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海外FXでは年末年始・クリスマスも取引可能?相場の特徴や注意点も解説

海外FXでは年末年始・クリスマスも取引可能?相場の特徴や注意点も解説

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海外FXの取引は、平日であればほぼ24時間可能です。しかし、クリスマス期間や年末年始には制限がかかります。

具体的には、クリスマス前後(12月23日頃から26日頃)や、お正月前後(12月29日頃から1月3日頃)は取引時間が制限される可能性があります。

この記事では、クリスマス期間や年末年始における取引時間や、休暇前後の相場の特徴を解説します。

年末年始やクリスマスの取引時間

年末年始やクリスマスの取引時間は、業者によって異なります。それぞれの取引時間や取引可否について主要業者の例を交えて紹介します。

年末年始の取引時間

年末年始は取引時間が制限され、通常通りトレードできないことが多くなります。この時期の取引可能な時間の例として、2022年の年末年始でよく見られた営業時間を紹介します。

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一般的な年末年始の営業時間
日付 取引可能時間
12/28(水) 通常通り
12/29(木) 通常通り
12/30(金) 通常通り
12/31(土) 休場
1/1(日) 休場
1/2(月) 休場や午後4時から通常通りなど
1/3(火) 通常通り
日付 取引可能時間
12/28(水) 通常通り
12/29(木) 通常通り
12/30(金) 通常通り
12/31(土) 休場
1/1(日) 休場
1/2(月) 休場や午後4時から
通常通りなど
1/3(火) 通常通り

ただし、年末年始の営業時間はブローカーによって異なります。また、土日や祝日の関係で年によっても異なります。

海外FXで取引可能な時間は?おすすめの時間帯や夏冬時間なども解説

海外FX業者ごとに年末年始の取引時間がどのように異なるのかを、2022年の状況から確認してみましょう。大手3社の取引時間を例として取り上げます。

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年末年始の取引時間の比較
日付 XMTrading Titan FX AXIORY
12/28(水) 通常通り 通常通り 通常通り
12/29(木) 通常通り 通常通り 通常通り
12/30(金) 通常通り 通常通り 通常通り
12/31(土) 休場 休場 休場
1/1(日) 休場 休場 休場
1/2(月) 午後4時から取引可能*1 特別休場 通常通り
1/3(火) 通常通り 通常通り 通常通り
日付 XMTrading Titan FX AXIORY
12/28(水) 通常通り 通常通り 通常通り
12/29(木) 通常通り 通常通り 通常通り
12/30(金) 通常通り 通常通り 通常通り
12/31(土) 休場 休場 休場
1/1(日) 休場 休場 休場
1/2(月) 通常通り 特別休場 通常通り
1/3(火) 午後4時から
取引可能*1
通常通り 通常通り

*1日本時間です。

2022年から2023年にかけての年末年始は12月31日が土曜日、1月1日が日曜日とちょうど週末に重なったため、それほどイレギュラーな日程にはなりませんでした。しかし1月2日については、取引停止とするFX業者もあれば、一部の時間帯から取引可能とするFX業者もありました。

年末年始の取引時間はブローカーによっても、年によっても異なるため、毎年確認が必要です。その年の11月には決まっていることが多いと考えられるので、その時期に確認してみましょう。

knowledge
年末年始の休暇は地域で異なる

年末年始の休暇について、日本では12月28日頃から翌年1月3日までが一般的です。しかし、欧米諸国ではクリスマスイブの12月24日から1月1日までが休みで、1月2日から通常営業となることが多いです。

クリスマスの取引時間

日本ではクリスマスイブやクリスマスは休日ではありませんが、欧米諸国では休みとなります。市場も休みに入るので、注意が必要です。

クリスマス期間における取引時間は、一般的には下記のようになります。

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一般的な年末年始の取引時間
日付 取引時間
12/23 通常通り
12/24 休場
12/25 休場
12/26 休場や特定時間のみ取引可能など
12/27 通常通り
日付 取引時間
12/23 通常通り
12/24 休場
12/25 休場
12/26 休場や特定時間のみ取引可能など
12/27 通常通り

業者によって取引時間や期間が異なってきますから、必ずオフィシャルサイトなどで確認するようにしましょう。

FX業者によってクリスマス期間の取引時間がどのように異なるのかを、2022年の状況から確認してみましょう。大手3社を例に取ってみます。

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クリスマス期間の取引時間
日付 XMTrading Titan FX AXIORY
12/23(金) 通常通り 通常通り 通常通り
12/24(土) 休場 休場 休場
12/25(日) 休場 休場 休場
12/26(月) 特別休場 特別休場 午前7時から通常通り*1
12/27(火) 通常通り 通常通り 通常通り
日付 XMTrading Titan FX AXIORY
12/23(金) 通常通り 通常通り 通常通り
12/24(土) 休場 休場 休場
12/25(日) 休場 休場 休場
12/26(月) 特別休場 特別休場 午前7時から
通常通り*1
12/27(火) 通常通り 通常通り 通常通り

