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通貨強弱インジケータは、通貨の強さと弱さを視覚的に表示する便利なツールです。しかし多くの選択肢があり、実際に使ってみたものの使い勝手に不満を感じた経験はありませんか?
今回はFXONで無料ダウンロードできる通貨強弱インジケータを詳しく解説します。MT4/MT5に対応し、動作の速さが特徴のこのツールは、日々のチャート分析に大いに役立ちます。値動きの大きい通貨ペアを特定し、効果的にトレードして利益を最大化しましょう。
通貨強弱インジケータとは、複数の通貨ペアの値動きから各通貨の相対的な強さや弱さを視覚的に把握できる分析ツールです。
知名度の高いOANDA証券『オアンダ ラボ』で提供されている、オンラインタイプの通貨強弱ツールを1度は使ったことがあるのではないでしょうか。
同社のツールはブラウザで即座に確認できる利便性がある一方で、カスタマイズ性に乏しいという欠点があります。また、無料プランでは機能が制限されており、より詳細な分析を行うには同社の証券口座で一定量の取引が必要です。
一方でインジケータタイプも存在しており、MT4/MT5などの取引プラットフォームに導入でき、チャート上で通貨の強弱関係を一目で確認できるという大きな利点があります。
このインジケータをチャートのサブウィンドウに表示することで、市場のトレンド方向を正確に把握し、取引対象とすべき通貨ペアを効果的に選定できるでしょう。
インジケータタイプには、表示形式や算出方法が異なる多様な種類が存在しています。この記事では、それらの特徴を踏まえて詳しく解説していきます。
FXONは、完全無料かつインストール手順がシンプルな通貨強弱インジケータを提供しています。
以下のリンクに、詳しいインストール手順を掲載していますのでご確認下さい。
このインジケータは取引プラットフォームMT4/MT5の開発元であるメタクォーツ(MetaQuotes)社の審査を通過しており、MT4/MT5との互換性が優れている点が特徴です。
以下では、FXONの通貨強弱インジケータの特徴について解説します。
FXONの通貨強弱インジケータは、主要8通貨を対象とし「変化率」の平均から強弱を算出するシンプルな設計です。
一般的な通貨強弱インジケータには、移動平均線(Moving Average)を使用して算出するタイプがあり、カスタマイズする際に「どの種類の移動平均線を使うべきか」「何日に設定すれば良いか」が分かりにくいという部分難点があります。
一方、FXONは折れ線グラフ左端(0で統一する時点)からの変化率という極めてシンプルな仕様を採用しているため、トレーダー歴が浅くても扱いやすいツールとなっています。
さらにFXONの通貨強弱インジケータでは、折れ線グラフを表示する期間を選択できるため、自分のトレード戦略に合わせて時間軸を調整できることが大きなメリットです。
トレンドを正確に把握したいトレーダーには「折れ線グラフ表示」がおすすめです。この表示は視覚的に推移を追えるため効果的です。チャート画面では、その瞬間の通貨強弱だけでなく、指定期間内の推移も確認できます。
FXONが提供する通貨強弱インジケータの特徴の1つは、MT4とMT5の両方に対応し、チャート上でさくさく動作する点です。
| ツール名 | 取引プラットフォーム |
| FXON通貨強弱インジケータ | MT4/MT5 |
| keys_Strong_Weak | MT4/MT5 |
| Absolute Currency Strength | MT5 |
| Currency-Meter-Indicator | MT4 |
| CM_Strength | MT4 |
| OANDA | 非対応 |
| ツール名 | 取引プラットフォーム |
| FXON通貨強弱インジケータ | MT4/MT5 |
| keys_Strong_Weak | MT4/MT5 |
| Absolute Currency Strength | MT5 |
| Currency-Meter-Indicator | MT4 |
| CM_Strength | MT4 |
| OANDA | 非対応 |
