海外FXのピラミッディング|手法・失敗しないコツ・ナンピンとの違いとは?

海外FXのピラミッディング|手法・失敗しないコツ・ナンピンとの違いとは?

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ピラミッディングとは、トレンド相場でポジションを段階的に増やしていくトレード方法です。最初に保有したポジションの含み益を利用して、同じ方向に買い増し(または売り増し)していき、利益の最大化を狙います。

優秀なトレーダー集団のタートルズが使用していた方法としても知られています。

この記事では、海外FXでピラミッディングを行うメリット・デメリット、4種類のピラミッディングの方法を紹介します。さらにエントリーと利益確定の方法や、失敗しないコツなども解説します。

FXのピラミッディングとは?

ピラミッディングとは、保有するポジションが利益を出している状態で、トレンドの方向にポジションを追加する手法です。基本的には、追加をするごとに注文の数量を減らしていきます。

この結果、ピラミッドを連想させる様子となることが名称の由来になっています。

ピラミッディングとは

具体例として、代表的なピラミッディングの様子を説明します。

例えば、上昇トレンドと判断し、3ロットでエントリーをしたとします。チャートが予想した方向に動き含み益がでたら、最初のロットよりも小さい2ロットを追加します。その後も順調に利益方向へ進んだ場合は、さらに1ロットを追加します。

ピラミッディングとは

ピラミッディングを取り入れたトレードでは上記のように、含み益が出るたびに直前のポジションよりも小さいロット数でポジションを増やしていくことができます。

ピラミッディングの特徴

ピラミッディングはトレンドフォロー戦略において、利益を増やすことを目指す方法です。トレンド相場で上手く活用できれば、1トレード1ポジションという取引方法よりも利益を大きくできます。

ただし、トレンドが発生したかどうかの判断や、ポジション追加や決済のタイミングの見極めは容易ではありません。このことから、全体的に難易度が高いといわれています。

まとめると、ピラミッディングは以下のような性質がある手法だといえます。

  • 上手くトレンドに乗れれば大きな利益を出せる可能性が高まる
  • リスク管理を怠ると大きな損失を出すリスクが高まる

特徴をしっかりと把握し、適切なリスク管理のもとで実践することが重要になります。

ピラミッディングとナンピンの違い

ピラミッディングとナンピンはどちらもポジションを増やしていき利益を増やすための方法であり、この点では似ています。しかし、目的やポジションの取り方は大きく異なる戦略といえます。

ナンピンは、含み損がある状態でポジションを追加します。これは平均取得単価を下げることが目的ですが、損失が拡大するリスクがあります。

一方で、ピラミッディングは、含み益がある状態でポジションを追加し利益の拡大を狙います。

ピラミッディングとナンピンの違い

2つのトレード戦略をまとめると、以下の通りです。

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ピラミッディングとナンピンの違い
比較項目 ピラミッディング ナンピン
目的 利益を増やす 平均取得単価を下げる
ポジション追加タイミング 含み益 含み損
リスク 低い 高い
比較項目 ピラミッディング ナンピン
目的 利益を増やす 平均取得単価を
下げる
ポジション追加タイミング 含み益 含み損
リスク 低い 高い

ピラミッディングとナンピンは似ているようで反対の性質を持つトレード戦略です。これらを混同しないように注意しましょう。

平均建値決済でリスクを低減できる

ポジションを積み増しした際に、全ポジションの平均建値付近にストップロスを設定することで、トレンドに対し逆行したとしても損益をプラスマイナスゼロで終えられます。これは、ピラミッディングならではの強みといえます。

この状態を維持することで、ピラミッティングのリスクを大幅に軽減することができます。

平均建値にストップロスを設定

具体的には、最初のポジションには通常通り損切りを設定しますが、2回目以降の積み増しした後には、それまでのポジション全ての平均建値に決済逆指値を移動させます。これにより、微益で決済になる可能性はありますが、基本的には損失リスクをほぼゼロにすることができます。

