海外FXでのクレジットカード入出金は実用的?入金できない理由も解説
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海外FX業者への入金方法として便利なのがクレジットカード決済です。入金時の着金の早さや手数料の低さなどに魅力があります。一方で、「日本のカードで入金できる?」「クレカ入金は実用的?」と感じる人もいるかもしれません。
しかし現在海外FX業者は日本人ユーザーに向けて、さまざまな入出金方法を提供しており、日本のクレジットカードも利用できるようになっています。
この記事では、海外FXでのクレジットカードの入出金の特徴と仕組みを解説します。
海外FXでの入出金方法による違い
まず海外FXにおいて、クレジットカードとそれ以外の入出金方法を比較してみましょう。
利用できる入出金方法は業者によって異なりますが、基本的な方法は共通しています。代表的な入出金方法の種類と、それぞれの特徴を図示すると以下のようになります。
上記の入出金方法の 「反映時間」「手数料」をまとめると、以下のようになります。
方法 | 入金の反映時間 | 入金手数料 |
クレジットカード/デビットカード | 即時 | 無料 |
国内銀行送金 | 1~3営業日 | 数百円 |
海外銀行送金 | 2~5営業日 | 数千円 |
仮想通貨 | 1~3営業日 | 通貨による |
オンラインウォレット*1 | 即時 | 100円 |
方法 | 入金の 反映時間 |
入金 手数料 |
クレジットカード /デビットカード |
即時 | 無料 |
国内銀行送金 | 1~3営業日 | 数百円 |
海外銀行送金 | 2~5営業日 | 数千円 |
仮想通貨 | 1~3営業日 | 通貨による |
オンライン ウォレット*1 |
即時 | 100円 |
方法 | 出金の反映時間 | 出金手数料 |
クレジットカード/デビットカード | 3~20日 | 無料 |
国内銀行送金 | 1~3営業日 | 無料 |
海外銀行送金 | ~1週間 | 数千円 |
仮想通貨 | 1~3営業日 | 無料 |
オンラインウォレット*1 | 即時 | 無料 |
*1bitwalletの条件です。別途ウォレットへの入出金手数料が発生します。
方法 | 出金の 反映時間 |
出金 手数料 |
クレジットカード /デビットカード |
3~20日 | 無料 |
国内銀行送金 | 1~3営業日 | 無料 |
海外銀行送金 | ~1週間 | 数千円 |
仮想通貨 | 1~3営業日 | 無料 |
オンライン ウォレット*1 |
即時 | 無料 |
*1bitwalletの条件です。別途ウォレットへの入出金手数料が発生します。
国内銀行や仮想通貨(暗号資産)、オンラインウォレットを利用した方法と比較したとき、入金の反映が「即時」である点がクレジットカードを使う魅力といえるでしょう。
クレジットカードで入金すれば、長い間待たされることなく取引ができると期待できるのです。
海外FXでのクレジットカード入出金のメリット
海外FX業者への入出金にクレジットカードを利用するメリットには、以下のような点があります。
それぞれのメリットについて解説します。
口座への反映が早く、手続きも簡単
海外FXのクレジットカード入金は口座反映の速さが魅力です。また手続きも簡単でカード情報を入力するだけで手続きが完了します。クレジットカードで入金すればすぐに取引を開始できます。カード登録も最初だけで2回目以降は、同じカードを使えば手間がかからないのも便利です。
手数料が無料
海外FXでのクレジットカード利用は基本手数料がかかりません。海外FX業者で設定している最低入金額に気をつければ、他の入金方法よりもコスト面でメリットがあります。
対応している海外FX業者が多い
後ほど解説しますが、クレジットカードで入出金ができる海外FX業者が多い点もメリットといえるでしょう。入金方法で迷ったときにクレジットカードが利用できるのは有り難いですし、ユーザーにとっても便利です。
各社のクレジットカード入出金への対応状況
口座への反映が即時実行されるなど、クレジットカードでの入出金はユーザーにとってもメリットがあります。そのため海外FX業者でクレジットカードに対応しているブローカーも数多くあります。
ただし受け付けてくれるカードは、業者により異なってくるので注意が必要です。主要なFX業者の対応状況は次の通りです。
