けます。最大レバレッジは主要な為替銘柄では1,000倍、貴金属銘柄では500倍であり、資金効率を高めて有利にお取引頂ける環境となっております。

最大1,000倍のレバレッジで取引

FXONなら自由度の高いダイナミックな取引を体感できます

ハイレバレッジで取引の自由度が高まります

ゼロカットシステムが採用されている

ハイレバレッジで1万円チャレンジを行う場合は、ゼロカットシステムは欠かせないでしょう。

ゼロカットシステムとは、口座残高を超える損失が発生した場合に、FX業者がマイナス分を負担してくれる仕組みです。FXONを含む多くの海外FX業者では、ゼロカットシステムが採用されているため、基本的に口座残高を超える損失は発生しません。

ゼロカットシステム

一方で国内FX業者では、顧客の損失を補填することが日本の法律で禁じられていることから、ゼロカットシステムが採用されていません。そのため、国内FXで口座残高を超える損失が出ると、残高の赤字分はトレーダーが負担しなければいけません。

1万円チャレンジを行う際は、高いレバレッジを使い、資金に対して大きなロットを保有するケースが多くなります。このときに急激な値動きがあると、残高がマイナスになる危険が高まるので、1万円チャレンジをする際はゼロカットシステムを採用した海外FX業者を選択したほうが良いでしょう。

海外FXで口座残高はマイナスにならない?リセットの仕組みや手順を解説

ボーナスを利用できることがある

利用する海外FX業者によっては、口座開設や入金の際に業者からボーナスと呼ばれるトレード用の資金をもらうことができます。ボーナスにはさまざまな種類がありますが、特に入金額に応じて付与される入金ボーナスは1万円チャレンジに活用しやすいでしょう。

入金ボーナスとは、入金した金額に応じて一定の割合で付与されるボーナスです。例えば、100%入金ボーナスが提供されている場合に1万円を入金すると、1万円分のボーナスが付与されます。この結果、取引に使える資金は2万円になります。

ボーナスを利用した場合の証拠金の差

このように、入金ボーナスを利用すれば大きいロットで取引したり、損切り幅を広げたりすることが可能になるため、1万円チャレンジとの相性は良いでしょう。

ただし、ボーナスを使ったトレードをする場合は、「規約違反にならないか」ということを普段以上に意識する必要があります。ボーナスを提供する業者の多くは、ボーナスを用いた口座間や業者間の両建てなどを「ボーナスの悪用」と定めており、悪用したと見なしたトレーダーに対しては利益分の出金停止などのペナルティを科しています。

何を「悪用」と見なすかは業者によって異なっているので、ボーナスを有効活用するためには、規約を業者ごとに確認しておくことが重要になります。

海外FXの禁止事項とは?規約違反へのペナルティや通常許可される取引を解説

1万円チャレンジのメリット

1万円チャレンジのメリットとして、以下の3つが挙げられます。

生活費や貯蓄に負担をかけにくい

1万円チャレンジに必要な資金は1万円です。そのため、生活費や貯蓄に負担をかけにくく趣味の範囲に収めやすいというメリットがあります。

FX取引に興味があるけれど、大きな資金を用意するのが難しいという人にとっては、1万円チャレンジは挑戦しやすいでしょう。FXの面白さを体感する機会になるかもしれません。

最終的な損失を1万円以内に抑えられる

海外FXを利用した場合は、基本的にゼロカットシステムのおかげで入金額分を超える負担が発生しません。例えば、残高が1万円から10万まで増えて、最終的に強制ロスカットになったとしても、損失は実質1万円だけです。

1万円チャレンジであれば、どんな大失敗をしても最終的な損失は1万円に抑えられるので、安心感があるでしょう。

小資金から膨大な利益を狙える

1万円チャレンジでは、1万円の損失という比較的小さなリスクで、膨大な利益を狙うことができます。もちろん簡単ではありませんが、短期間で数十万円といった大金を手にすることも不可能ではありません。

point
1万円チャレンジがおすすめな人

1万円チャレンジでは、1万円という小資金でFXの魅力を体験できるだけでなく、限定された損失リスクの中で大きな利益を狙える可能性もあります。生活費や貯蓄に影響を与えずに、FXの世界に挑戦してみたい人におすすめです。