平均建値での決済をうまく活用することで、ピラミッティングのリスクを大幅に軽減しながら、利益を追求することができます。

ピラミッディングの種類

ピラミッディングには4種類あり、チャートが予想した方向に動いた後のポジションの取り方の違いによって分類されています。

スケールダウンピラミッディング

スケールダウンピラミッディングとは、ポジションを積み増す際に追加するロット数を徐々に減らしていく方法です。ピラミッディングの基本的な方法とされています。

スケールダウンピラミッディング

スケールダウンピラミッディングの主な特徴は以下の通りです。

  • 最初のポジションを有利な位置で取得することが重要
  • 積み上げるロットを小さくしていくためトレード終盤の損失を抑えやすい
  • 終盤に向けて含み益が大きくなるため証拠金維持率を管理しやすい

特に意識したい点は、最初にエントリーするポジションが最も大きなポジションになるということ、また、最初のポジションをいかに有利なポイントで取るかが重要になるということです。

point
追加するポジション量について

追加するポジション量は一般的にロット数で示されますが、資金管理の観点からは取引金額を基にロット数を算出するほうが適切です。価格がトレンド方向に進むにつれて、追加できるロット数は減少します。

逆ピラミッディング

逆ピラミッディングは、最初に少量のポジションを取り、追加するロット数を段階的に増やしていく手法です。これはスケールダウンピラミッディングとは逆のポジションの取り方になります。

逆ピラミッディング

逆ピラミッディングの主な特徴は以下の通りです。

  • 最初のポジションが小さいためトレンドが発生しなかった場合の損失を抑えられる
  • トレンドの継続を確認したらポジションを追加していく
  • トレード終盤の損益変動が大きくなりやすい

逆ピラミッディングでは、トレンドの初期段階は小さなポジション(試し玉)で様子を見ます。その後トレンドが明確に発生したことを確認して、ロットを大きくすることができます。これにより最初のポジションの損切り額を小さくできます。

この方法では、トレードの終盤に近づくほど1ポジションあたりのロットが大きくなります。よって、それまで利が乗っていても、小さい逆行でマイナスに転じるリスクが高まります。資金管理には細心の注意が必要であり、難易度の高い取引方法といえます。

point
少額取引で大きな利益を狙える

ピラミッディングは少額から大きく稼ぐ際にも力を発揮します。含み益を利用してポジションを積み増しするため、少額でも大きなポジションを保有しやすくなります。うまく活用すれば1トレードで、資金の何倍もの利益を出すことも不可能ではありません。

イコールポジションピラミッディング

イコールポジションピラミッディングは、エントリー時のポジションと同じロット数で積み増ししていく手法です。

イコールポジションピラミッディング

イコールポジションピラミッディングの主な特徴は以下の通りです。

  • 同じロットを追加するため資金管理がシンプル
  • 細かいポジションサイズの調整が不要

イコールポジションピラミッディングは、スケールダウンピラミッディングと逆ピラミッディングの中間に位置付けられます。ポジションの合計数量や損益の計算が簡単になるため、挑戦しやすいと感じるかもしれません。

しかし、積み増すタイミングを見極める難易度は、積み増すロットが一定である点において、基本的なスケールダウンピラミッディングよりも高いといえます。

リフレクティングピラミッディング

リフレクティングピラミッディングは、トレンドを前半と後半に分け、前半ではスケールダウンピラミッディングを行い、後半では徐々に利益を確定しながらポジションを減らしていく手法です。