インジケータを追加後、チャートのスクロール時に動作が固まった経験をした方もいるのではないでしょうか。
実際、オシレータ系インジケータとトレンド系インジケータを合計3つ使用中でも、FXONの通貨強弱インジケータを追加した際に遅延は感じられませんでした。
FXONの通貨強弱インジケータは、過去のデータを検証するためにスクロールできます。
設定画面で「チャート表示範囲を対象に固定」をONにすると、チャート画面を過去にスクロールしても、画面の左端から現時点までの折れ線グラフが表示されます。
この機能の特徴は、過去の経済指標発表時に発生した通貨の強弱を分析できる点です。
「シンプルな算出方法」と「軽快な動作」が特徴のFXON通貨強弱インジケータを使って過去検証を行うことで、分析力をさらに高めることができます。
FXONの通貨強弱インジケータがおすすめなのは、次のようなトレーダーです。
デイトレード初心者には、FXONが提供する変化率型の通貨強弱インジケータがおすすめです。算出方式がシンプルで、通貨の強弱を直感的に把握できるからです。
15分足から1時間足の時間軸を使うデイトレードと相性が良く、初心者でも扱いやすいツールです。
ただし直近の価格変化をもとに計算されるため、短時間で値動きが激しく上下する可能性があります。この欠点を補うため、移動平均線などの他のインジケータと併用することをおすすめします。
デイトレード手法の詳しいことについては以下の記事をご覧下さい。
またFXONの通貨強弱インジケータはリアルタイムで更新されるため、スキャルピングを得意とするトレード上級者に最適です。
1分足ごとに強弱を即時計算して更新するため、「今この瞬間」の相場の勢いを正確に把握できます。
ただし、わずかな値動きでも数値が上下するため、移動平均線などの他のインジケータと併用する必要があります。
FXONの通貨強弱インジケータの使い方はとてもシンプルです。ここに記載する使い方を確認することで、チャートのサブウィンドウに思い通りの折れ線グラフが表示されます。
通貨強弱インジケータは簡単にインストールできます。
他のツールでは、MQL5コミュニティサイトへのログインが必要だったり、インストール途中で別の業者のページに転送されたりと、時間がかかって面倒なことがありました。
これに対し、FXONの通貨強弱インジケータは、たった3ステップでインストールが完了します。
インストール後は、初期設定のままでも通貨強弱インジケータの折れ線グラフがすぐに表示されます。また、必要に応じて表示期間や算出時間を、以下の表のインプット値を調整することで変更できます。
通貨強弱インジケータの設定方法については、FXON公式サイトにて詳しく解説していますので、以下のリンクからご確認下さい。
算出対象時間と表示範囲のインプット値を変更すると、折れ線グラフの表示範囲が変わります。具体例は以下をご参照下さい。
| 時間足 | 日数 | 算出対象時間 | 表示範囲 |
| 1時間足 | 過去3日分/表示3日分 | 72 | 72 |
| 1時間足 | 過去3日分/表示1日分 | 72 | 24 |
| 1時間足 | 過去1日分/表示1日分 | 24 | 24 |
| 15分足 | 過去3日分/表示3日分 | 72 | 288 |
| 15分足 | 過去3日分/表示1日分 | 72 | 96 |
| 15分足 | 過去1日分/表示1日分 | 24 | 96 |
| 時間足 | 日数 | 算出対象時間 | 表示範囲 |
| 1時間足 | 過去3日分/表示3日分 | 72 | 72 |
| 1時間足 | 過去3日分/表示1日分 | 72 | 24 |
| 1時間足 | 過去1日分/表示1日分 | 24 | 24 |
| 15分足 | 過去3日分/表示3日分 | 72 | 288 |
| 15分足 | 過去3日分/表示1日分 | 72 | 96 |
| 15分足 | 過去1日分/表示1日分 | 24 | 96 |
少し分かりにくいかもしれませんので、画像付きで説明します。
例えば過去3日分の通貨強弱を比較し、同時に過去3日分を表示したい場合は、「算出対象時間72、表示範囲72」と設定します。1時間足の場合、1日24時間×3日間で72と計算しています。以下のチャートでは、インジケータの始点がちょうど3日前(72本前)です。