1万円チャレンジのデメリット

1万円チャレンジには以下のようなデメリットがあります。

難易度が高い

1万円を短期間で大きく増やすには、高いレバレッジをかけて大きいロットで取引する必要があります。これには、精度の高いエントリーが必要となり、高いトレード技術が必要になるでしょう。

さらに、1万円チャレンジは、技術面だけでなく精神面でも難易度が高いといえます。例えば、1日あたり20pips取るという目標を立てた場合、トレードチャンスがない日でも、稼ぎたい一心で無理に取引を行い、無駄な損失を出してしまうことがあるでしょう。

また、資金が大きく増えてくると、含み損益の変動が大きくなります。含み損の金額が普段のトレードに比べて大きくなると、感情的になり適切な損切りができず、最終的に大きな痛手を負うということも考えられます。

このように、1万円チャレンジは技術的にも精神的にも難しい挑戦であることを理解しておきましょう。

一度の負けで資金を大きく失いやすい

一般的な取引と比較して、1万円チャレンジでは口座資金に対して大きめのリスクを取って取引することになります。そのため、一度の損失で多くの資金を失いやすくなります。

損失リスクにさらされる資金量や資金の増え方は、以下のようなイメージとなります。

リスクにさらされる資金量や資金の増え方

1万円チャレンジの特徴を把握するために、より具体的に考えてみましょう。

ここでは一般的なトレードの例として、損失を口座残高の2%に抑えるトレードを取り上げます。1万円チャレンジの例としては、損失を口座残高の50%までに抑えるトレードを取り上げます。

1万円を原資として、「損切り幅20pips」「利確の幅30pips」というルールのトレードをした場合、一般的なトレードと1万円チャレンジでは、以下のように結果が大きく異なります。

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トレード方法別の損失と利益*1
項目 一般的なトレード 1万円チャレンジ
損失 200円 5,000円
利益 300円 7,500円
項目 一般的なトレード 1万円チャレンジ
損失 200円 5,000円
利益 300円 7,500円

*1ドル円のトレードを想定しています。

損失を2%に抑える一般的なトレードでは、1万円の資金で0.01ロット(1,000通貨)のポジションを取ります。この場合、損切は200円、利確は300円です。この取引はリスクは低いですが、短期間で1万円を数倍や数十倍にするのは難しいでしょう。

一方、1万円チャレンジという名の通り、チャレンジ精神でトレードするなら、損失を50%まで許容するという選択肢も取れます。この場合、1万円の資金で0.25ロット(25,000通貨)のポジションを取ることができます。1回のトレードで資金の半分を失う可能性があるものの、証拠金の75%分もの利益を狙えます。

1万円に対して取れるリスクは、人によってさまざまなはずです。半分を失うのは避けたいという場合は、もっとリスクを下げたほうが良いでしょう。

リスクを取る場合、心理的な準備が必要

半分を失っても良いと思えるならば、リスクを取ってトレードすること自体に問題はありません。ただし、ハイリスクハイリターンのトレードをする場合は、普段以上に、資金の大半を失うことへの心理的な準備が必要です。

先に述べたように、1万円チャレンジでは資金に対して大きいリスクを取って大きな利益を狙います。例えば、資金に対し50%のリスクを取る場合、残高が1万円なら5,000円の損失で済みます。しかし、10万円なら5万円、50万円なら25万円の損失が発生する可能性があります。

損失の割合は同じですが、それまで増やしてきた残高の半分を一度に失うと、誰でもショックを受けるでしょう。その結果、冷静さを失って感情的にトレードするようになり、今後のトレードに支障をきたす恐れがあります。

そのため、1万円チャレンジをする場合は、もともとは1万円だったということを忘れずに、その後のトレードに臨むことが大切です。

気づけば大金を失っていたということも

1万円チャレンジでは、基本的に1回の入金額を1万円にすることが前提となります。これにより損失を抑えやすくなっています。

しかし、損切りが続いたり強制ロスカットを受けたりする中で、感情的になり、何度も追加入金してしまう可能性があります。追加入金を繰り返した結果、気が付いたら想定以上の損失を被ることになるかもしれません。