この名称は、トレンド前半のポジションニングが後半で鏡に反射(リフレクティング)した様子になることに由来しています。

リフレクティングピラミッディングは、ポジションの取り方や利益確定の方法がさまざまなため、ここではその中の一例を紹介します。

リフレクティングピラミッディング

リフレクティングピラミッディングの主な特徴は以下の通りです。

  • トレンド反転による損失リスクを低減できる
  • 利益の確保をしつつ利益の利益拡大を狙える

この方法ではトレンドの前半で積み増しを行い、その後、トレンドの進行に合わせて段階的に利益を確保できます。そのため、終盤のポジションの保有ストレスが軽減されます。

しかし、この手法を使うには、相場の動きを正確に判断し、ポジションのサイズや注文タイミングを適切に調整する能力が必要です。そのため、トレード経験が豊富な上級者に向いているといえます。

point
まずは基本のピラミッディングから

これからピラミッディングに挑戦する人は、4つの中で最も難易度が低い基本のスケールダウンピラミッディングから挑戦してみましょう。基本の形を習得した後で、応用的にその他のピラミッディングを試すのがおすすめです。まずは、デモ口座で実際にピラミッディングを試してみるところから始めてみましょう。

海外FXでピラミッディングを行うメリット

ピラミッディングと海外FXを組み合わせることで、より効率的に資金を増やしやすくなります。

海外FXでピラミッディングを行うことのメリットは大きく分けて以下の3つです。

高いレバレッジで取引できる

前提として、ピラミッディングではポジションを追加することを狙うので、場合によっては、普段よりも大きなポジションを持つことになるでしょう。しかし、大きなポジションを保有するためには準備すべき証拠金が増え、負担が高まります。

上のような状況では、海外FX業者が提供する数百倍ものレバレッジが役立ちます。なぜなら、レバレッジが高いほど、ポジションを保有するために最低限必要な資金(必要証拠金)が少なくて済むからです。

レバレッジによって必要証拠金がどのように変わるかを確認してみましょう。

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最大レバレッジと必要証拠金
最大レバレッジ 必要証拠金*1
25倍(国内FX相当) 600,000円
100倍 150,000円
500倍 30,000円
最大レバレッジ 必要証拠金*1
25倍(国内FX相当) 600,000円
100倍 150,000円
500倍 30,000円

*11ドル=150円のときに、ドル円を10万通貨保有する場合で計算しています。

国内FX相当の25倍のレバレッジでは、10万通貨のポジションを保有するのに60万円もの証拠金が最低限必要です。一方で、500倍のレバレッジを利用すれば必要証拠金は3万円です。レバレッジ25倍のときと比較すると、必要証拠金が20分の1に抑えられることになります。

その結果、追加のポジションを取りやすくなるでしょう。さらに、証拠金維持率を高く保ちやすくなり、強制ロスカットされるまでに耐えられる値幅が広がるといった効果も期待できます。したがって、海外FX業者の高いレバレッジとピラミッディングは相性が良いといえるでしょう。

knowledge
証拠金維持率とは?

証拠金維持率とは、保有中のポジションの含み損益を考慮したときに、証拠金にどの程度余裕があるかを表したものです。証拠金維持率が低ければ、ポジションを保有し続けたり追加で注文をしたりする余裕がない状態です。基本的に海外FXでは、証拠金維持率が20%などを下回るとポジションが強制的に決済されるので、一定以上に保つ必要があります。

ボーナスが提供されている

海外FX業者が提供するボーナスを使うと、ピラミッディング戦略を有利に実行できる場合があります。

海外FX業者が提供するボーナスには、主に口座開設ボーナス、入金ボーナス、取引ボーナスの3種類があります。口座開設ボーナスは、口座開設時に一度限り貰えるボーナスで、通常は数千円程度のケースが多いです。取引ボーナスは、取引量に応じてキャッシュバックがもらえたり、ボーナスや景品と交換できるポイントが貯まるというものです。

入金ボーナスは、入金した分に応じて受け取れるボーナスで、多くの海外FX業者では証拠金として使えます。証拠金が増えると、追加のポジションを取るのが容易になります。また、ボーナスを使えば、損切り幅を広くしたり、ロットを大きくしたりするなど、リスクの高い取引もできます。