*1日本時間です。

2022年は、12月24日と12月25日が週末と重なったため、あまりイレギュラーな日程になっていません。ただし、翌26日は25日の振替休日となったこともあり、取引自体休み、あるいは変則的な取引時間となりました。

株価指数や仮想通貨の取引時間にも注意

年末年始やクリスマスにおける株価指数の取引時間は、おおよそ為替銘柄と同じです。

ただし、クリスマスの1日後にボクシングデーと呼ばれる祝日が英国やカナダにはあります。その日の前後は英国の株価指数「UK100」や、カナダの株価指数「CAN60」などの取引が制限される場合があるので、注意しましょう。

また、普段は土日も取引可能なことが多い仮想通貨(暗号資産)については、通常通り取引できるFX業者もあれば年末年始は取引できなくなるFX業者もあります。

なお、年末年始にはカスタマーサポートや入出金の対応もイレギュラーとなります。あわせて確認しておきましょう。

年末年始やクリスマスのサポート・入出金対応

年末年始とクリスマス期間においては、取引時間だけでなく、サポート業務や入出金の対応もイレギュラーとなります。どのように変化するかを確認してみましょう。

サポート業務時間帯

2022年から2023年にかけての年末年始において、大手海外FX業者3社がどのようなサポート体制であったかを確認しましょう。

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各社のサポート体制
日付 XMTrading Titan FX*1 AXIORY
12/23(金) 通常通り 通常通り 通常通り
12/24(土) 休業 通常通り 休業
12/25(日) 休業 通常通り 休業
12/26(月) 通常通り 通常通り 通常通り
12/27(火)〜 30(金) 通常通り 通常通り 通常通り
12/31(土) 休業 通常通り 休業
1/1(日) 休業 通常通り 休業
1/2(月) 休業 通常通り 通常通り
1/3(火) 通常通り 通常通り 通常通り
1/4(水) 通常通り 通常通り 通常通り
日付 XMTrading Titan FX*1 AXIORY
12/23(金) 通常通り 通常通り 通常通り
12/24(土) 休業 通常通り 休業
12/25(日) 休業 通常通り 休業
12/26(月) 通常通り 通常通り 通常通り
12/27(火)〜 30(金) 通常通り 通常通り 通常通り
12/31(土) 休業 通常通り 休業
1/1(日) 休業 通常通り 休業
1/2(月) 休業 通常通り 通常通り
1/3(火) 通常通り 通常通り 通常通り
1/4(水) 通常通り 通常通り 通常通り

*1一部の日程では電話サポートの時間が短縮となります。

通常通りのサポート体制に戻るのは、XMTradingは1月3日から、AXIORYは1月2日からでした。

一方でサポート対応を重視するTitan FXは、クリスマスや年末年始の期間でも、ほぼ通常通りのサポートを行っていました。電話でのサポートについては、一部の日程で対応時間が短縮となっていたものの、メールやチャットでは通常通り問い合わせ可能でした。

入出金対応

クリスマスや年末年始になれば、海外FX業者だけでなく金融機関も休みに入ります。そのため、入出金対応も通常時とは異なります。

ここでは、大手海外FX業者であるAXIORYの対応を確認してみましょう。

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入出金の対応状況(国内銀行送金)
日付 入金 出金
12/23(金) 対応 対応
12/24(土) 休業 休業
12/25(日) 休業 休業
12/26(月) 対応 対応
12/27(火)〜 30(金) 対応 対応
12/31(土) 対応 対応
1/1(日) 対応 休業
1/2(月) 休業 休業
1/3(火) 休業 休業
1/4(水) 対応 対応
日付 入金 出金
12/23(金) 対応 対応
12/24(土) 休業 休業
12/25(日) 休業 休業
12/26(月) 対応 対応
12/27(火)〜 30(金) 対応 対応
12/31(土) 対応 対応
1/1(日) 対応 休業
1/2(月) 休業 休業
1/3(火) 休業 休業
1/4(水) 対応 対応