業者 | ブランド | 最低入金額 | 入金上限額 |
A社 | VISA JCB |
500円 10,000円 |
800,000円 300,000円 |
B社 | VISA Mastercard JCB DinersClub AMEX*1 |
20,000円*2 | 10,000,000円 200,000円*3 |
C社 | VISA Mastercard JCB |
50,000円 | 500,000円 |
D社 | VISA Mastercard JCB |
1,000円 | 1,000,000円 |
*1執筆時点(2023年7月)では利用調整中となっています。
*2初回のみの最低入金額であり、2回目以降は設定がありません。
*3JCBカードの入金上限額は20万円です。
業者 | ブランド | 最低入金額 | 入金上限額 |
A社 | VISA JCB |
500円 10,000円 |
800,000円 300,000円 |
B社 | VISA Mastercard JCB DinersClub AMEX*1 |
20,000円*2 | 10,000,000円 200,000円*3 |
C社 | VISA Mastercard JCB |
50,000円 | 500,000円 |
D社 | VISA Mastercard JCB |
1,000円 | 1,000,000円 |
*1執筆時点(2023年7月)では利用調整中となっています。
*2初回のみの最低入金額であり、2回目以降は設定がありません。
*3JCBカードの入金上限額は20万円です。
このように業者によって対応するクレジットカードはまちまちですが、一番多いのがVISAカードです。海外FXでどのブランドのクレジットカードを使えるのか、また自分がどのクレジットカードを使いたいのかを確認しましょう。
海外FXでのクレジットカード入出金のデメリット
対応している海外FX業者が多いことやさまざまなブランドが利用できることを解説しましたが、クレジットカード利用でのデメリットもあります。
入金額以上の出金ができない
海外FXでクレジットカードで入出金を行う場合のデメリットは、入金額以上の出金ができないことです。
入金額を超える金額はクレジットカード以外の方法で出金する必要があります。これはマネーロンダリング(資金洗浄)を防止するためのルールです。
マネーロンダリングとは、犯罪によって得られた収益金(汚れたお金)の出所を隠蔽し、正当な手段で得たお金と見せかける行為です。汚れたお金を一般市場で使用しても身元がばれないようにすることを目的としています。
例として、5万円をクレジットカードで入金し、取引を経て残高が8万円になったケースを考えてみましょう。入金額を超える金額はクレジットカードで出金ができませんので、利益がいくらかを考えてみる必要があります。
上記のケースでは8万円のうち3万円が利益分です。前述の通り、利益分の3万円はクレジットカードでの出金ができませんので、以下のような別の出金方法で送金する必要があります。
- 銀行
- 仮想通貨(暗号資産)
- オンラインウォレット
いずれかの方法での出金となり、手数料が発生するケースが出てくるので注意が必要です。
出金の反映が遅くなる場合がある
利用しているカードや会社により異なりますが、出金に時間がかかる場合があります。
1ヶ月程度かかる場合もあるので、出金の際は時間的なゆとりを持つようにして下さい。
またカードの請求締切日によっても影響されるので、注意しておく必要があります。
クレジットカード出金を申請すると、利用するカード会社による返金の処理が行われます。締め日によって着金までの時間は異なります。基本的には他の出金方法より時間がかかりますので、出金を手早く行いたい場合は、bitwalletやSTICPAYなどの電子ウォレットサービスを利用すると良いでしょう。
海外FX取引でのクレジットカード利用の注意点
海外FXでのクレジットカードでの入出金には、さまざまなメリットがありますが、利用する際に注意しなければならない点もあります。
本人名義のカード以外は利用できない
海外FXで入出金に使えるクレジットカードは口座の名義と同じ名義のカードのみしか利用できません。家族や配偶者名義のカードは使えないので、注意しましょう。
口座とカード名義が同一でなければならない