入金ボーナスは、口座開設ボーナスや取引ボーナスよりも証拠金を増やすことに特化しているため、ピラミッディングに適しているといえます。

例えば、100%入金ボーナスを利用して5万円を入金するとします。すると、5万円のボーナスがもらえます。クッション機能のある海外FX業者なら、10万円分のポジションを持つことができますし、入金分の5万円を超える含み損に耐えられます。

入金ボーナス

ただし、ボーナスを証拠金として利用できない海外FX業者や、そもそもボーナスを提供していない海外FX業者も存在します。海外FXのボーナスプログラムを活用したい場合は、その業者のボーナスの性質や提供の有無をあらかじめチェックしておきましょう。

ゼロカットシステムが採用されている

ほとんどの海外FXではゼロカットシステムが採用されています。ゼロカットシステムとは、口座残高がマイナスになってしまっても、マイナス分をFX業者が負担してくれる仕組みです。これは、ピラミッディングを行う上でも利点となります。

海外FXのゼロカットの仕組み

ピラミッディングは、トレンドに乗ってポジションを追加していくため、終盤にかけて保有するポジション量が大きくなっていきます。そのため、上手くいけば大きい利益を得られる反面、急激な逆行があった場合などは、大きな損失が出てしまうリスクがあります。

損失が出ない位置にストップロスを設定していたとしても、相場が急に動いたり週明けに窓開けが起きたりすると、証拠金を超える損失が発生する可能性はあります。

しかし、そのような場合にも、ゼロカットシステムがあれば入金額以上の損失を心配する必要がありません。ピラミッディングを行う際には、ゼロカットシステムがあると安心でしょう。

knowledge
窓開けとは?

窓開けとは、主に金曜日の終値と月曜日の始値の間に大きな価格差が生じ、チャート上に隙間ができる現象のことです。これは、土日に何らかの要因で為替レートが大きく変動したことを示しています。窓が開いた場合、指値で注文していたとしても、月曜日の始値のレートで約定する可能性があるため注意が必要です。

海外FXでピラミッディングを行うデメリット

海外FXでピラミッディングを行うことには、当然デメリットも存在します。主なデメリットとしては以下の2つを挙げられます。

スプレッドが広い場合がある

海外FXでは国内FXに比べて、スプレッドが広めに設定されている傾向があります。

knowledge
スプレッドとは?

スプレッドとは、買値(Ask)と売値(Bid)の差額のことで、FX会社の手数料に相当します。ほとんどの場合、スプレッドは通貨ペアや時間帯、市場の状況によって変動します。FX業者によっては狭いスプレッドを提供する代わりに、取引ごとに手数料がかかる場合があるので注意が必要です。

スプレッドが広いとエントリーや決済の位置が不利になり、利益が減ってしまいます。ピラミッディングでは、追加ポジションの価格や、平均建値の位置を最適化することが重要です。そのため、スプレッドが広いことは、ピラミッディングにおいて大きなデメリットとなり得ます。

しかし、全ての海外FX業者が国内FXよりもスプレッドが広いわけではありません。キャンペーンやボーナスが少ない分、狭いスプレッドを提供している海外FX業者も存在します。そのような海外FX業者の中には、通貨ペアによっては国内FX業者よりも低いスプレッドを実現しているところもあります。

実際に比較してみましょう。

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ユーロドルのスプレッド比較
口座 スプレッド
XMTrading(スタンダード) 1.6pips
Exness(プロ) 0.6pips
ヒロセ通商 0.3~0.7pips
外為オンライン 1.0pips
口座 スプレッド
XMTrading(スタンダード) 1.6pips
Exness(プロ) 0.6pips
ヒロセ通商 0.3~0.7pips
外為オンライン 1.0pips

まずは、海外FX業者のXMTrading(スタンダード口座)と、国内FX業者のヒロセ通商を比較します。この場合、XMTradingのほうが1.1〜1.3pips広いことが分かります。上記はユーロドルでの比較ですが、他の通貨ペアについても、概ね国内FX業者のスプレッドのほうが狭いという結果になります。