1万円チャレンジを行う際は、3回失敗したらやめるなどのルールを決めておいたほうが良いでしょう。

1万円チャレンジにおける資金管理

一般的には、1トレードあたりの損失を資金の1〜5%以内に抑えることが推奨されます。

しかし、1万円チャレンジでは、この一般的な考え方とは異なる資金管理が必要です。 少資金から大きな利益を目指すためには、相応のリスクを取って大きなリターンを狙う必要があるからです。

1万円チャレンジにおける許容損失額を決定する際には、自分が1万円チャレンジに利用可能な総額も考慮することが重要です。

例えば、1万円を10回入金できる場合、1トレードあたり50%やそれ以上の損失を許容できるかもしれません。しかし、1万円を1回しか入金できない場合、1トレードあたり最大損失を10%までに抑えるなどの調節が必要となる可能性があるでしょう。

このように、自分が1万円チャレンジに使える全体の金額が変わると、許容損失額は大きく変わるでしょう。自分の状況に合った許容損失額を設定することが重要です。

ロット数の計算方法

許容損失額を決めたら、この金額を基に適切なロット数を計算してみましょう。場当たり的にロットを決めていては1万円を有効に使えないので、ロット計算は必須といえます。

取引するが、ドル円やユーロ円といった円絡みの通貨ペアの場合は、以下のような計算式になります。

円絡みの銘柄のロット計算

なお、上の計算式にある「1,000円」という値は、円絡みの通貨ペアで1ロット(10万通貨)の取引をしたときの1pipsあたりの損益です。1pipsあたりの損益については、以下の記事で解説しています。

取引するのが、ドル円以外の米ドル絡みの銘柄(ユーロドルなど)の場合は、次の計算式となります。

円絡みの銘柄のロット計算

なお、10ドルという値は、ドル円以外の米ドル絡みの銘柄で、1ロット(10万通貨)の取引をするときの1pipsあたりの損益です。円絡みのときの計算とは違い、単位が米ドルとなるので、ドル円のレートをかけて円に換算しています。

ロット計算の例

実際に以下の条件で計算してみましょう。

  • 許容損失:2,000円
  • 損切り幅:20 pips
  • ドル円レート:150円

円絡みの通貨ペアを取引する場合は、以下のように計算できます。

円絡みの銘柄のロット計算の例

取引をするのが、ドル円以外の米ドル絡みの銘柄である場合、次のように計算できます。

円絡みの銘柄のロット計算の例

よって、条件に当てはまるロット数は、円絡みの通貨ペアを取引する場合は0.1ロットです。ドル円を除く米ドル絡みの銘柄を取引する場合は、0.07ロットということになります。

1万円チャレンジの手法例:MAを使ったスキャルピング

スキャルピングでは、損切りまでの値幅が小さくなるため、大きいポジションを保有しやすくなります。この点でスキャルピングは、ハイレバレッジを効かせることが前提の1万円チャレンジと相性が良いでしょう。

ここではMA(移動平均性)を使ったスキャルピング手法の例について、次の順に説明していきます。*1

なお、本記事ではこれ以外の手法も紹介していきます。

*1手法の例は、参考にできるアイデアの1つとして記載しています。常に利益をもたらすものではないことをお含みおき下さい。FXONはお客様のトレードライフをサポートし、共に成長することを目指しており、各コンテンツの内容が、皆様の取引戦略を洗練させるための情報の1つとしてお役に立つことを願っております。

手法の概要

この手法では、1時間足のトレンドに反する5分足のトレンドを見つけて、逆張りします。例えば、1時間足が上昇しているときは、5分足が下降しているところを狙います。つまり、長期トレンドには沿い、短期トレンドには逆らうトレードとなります。

トレードを始める前の準備として、5分チャートに120SMAと600SMAを表示させます。どちらの移動平均線でも終値を基準とします。

knowledge
SMAとは?