平日であっても入出金に対応していない日があることが分かります。

「入金したのに反映されない」「出金ができない」などと慌てることがないように、事前に入出金対応の日程は確認しておきましょう。また、休暇期間の前後は入出金申請が集中する恐れもあるため、期間をズラして申請するのも1つの方法でしょう。

notice
利用する銀行によっても変わる

FX業者が入出金に対応していても、ユーザーが利用する銀行が休みであれば、入出金の完了が遅くなってしまう可能性があります。

年末年始やクリスマスの相場の特徴

ここではクリスマスや年末年始相場の特徴を解説します。

流動性が低下し、スプレッドが拡大する

年末年始やクリスマスなどの休暇期間中は、市場の流動性が低下し、スプレッドが拡大する傾向があります。スプレッドとは、買値と売値の差であり、取引にかかる手数料に該当します。基本的に、流動性が低いとスプレッドが広がり、取引コストが高くなります。そのため、トレーダーにとっては不利な状況です。

休暇期間中は、スプレッドが不利になったり、後に説明するイレギュラーな動きが懸念されたりするので、この期間は取引しないと決めている個人トレーダーも少なくありません。

knowledge
流動性とは?

流動性とは、通貨ペアの売買の活発さや、適正レートでの取引の成立しやすさを表します。流動性が高ければその通貨ペアの取引が活発であり、適正レートですぐに取引できるということになります。

突発的な急騰急落が起こることも

クリスマス期間や年末年始には、市場参加者が少なくなります。しかし値動きが停滞するとは限らず、突発的な急騰・急落が起こる可能性もあります。

突発的な値動きが生じる要因の1つとして、大口投資家や金融機関のポジション調整などが挙げられます。多くの大口投資家や金融機関は休日前に、ポジションを整理します。市場参加者が少ないときに、ポジション調整などによる大量の売買注文が入ると、価格に大きな影響を与えることがあります。

さらに、その値動きに乗じて利益を狙う投機筋が参入することで、値動きが加速することもあります。

knowledge
投機筋とは?

投機筋とは、短期間で大きな利益を得ようとする投資家のことです。分単位や時間単位、1日から長くても1ヶ月単位で利益を得ようとする金融機関を指すことが多いです。

年末年始の急騰急落の例として、2014年年末のドル円の日足チャートを確認してみましょう。

ドル円2014急落チャート ドル円2014急落チャート

12月30日の値動きに注目して下さい。始値が120円台半ばだったドル円が、一時118円台後半まで下落し、最終的には2円弱の円高で終了しています。

2円近い急落により、買いのポジションを保有したままであれば、大きな損失を抱えた状態で年明けを迎えることになった可能性があります。ロスカットにあったトレーダーもいたかもしれません。

上記の下落を引き起こしたのが、年末年始特有の要因であったかどうかは分かりません。しかし、年末年始に急騰急落が起こる可能性はあり、この点にはご注意下さい。

point
休暇前はポジション決済が無難

クリスマス前後や年末年始の相場では、スプレッドの急拡大や急騰急落が起こる可能性があります。思わぬ損失を防ぐため、休暇前にポジションを決済しておくのが無難です。どうしてもポジションを保有しておきたい場合は、ストップロスを設定しておきましょう。

海外FXの取引が制限される休暇

クリスマス期間や年末年始ほどではありませんが、欧米諸国の主要な祝日は流動性が低くなったり、取引が制限されたりします。特に株価指数などは取引時間が制限されるので、日頃から取引をしている場合は、事前に確認しておくのが良いでしょう。

欧米諸国の祝日の例を挙げます。

icon_tryangle_black
欧米諸国の祝日の一部
日程 祝日の名称
3月下旬〜4月下旬
(土日を挟む4連休)
聖金曜日
イースター
5月最初の月曜日 アーリー・メイバンク・ホリデー(英国のみ)
5月最後の月曜日 スプリング・バンク・ホリデー(英国のみ)
8月最後の月曜日 サマー・バンク・ホリデー(英国のみ)
7月4日 独立記念日(米国のみ)
11月の第4木曜日 感謝祭(米国のみ)
日程 祝日の名称
3月下旬〜4月下旬
(土日を挟む4連休)
聖金曜日
イースター
5月最初の月曜日
アーリー・メイバンク・ホリデー
(英国のみ)
5月最後の月曜日
スプリング・バンク・ホリデー
(英国のみ)
8月最後の月曜日
サマー・バンク・ホリデー
(英国のみ)
7月4日
独立記念日
(米国のみ)
11月の第4木曜日
感謝祭
(米国のみ)

この中でも特に注意したいのは、土日を挟んで4連休となる「聖金曜日」「イースター」の時期です。毎年日程が変動する点にも注意が必要です。

休暇を見越したリスク管理を

クリスマス期間や年末年始は、海外FXの取引が制限されます。取引可能な日であっても、通常とは異なる値動きになりやすいため、休暇前にポジションを決済しておくのが無難かもしれません。

また、サポートや入出金の対応がイレギュラーになる点や、ブローカーによって対応状況が異なる点にも注意して下さい。

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