一方で、海外FX業者のExnessのスプレッドは、ヒロセ通商には劣るシーンもあるものの、国内FX業者の外為オンラインよりも狭いという結果になりました。利用するFX業者によっては、このように海外FXのほうが有利なスプレッドとなる場合があります。

point
通貨ペアが円絡みかどうか

ドル円のような円絡みの通貨ペアのスプレッドは、国内FXのほうが狭いケースが多いです。一方で、ユーロドルのような円を含まない通貨ペアになると、海外FXのほうが狭いケースも出てきます。マイナーな銘柄については、海外FXでしか取引できないことも多いです。

マイナススワップが大きい場合がある

海外FX業者によっては、マイナススワップが大きめに設定されている場合があります。

ピラミッディングでは、複数のポジションを長期保有することになりやすいです。マイナススワップが大きい海外FX業者を利用すると、数日にわたってポジションを保有する中で利益が目減りしてしまうというリスクがあります。

knowledge
スワップポイントとは?

スワップポイントとは、異なる通貨間の金利差によって発生する利息のことです。ポジションを保有したまま翌日に持ち越すと、プラスまたはマイナスの金額として口座に反映されます。FX業者によってその金額は異なり、売買方向やFX業者の仕様によっては取引が有利になる場合があります。

ただし海外FX業者の中には、全体的にプラススワップが大きめな業者も存在します。銘柄や売買の方向によっては、プラススワップの恩恵を受けることができ、むしろ長期保有において有利になる場合があります。

また、スワップフリー口座と呼ばれる、ポジションが日を跨いでもスワップを発生させない口座タイプを提供している海外FX業者もあります。

このように海外FX業者の選択次第では、スワップポイントによるデメリットを排除して、ピラミッディングを行うことが可能です。海外FX業者を使ってピラミッディングを行う場合は、その会社のスワップポイントに関する仕様をよく確認しておきましょう。

海外FXのスワップフリー口座とは?メリット・デメリットを解説

ピラミッディングにおけるポジション追加のタイミング

ピラミッディングで利益を最大化するには、まず有利なポイントで積み増しを行う必要があります。こちらでは、エントリーの精度を高める積み増しの方法を紹介します。

高値・安値ブレイク

ポジションを積み増す方法として、直近の高値・安値をブレイクしたときを挙げることができます。積み増しのタイミングが比較的分かりやすく、判断に悩みにくいでしょう。

高値・安値のブレイクでエントリーした場合、逆指値の位置はブレイクした波の押し安値または戻り高値に設定するのが一般的です。

高値安値ブレイク1

例えば上昇トレンドの場合、押し安値を下に抜けると、トレンドは一旦終了したとみなすことができます。そのまま下落する可能性があるため、逆指値設定の目安にされることが多くなっています。

この方法は積み増しのタイミングが明確ですが、ブレイクのタイミングで積み増ししてもすぐに戻ってきてしまうケースがあります。

point
「だまし」に注意しよう

トレンドに沿ってローソク足が高値や安値をブレイクしたとき、大きな陰線や陽線、あるいは長い髭をつけて価格が逆戻りする「だまし」が起こることがあります。これを避けるにはさまざまな工夫が必要で、例えば、ローソク足が高値を更新して確定した後にエントリーするなどの工夫が挙げられます。

押し目買い・戻り売り

押し目や戻り目を待って積み増しを行う方法を紹介します。

押し目買いでは、上昇トレンド中に一時的に下がったところで買いを入れ、戻り売りでは下降トレンド中に一時的に上がったところで売りを入れます。

押し目買い・戻り売りのポイントは以下のようなポイントです。

押し目買い戻り売り

長期足で上昇トレンドの場合は、短期的な下落(押し目)に対して逆張りのロングを狙います。逆に長期足で下降トレンドの場合は、短期的な上昇(戻り目)に対して逆張りしショートを狙うことになります。