SMA(単純移動平均線)とは、一定期間の平均価格を算出し、それを結んでグラフ化したものです。期間が120で適用価格が終値なら、ローソク足120本分の終値の平均を結んだラインになります。相場の流れやトレンドの方向性を分析するために使われます。

5分足における120SMAは1時間足の10SMA相当となり、5分足における600SMAは1時間足の50SMAにあたります。

この2本のSMAを表示することで、5分足を監視するだけで1時間足のおおよその流れを把握できます。これにより、スキャルピングにおいて素早い判断を行いやすくしています。

ハイレバスキャルピング概要 ハイレバスキャルピング概要

エントリーのポイント

この手法のエントリーについて解説します。

この手法では、2本の移動平均線を使用して1時間足のトレンド判断を行います。5分足で120SMAが600SMAより上にあり、さらに120SMAが下向きでないときを上昇トレンドと見なします。

例えば下の図では、120SMAが600SMAより上にあり、なおかつ120SMAが下向きにならずに推移しているため、1時間足は上昇トレンドであると判断できます。

1時間足のトレンド確認 1時間足のトレンド確認

1時間足のトレンドを見つけたら、それと逆行する5分足レベルの値動きを探して下さい。逆行する値動きが見つかったなら、以下のようにトレンドラインを引きます。

トレンドライン描画 トレンドライン描画

このトレンドラインをブレイクしたタイミングでエントリーします。

ハイレバスキャルピングのエントリーポイント ハイレバスキャルピングのエントリーポイント

決済のポイント

利確のターゲットは、ロングエントリーの場合は直近高値、ショートエントリーの場合は直近安値とします。損切り位置はロングエントリーの場合は直近安値を下抜けたとき、ショートエントリーの場合は直近高値を上抜けたときです。

ロングでエントリーした場合の利確と損切りの位置は、下図のようになります。

ハイレバスキャルピングの利確タイミング ハイレバスキャルピングの利確タイミング

なお、上記の画像は拡大してみると次のようになります。

ハイレバスキャルピングの利確タイミング ハイレバスキャルピングの利確タイミング

一方、ショートでエントリーした場合の利確と損切りの位置は、下図のようになります。

ハイレバスキャルピングの損切りタイミング ハイレバスキャルピングの損切りタイミング

上手くトレードするコツ

この手法で上手にトレードするコツとして、リスクリワード比率を意識したエントリーをすることが挙げられます。

knowledge
リスクリワード比率とは?

リスクリワード比率(RR比率)とは、1回の取引で狙う利益と損失の比率のことです。例えば、見込まれる利益が3万円で、損失が1万円の場合、リスクリワード比率は3です。この数値が高いほど、リスクに対して利益を大きく狙っていることになります。

リスクリワード比率が1未満の場合、すなわち、損切りのポイントよりも利確ポイントのほうが近い場合は、エントリーせずに見過ごすのがおすすめです。

以下は、リスクリワード比率が不利な状況の例です。

ハイレバスキャルピングのエントリーのコツ ハイレバスキャルピングのエントリーのコツ

このような状況でのエントリーを見送ると、チャンスは減ってしまいます。しかし、期待値の低いトレードを排除することになり、最終的な損益には良い影響を与えると考えられます。

1万円チャレンジの手法例:ゴールドでのトレンド順張り

ゴールド(XAU)は為替の通貨ペアと比較してボラティリティが大きいといわれており、大きい値幅を狙いやすい銘柄ともいわれています。

そんなゴールドでのトレンド順張り手法を説明していきます。*1

*1手法の例は、参考にできるアイデアの1つとして記載しています。常に利益をもたらすものではないことをお含みおき下さい。

手法の概要

ここで紹介するのは、順張りで押し目買い・戻り売りを行う手法の一つです。

この手法で使用する時間足は日足と1時間足です。基本的には1時間足を監視するトレードですが、利確のターゲットを決める際に日足を使用します。また、使用するインジケーターはボリンジャーバンド(期間設定20、±1σを使用)と80SMAです。