海外FXでクレジットカード入出金を行うためには、口座とクレジットカード双方の名義のローマ字の綴りが一致していなければなりません。万が一、口座名とクレジットカードのローマ字が異なっていると、たとえ同じ人物の口座でも入金処理が保留状態になる可能性があります。海外FXでクレジットカード利用を考えている場合、口座開設の際はカード記載のローマ字と一致しているかどうかを確認するようにして下さい。
口座とクレジットカードのローマ字名が一致しているかどうかを確認しましょう。
クレジットカード出金ができない業者がある
一部の海外FX業者では、クレジットカード入金はできるが出金はできないところがあります。クレジットカード利用を考えている場合は、口座開設前に入出金が可能かどうかを確認しておきましょう。
クレジットカード出金でポイントが消滅
海外FXの口座にクレジットカードで入金をするとポイントが付与されますが、出金すると入金のキャンセル扱いとなるため、ポイントが消滅することになります。
どうしてもポイントが欲しい場合は、クレジットカード以外での出金をするしかありません。ただし入金と出金は同じ方法で出金するのがルールとしてあるので注意が必要です。
海外FX業者ではマネーロンダリング防止のため、入出金にルールを設けています。例えば、「入金時に選択した方法と同じ方法で出金をする必要がある」などです。
海外FX業者へクレジットカード入金ができない理由
海外FXでのクレジットカード利用は法的には問題ありませんし、取引上のメリットも大きいです。しかし、海外FX業者の公式サイトで利用可能となっていても、いざクレジットカード入金をしようとした場合、エラーが発生し入金できないこともあります。
その原因と対処法について解説していきます。
マネーロンダリングの防止のため
マネーロンダリング対策の一環として、クレジットカードでは入金額以上の出金ができないことを解説しました。それを一歩進めた形で、カード会社がマネーロンダリング対策としてカードそのものが利用できないようにしているケースもあります。
海外FX業者も対策のために本人確認を厳重に行っていますが、カード会社の中には、海外FX業者の入出金に自社のカードが使われることでマネーロンダリングに関わるリスクを懸念しているところもあります。そのため現在では、カード会社との契約が解消されつつある海外FX業者も少しずつ増えてきているようです。
公式サイトにカードブランドを記載している海外FX業者でも、実際使用できるかどうかについては改めて確認してみて下さい。
クレジットカード会社が利用を禁じているため
マネーロンダリング対策のため、カード会社によってはクレジットカードでの海外FX業者への入出金を利用停止しています。例えばこちらは楽天カードのケースです。
FX取引事業者との取引停止
金融庁に金融商品取引法上の登録を受けていない事業者(以下 無登録業者)との金融商品取引(FX取引等)にかかるトラブルが発生しております。
弊社では、無登録業者との取引については、順次お断りさせていただきますのでご了承ください。
出典:楽天カード
このようなケースの場合、海外FX業者に連絡をとっても分からない場合があります。
そのときはカード会社に確認を取るようにしましょう。
利用限度額に達しているため
海外FXに限らずクレジットカードの利用限度額に達している場合、当然ながら海外FX口座に入金することはできません。ほとんどのカード会社において海外でのショッピング、海外FX口座での支払い回数は基本的に一括です。
海外FX口座へカード入金する場合、分割払いやリボ払いはできません。入金ができない場合は、その時点での利用限度額の確認もしっかり行って下さい。
海外FXでクレジットカードを効果的に利用しよう
海外FXでのクレジットカードによる入出金は、非常に便利な決済方法です。メリットをもう一度おさらいしておきましょう。
・口座の反映が即時限
・手数料が無料
・扱っている業者が多い
このようにクレジットカードの利用には取引をする上で、時間とコスト面でのメリットが非常に大きいことが分かります。
「海外FX口座を開設し、すぐに取引をしたい」そのように考えるのであれば、自分が利用したいクレジットカードに対応しているかどうかを含めて、海外FX業者の取引条件を確認してみましょう。
すぐにでもFXを始めたいという方には、クレジットカードによる入金に対応した海外FX業者をおすすめします。
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