上手くいけば、高値・安値のブレイクでエントリーする方法よりも有利な位置でエントリーできる可能性があります。

押し目買い、戻り売りのタイミングを計る2つの方法を紹介していきます。

トレンドラインブレイク

短期足が長期トレンドに対して押し目・戻り目を形成する際、長期足トレンドとは逆方向のトレンドが形成されることがあります。より具体的には、長期足が上昇トレンドならば短期的な値動きの高値同士を結んで、長期足が下落トレンドならば短期的な値動きの安値同士を結ぶことでトレンドラインを引けることがあります。

このトレンドラインをブレイクしたタイミングでポジションを追加していきます。具体的には以下のようなポイントとなります。

トレンドラインブレイク

このようなトレンドラインをブレイクするタイミングは、長期のトレンド方向にレートが伸びやすく、ピラミッディングのポジションの積み増しにも有効な可能性があります。

トレンドラインをブレイクするタイミングは、長期トレンドと短期トレンドの方向が一致するきっかけになりやすいです。これにより、長期トレンド方向にレートが伸びやすくなるというわけです。

反転のチャートパターン

押し目や戻り目でのエントリータイミングを計る上で、トレンド転換のチャートパターンを参考にすると、有利な位置で追加ポジションを取りやすくなります。

knowledge
チャートパターンとは?

チャートパターンとは、相場の値動きが作った特定の形を目印にすることで、トレンドの転換や継続を予測する分析方法です。トレンド反転を示唆する「反転型」と、トレンド継続を示唆する「継続型」の2種類があります。ただし、必ずトレンドが反転・継続するわけではないので、過信は禁物です。

代表的なトレンド転換のチャートパターンとしては、以下のようなものがあります。

  • ダブルトップ(ダブルボトム)
  • ヘッドアンドショルダー(逆ヘッドアンドショルダー)
チャートパタ―ン

トレンドの反転・転換を示すプライスアクションを、ピラミッディングのエントリーに活用してみましょう。

上昇トレンド中は短期的に下がっている時にロングエントリーを行います。短期的に下がっている最中に、逆三尊やダブルボトムといったチャートパターンが出てきたらエントリ―していきます。

上昇トレンドの相場で押し目を狙う場合は、短期足が下落している途中でエントリーします。その際、逆三尊やダブルボトムなどの上昇反転のチャートパターンを参考にします。これにより、長期トレンドと短期トレンドが一致したと思われるタイミングでポジションを取ることができます。下降トレンドの場合はその逆になります。

チャートパタ―ン

このように押し目買いや戻り売りを検討する際には、明確な根拠をもとに積み増しを実践することで成功率を高めることができるでしょう。

ピラミッディングの決済タイミング

ピラミッディングでの利確と損切り設定について確認しましょう。

トレンドとは逆の高値・安値ブレイク

ピラミッディングはトレンドフォローで利益を最大化する手法であり、トレンドが終了したポイントで利益を確定するのが基本的な考え方となります。

トレンドが継続する状態は以下の通りです。

  • 上昇トレンド:高値・安値の切り上げ
  • 下降トレンド:高値・安値の切り下げ

これらの状態が否定されるタイミングでの決済が目安になります。具体的には、上昇トレンドなら直近安値のブレイク、下降トレンドなら直近高値のブレイクが決済のポイントになります。

トレンドの終了

この決済方法のメリットは、トレンドが継続する限り利益を伸ばせることです。まさにピラミッディングの醍醐味である、利益の最大化を狙うことができます。

デメリットとしては、直近の高値安値を割った時点で全てのポジションを決済するため、最後に追加したポジションがマイナスで決済される可能性があることです。

特に、逆ピラミッディングの場合は終盤になるほどポジションが大きくなるため、損益が±0になることや、トータルで損切りになることもあり得るので注意が必要です。

目標価格に到達したタイミング

ピラミッディングにおける利益確定のタイミングとして、目標価格に到達したときに決済するという方法があります。

目標価格で決済

この方法では、目標価格をあらかじめ設定しておくので、トレード計画を事前に立てることができます。特にピラミッディングでは、追加するポジションのサイズや値幅など綿密な計算が必要になるので、これらを前もって準備しておけるのはメリットでしょう。