ボリンジャーバンドと80SMAを表示させたチャート ボリンジャーバンドと80SMAを表示させたチャート

エントリーのポイント

この手法では80SMAが上向きかつ、ローソク足が80SMAより上にあるときはロングを狙います。一方で80SMAが下向きかつ、ローソク足が80SMAより下にあるときはショートを狙います。

エントリーのタイミングには、ボリンジャーバンドの±1σを使います。ロングでエントリーするのは、-1σを一度下に抜けて、再度上抜けたときです。なお、ローソク足が確定するまで待ち、終値で上抜けしたのを確認してからエントリーします。

以下の図はその様子を示しています。

ゴールドのトレンド順張り、ロングエントリー ゴールドのトレンド順張り、ロングエントリー

ショートのエントリータイミングは、ロングのときとは逆になります。つまり、価格が1σを一度上に抜けてから下抜けしたときであり、以下の図のように示せます。

ゴールドのトレンド順張り、ショートエントリー ゴールドのトレンド順張り、ショートエントリー

決済のポイント

利確は日足レベルの水平線で行います。日足で意識されている水準に水平線を引いておき、その水平線に到達したところで利確します。

下図のように、何度も反発が見られるポイントに水平線を引きましょう。

ゴールド順張りの利確ライン ゴールド順張りの利確ライン

エントリーから利確までの様子は下図をご覧下さい。

ゴールドの順張りトレード、エントリーから利確まで ゴールドの順張りトレード、エントリーから利確まで

続いて、損切りについて説明します。損切りを行うタイミングは、ロングの場合は1時間足の直近安値を下抜けた時です。ショートの場合は直近高値を上抜けた時です。

直近の安値・高値を抜けると、価格が大きく変動する可能性があります。想定以上の損失が出ないように、損切りの水準に達したら迷わず損切りするようにしましょう。

エントリーと利確、損切りのポイントは以下のように示すことができます。

ゴールドの順張りトレード、損切り ゴールドの順張りトレード、損切り

上手くトレードするコツ

より手堅くトレードを行いたいという方は、エントリーした後、ボリンジャーバンドのセンターラインを超えたら、損切りラインを建値付近に移動させておきましょう。

ボリンジャーバンドのセンターラインは20SMAです。一度超えた20SMAを再度割り込んできた場合、それほどトレンドが強くない可能性があります。

損切り水準の移動 損切り水準の移動

また、米雇用統計やCPI、政策金利発表などの重要イベントが予定されている場合は、利確ターゲットに到達していなかったとしても、発表までに利確しておくほうが成績が安定するでしょう。

イベントの前後になると、ゴールドはFX通貨ペア以上に動くことがあります。経済指標の結果によっては、以下の画像(1時間足)のように大きく乱高下する場合があるので注意しましょう。

経済指標発表時のゴールド 経済指標発表時のゴールド

1万円チャレンジの手法例:ピラミッディング

ピラミッディングとは、最初のエントリー後にレートが利益方向に動き、含み益が増えていくにつれて、ポジションを積み増していくという手法です。

ピラミッディングの簡単な説明図

ピラミッディング戦略を用いて保有ポジションを増やしていけば、1つのポジションのみを保有した場合よりも大きな利益を得られる可能性があります。限られた資金で大きなリターンを追求する1万円チャレンジに適しているといえるでしょう。

以降では、次の順番でピラミッディング手法について説明していきます。*1

*1手法の例は、参考にできるアイデアの1つとして記載しています。常に利益をもたらすものではないことをお含みおき下さい。

手法の概要

ピラミッディングにはいくつかの種類があります。

ポジションを追加していくごとにロット数を減らしていく「スケールダウンピラミッディング」、最初のエントリーと同じロットでポジションを積み上げる「イコールポジションピラミッディング」、ポジションを追加するごとにロットを増やしていく「逆ピラミッディング」などがあります。

ピラミッディングの種類の簡易図

これから解説する手法は、スケールダウンピラミッディングとイコールポジションピラミッディングを組み合わせた積み上げ方をします。

なお、ポジションの積み増しを行うことから、ピラミッディングは1つのポジションだけを持つ方法よりも基本的に複雑です。ポジションの追加方法などを細かく検証する必要がある点にご注意下さい。