ただし、目標価格で利益確定することは、トレンド継続中に利益を確定させることになります。トレンドがその後も続いたら、利益を逃してしまうことになりますが、これは割り切るしかないでしょう。

また、基本的に目標価格に達するまでは、損切りか平均建値付近で決済することになるため、目標に届かない限り利益が残らない点はデメリットといえます。

インジケーターを参考にする

インジケーターを、エントリーや利益確定の判断基準の一つとして活用することもできます。

以下の画像はドル円の4時間足チャートに日足の20SMA(4時間足で80SMA)を表示したものです。

この例では、日足の20SMAを上に抜けた後に最初のエントリーを行っています。その後も直近高値をブレイクするごとにポジションを追加していきました。

インジケーター2 インジケーター2

その後、ローソク足が日足20SMAを下に抜けて確定した段階で全てのポジションを決済しました。

インジケーター2 インジケーター2

このようにインジケーターを利用することにより、決済のタイミングを視覚的に分かりやすくすることができます。

また、今回の例のように、4時間足に対して、上位足の20SMAを表示させることにより上位時間足のトレンドに逆らわないエントリー、および上位時間足の流れに合った決済を行うことができます。

ただし、上記の例では利益の取りこぼしを許してしまっているとも考えられます。

各エントリー後の値動きに注目してみて下さい。エントリーした後に下落があり、エントリー位置がいずれも押し目となっています。押し目となるのを待ち、それからエントリーしたほうが利益を伸ばせていたという状況なので、今回の手法では利益を取りこぼしているともいえるのです。

しかしながら、これは結果論です。押し目を作るのを待っていたらエントリーできなかったかもしれません。このように各トレード方法にはメリット・デメリットがあります。デメリット部分は仕方ないと割り切り、ルールに従ってトレードしていきましょう。

point
決済方法に正解はない

それぞれの決済方法にはそれぞれにメリットとデメリットがあるため、一概にどれが優れているということはありません。性格やトレードスタイルに合わせて選択しましょう。どの決済方法でも利益の取りこぼしは起こり得るので、自分で納得できる決済方法を選ぶことが大切です。

ピラミッディングでの失敗を避けるコツ

ピラミッディングでの失敗を避けるコツとして、以下の点を紹介します。

リスク管理のルールを守る

トレードにおいてリスク管理や資金管理は、損失を抑え、利益を拡大するために必要不可欠です。

ピラミッディングにおけるリスク管理とは、主に、トレンドの開始から終了にかけて、どのように資金を配分してポジションを積み増し、いつ決済するかを決めることです。ピラミッディングでは複数のポジションを保有するという状況が生じることから、さらにリスク管理を徹底する必要があります。

具体的に決めておいたほうが良い項目の例は以下の通りです。

  • 最初エントリーのロット数
  • 許容損失額
  • どうなったら決済するか
  • どうなったら積み増しを行うか
  • 積み増しのロット数の上限

リスク管理や資金管理を適切に行えば、ピラミッディングは効果的な手法となりますが、そうでなければ、大きな損失を招く危険性を持ちます。あらかじめルールを決めて計画的にトレードを行いましょう。

長期トレンドに順張りする

ピラミッディングとは、トレンドに従ってポジションを段階的に増やすことで、利益を最大化する手法です。この手法を成功させるには、長期的なトレンドに沿ったエントリーが重要です。

長期的なトレンドに乗るためには、マルチタイムフレーム(MTF)分析が有効です。MTF分析とは、長期足から短期足へと順にチャートを分析し、トレンドやレンジの状況を把握することです。