また、ポジションの積み増しを行う上では、FXONのように証拠金維持率が一定の水準以下のときに、ポジションを追加保有できなくなるFX業者がある点にも注意して下さい。

証拠金維持率の意味や、証拠金維持率に関するFXONでのルールについては、以下からご確認頂けます。

エントリーのポイント

ポジションを積み増していくというピラミッディングの性質上、より長い時間足のトレンドに乗れるのが理想です。そのため今回の手法では、日足レベルの重要なラインを利用し、その水平線のブレイクを1時間足で狙います。

この手法ではまず最初に、日足レベルの押し安値や戻り高値など、重要な水準を見つけておきます。そこに水平線を引いておき、そのラインをブレイクした際にブレイク方向にエントリーします。

ピラミッディング手法のエントリー日足 ピラミッディング手法のエントリー日足

実際にエントリーをする際は、1時間足を用います。日足で引いた水平線を1時間足がブレイクし、終値でのブレイクが確定したところでエントリーします。

ピラミッディング手法のエントリー1時間足 ピラミッディング手法のエントリー1時間足

2つ目以降のエントリーでも、ラインブレイクとブレイクした足の確定を条件にします。つまり、1時間足の終値が安値または高値をブレイクしたら、追加でエントリーします。

ピラミッディング手法のエントリー、2つ目以降のポジション ピラミッディング手法のエントリー、2つ目以降のポジション

1つ注意点を挙げておきます。

ショートエントリーの場合であれば、押し安値のラインを下方にブレイクする前に、高値の切り上げがないこともエントリー条件として下さい。

押し安値をブレイクする前に高値を切り上げていた場合、保ち合いを展開する可能性が高まります。方向感が出ない相場はピラミッディングにとって不向きになりやすいので、高値の切り上げがあればエントリーを見送りましょう。

ピラミッディング手法のエントリー ピラミッディング手法のエントリー

反対にロングの場合は、戻り高値のラインを上方にブレイクする前に、安値の切り下げがないことを確認してからエントリーすると良いでしょう。

knowledge
保ち合いとは?

保ち合いとは、相場が狭い範囲内で上下動を繰り返す状態を指します。買いと売りの注文が均衡しており、明確な方向感がない状況です。保ち合いの形状はさまざまで、三角保ち合いやフラッグなど、いくつかのパターンに分類されます。今後の価格がどのように動くかを、それぞれの形状からある程度予測できるとされています。

ポジションの積み増し方

2つ目以降のポジションは、最初のロットの半分にします。実際注文するロット数は許容損失を元に計算する必要がありますが、仮に最初のポジションが1ロットであれば、それ以降は0.5ロットのポジションを積み増すことになります。

ピラミッディング、ロット数の説明図 ピラミッディング、ロット数の説明図

決済のポイント

利確は1時間足レベルのトレンドが終わったタイミングで行います。

ロングポジションを積み増している場合は、直近安値を下にブレイクしたタイミングで全てのポジションを決済します。ショートポジションの場合は、直近高値をブレイクしたタイミングで全て決済します。

ピラミッディングの決済

この手法における上記のタイミングは、それまでポジションを積み上げてきたトレンドが一度終わったとみなします。この時点で、それぞれのポジションが含み益と含み損のどちらであるかに関わらず、全てのポジションを決済しましょう。

実際のチャートで決済する様子は以下の通りです。

ピラミッディング手法の決済 ピラミッディング手法の決済

続いて、最初のポジションの損切りのタイミングについて解説します。ロングの場合は直近安値を下抜けたタイミング、ショートは直近高値を上抜けたタイミングで行います。

ピラミッディング手法の損切り ピラミッディング手法の損切り

ピラミッディングの損切りについては、全てのポジションの平均建値で行うという考え方もあります。平均建値とは、同じ銘柄に対して保有している複数のポジションの取得価格を平均したものを指します。スプレッドなどの負担を考慮しない場合、この価格は決済すると損益がゼロになる、いわゆる損益分岐点です。

しかしこの方法では、ポジションを積み増すごとに平均建値の計算が必要であったり、損切りの頻度が高くなったりします。そのため、直近の高値・安値ブレイクで決済する方法よりも複雑になるでしょう。

point
ロット数の設定に関するポイント

この手法では、最初のポジションのロット数が小さくても上手くトレンドに乗れば大きいリターンを得やすいです。そのため、大きなレバレッジをかけて、無理に大きなロットで取引をする必要はないでしょう。

上手くトレードするコツ

ピラミッディング手法では、どんどんとポジションを積み上げていくことを狙います。そのため、トレンドが長く継続すると、普段トレードしないような大きいロットになってしまうことがあります。

保有ポジションが大きくなると評価損益の動きも大きくなり、冷静さを失いやすくなるでしょう。感情的に判断してしまうと計画が破綻する恐れがあるので、一喜一憂せずルール通りのトレードを行うことが重要です。

1万円チャレンジの成功率を高めるコツ

基本的に1万円チャレンジは難易度の高い挑戦となりますが、挑戦するなら少しでも成功率を上げておきたいものです。そこで、1万円チャレンジの成功率を高めるコツを紹介します。

トレードルールを守る

トレードルールは必ず守りましょう。1万円チャレンジではレバレッジを大きくかけ、大きなポジションを持つ可能性が高いので、ルールを破ったことで生じる損失が予想以上に大きくなる恐れがあります。

数あるトレードルールの中でも、損切りに関するルールは重要になるでしょう。

確実に損切りができるようにするために、エントリーの前に損切りする位置を決めておきましょう。また、ハイレバレッジで取引する場合、損切りが少し遅れるだけで大ダメージになる恐れがあるので、成行で損切りをする場合は特に気を付けて下さい。

経済指標発表直前のエントリーを避ける

ハイレバレッジで取引する場合、短期的な上下の値動きで強制ロスカットになる可能性が高くなります。経済指標発表や大統領選挙などのイベントがあるときは短期的な上下動が発生しやすいので、エントリーは避けたほうが無難でしょう。

また、既にポジションを保有している場合はイベント前にあらかじめ決済しておくか、建値付近に逆指値を設定しておくなどして事前に対策することをおすすめします。

なお、予定されている経済指標の発表日時は、以下の経済指標カレンダーからご確認頂けます。

経済指標・予測カレンダー

ロットを大きくしすぎない

成功を急ぐあまり、ロットを大きくしすぎるのは危険です。いくら1万円チャレンジとはいえ、ロットを上げすぎると、本来耐えるべき値幅に耐えられなくなる可能性があります。

例えば、20pipsだけ離れた位置に損切りを置くのがチャート的に好ましいとしても、10pips逆行したタイミングで強制ロスカットになるならば、有利にトレードしていけないでしょう。

強制ロスカットになった後に、思っていた方向に値が動くということが発生しかねません。

1万円だからといって雑にロット設定を行うのではなく、適切な損切り位置を検討し、その値幅に耐えられるロット設定を徹底しましょう。

小まめに出金する

1万円チャレンジをするにあたっては、小まめに出金することを検討してみて下さい。

例えば、トレード資金が2万円に増えたら1万円を出金しておく、といったルールを設定できるでしょう。この方法で1万円を一度でも出金すれば、その後にどれだけ損失を出したとしても基本的に損益はゼロ以上になります。

また、資金が増えたら少しずつ出金しておけば、チャレンジに失敗した場合に再度チャレンジする資金を残しておくことができます。

ルールを徹底しながら挑戦してみよう

ハイレバレッジで行う1万円チャレンジは、ギャンブル的な要素が強い挑戦です。しかし、損をするリスクを受け入れて大きな利益を狙ってみたいという場合は、注文するロット数や損利り、追加投入できる金額に関するルールを徹底しつつ挑戦してみましょう。

なお、FXONでは最大1,000倍のレバレッジとゼロカットシステムにより、損失リスクを限定しながらのハイレバレッジ取引が可能な環境をご用意しております。また、年中無休の日本語サポート体制も整えております。

充実した日本語サポート体制下でのお取引をぜひお試し下さい。

年中無休の日本語サポート

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