相場において、短期足は長期足のトレンド方向に動きやすい傾向があります。したがって、ピラミッディングでは、長期足のトレンドを確認し、短期足での押し目や戻り目をエントリーのタイミングとして狙うのが一般的です。

notice
時間足の役割を決めてMTF分析を行う

むやみに長期足を分析してもトレードは上手くいかないかもしれません。自分のトレードスタイルや目的に合わせて、時間足の役割を決めておくことが重要です。例えば4時間足のトレンドに対して、1時間足を見てエントリ―するといった、明確な役割を決めてMTF分析を行うと良いでしょう。

複数の銘柄を監視する

ピラミッディングを行う際は、中長期的にトレンドが発生している銘柄を取引するのが好ましいです。しかし、相場の大半はレンジ相場といわれており、エントリーチャンスが少ないという欠点があります。

そこで、複数の通貨ペアを監視することで、この欠点をカバーすることができます。

銘柄選びのポイントは、以下の2つです。

  • 値動きの性質が異なる銘柄
  • 流動性が高い銘柄

例えば、複数のクロス円を選択してしまうと、異なる銘柄でもトレンドやレンジ相場が重なりやすくなります。通貨ペアだけでなく、株価指数やゴールド(XAU)など、FX通貨ペア以外の銘柄を監視するのも有効です。

また、マイナー通貨ペアは値動きが不安定で、トレンドを把握するのが難しい場合があります。そのため、主要通貨ペアなどの流動性が高い銘柄を選択するのが好ましいです。

市場参加者が多いとされる主要通貨ペアを選択することで、テクニカル分析が機能しやすくなり、トレンドが終了するまで利益を最大化できる可能性が高まります。

ピラミッディングで役立つインジケーター

ブレイクイーブンポイント(損益分岐点)にラインを表示する、MT4/MT5のインジケーターを紹介します。

Breakeven Line

MT4/MT5の開発元が運営する「MQL5コミュニティ」に掲載されている「Breakeven Line」を紹介します。

このインジケーターを適用すると、同じ銘柄で複数のポジションを保有した場合に、損益分岐点が計算されてブレイクイーブンラインが表示されます。

Breakeven Line Breakeven Line

出典:MQL5

Breakeven Lineは必要最低限の機能に特化しているため、パラメータの設定が比較的簡単なインジケーターです。こちらのインジケーターは無料のデモ版が提供されているため、興味を持った人は試してみると良いかもしれません。

knowledge
MQL5コミュニティとは?

MQL5コミュニティとは、MT4/MT5の開発元であるロシアのメタクォーツ社が運営するインターネット上の交流サイトです。インジケーターの販売や情報交換が行われています。

Breakeven Price MT5

「MQL5コミュニティ」に掲載されている「Breakeven Price MT5」を紹介します。

スワップポイントと取引手数料を含むブレイクイーブンラインを、買いポジションと売りポジションで別々に表示できるMT5専用のインジケーターです。

実際の画面は以下のようになります。点線と破線で買いと売りのブレークイーブンラインを色分けできます。スワップポイントや取引手数料を計算に含むかどうかを、On/Offで切り替え可能です

Breakeven Price MT5 Breakeven Price MT5

出典:MQL5

海外FXでピラミッディングを活用しよう

ピラミッディングはトレンドフォロー戦略の1つで、ポジションを段階的に増やしていき、1つのトレンドの中で大きな利益を狙えるトレード方法です。

海外FXを利用すると、ピラミッディングのメリットを最大限に活かすことができます。海外FXでは、以下のような特徴があります。

  • 高いレバレッジで資金効率を高められる
  • ボーナスを利用して入金額を抑えられる
  • ゼロカットシステムで安心して取引できる

ピラミッディングには4種類の方法があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解し、自分のトレードスタイルに合った方法を選びましょう。また、海外FX業者選びも重要です。取引環境や信頼性の面から業者を選び、安心してピラミッディングに挑戦してみましょう。

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