例えば、過去3日分の通貨強弱を算出しながら、過去1日分だけを表示したい場合は「算出対象時間72、表示範囲24」と設定します。表示範囲は1日分なので、24時間(先ほどの例の72ではなく)と指定しています。この設定では以下のような折れ線グラフになり、一目で違いが分かるのではないでしょうか。
例えば、過去3日間ではなく過去1日分の通貨強弱を表示したい場合は、「算出対象時間」を24に設定します。表示時間も同じく24にすると、以下のような折れ線グラフが表示されます。なお、表示時間を算出対象時間より長く(25時間以上)設定しても、グラフに変化が現れないのでご注意下さい。
次に15分足チャートへの適用について考えてみましょう。15分足チャートであっても、過去3日間の通貨強弱を算出する場合、対象時間72時間に変わりはありません。1時間足チャートと異なるのは表示時間の設定値のみです。
例えば、過去3日分の通貨強弱を表示する場合、表示時間は288となります。これは、1時間あたり15分足が4本あるため、3日間(72時間)を表示するには72に4を掛ける必要があるためです。
算出対象時間を72、表示時間を288に設定すると、以下のような折れ線グラフが表示されます。画面のサイズによってはこの画像のように、15分足チャートで3日分すべてを表示しきれない場合があることに注意しましょう。
次に、過去3日分の通貨強弱を1日分だけ表示する場合を見てみましょう。この場合、算出対象時間は72時間ですが、表示時間は96になります。これは表示が1日(24時間)分のため、15分足の4回分を掛けると96になるためです。
最後に過去1日分の通貨強弱を1日分表示する場合を見てみましょう。この場合、算出対象時間は24、表示時間は96です。この設定で表示される折れ線グラフは以下のようになります。
FXONの通貨強弱インジケータは、例のような簡単な計算で算出対象時間と表示範囲を自由自在に操作できます。これから初めて使う方でも簡単に使いこなせるツールです。
トレード歴5年の筆者が、通貨強弱インジケータを実際に使用した感想を共有します。
FXONの通貨強弱インジケータはMT4/MT5に直接表示されるため、外部ツールを別ウィンドウで開く必要がありません。同一画面内で全ての情報を確認できるので、面倒な画面切り替えが不要です。
また、折れ線グラフも同じ画面に表示されるため、通貨強弱と価格変動の相関を効率的に分析できます。例えば、折れ線グラフの交差ポイントでの値動きパターンを確認することで、今後の交差ポイントにおける取引戦略の立案に役立てることができます。
以前いくつかの通貨強弱インジケータを使ってみましたが、ほとんどのツールは動作が重く、リアルタイム更新に不安を感じていました。
一方、FXONの通貨強弱インジケータは時間軸の変更や過去チャートのスクロールでも軽快に動作します。
些細な違いに思えるかもしれませんが、この小さな差がストレスを大幅に軽減してくれます。
このインジケータは通常サクサクと動作しますが、稀にフリーズすることもあります。フリーズした場合は、時間足(15分足↔︎1時間など)を切り換えると正常に戻りますのでお試し下さい。
折れ線グラフのカラーや太さを自分好みにカスタマイズできるため、より視覚的な分析が可能です。
筆者は対象の8通貨全てを表示した上で、本チャートで注目している通貨ペア(豪ドル:水色、スイスフラン:白色)の線の太さを5に設定し、その他の通貨ペアは点線表示にしています。これにより、一目見るだけで価格の強弱関係が即座に把握できます。
チャート画面に値動きをより広く表示させたい場合、右端に通貨名が表示されると不便に感じる方もいらっしゃるでしょう。
FXONの通貨強弱インジケータでは、通貨名の位置を標準の右側だけでなく、サブウィンドウの上部または下部にも表示できます。
以下の画像は、通貨名と数値をサブウィンドウの下部に表示した例です。
全ての時間軸で通貨の強弱を確認することは有益ですが、多くのインジケータを追加すると動作スピードが低下する恐れがあります。
頻繁に使用する時間軸のみに表示を絞ることで、消費を抑えられるため、システムの動作パフォーマンスを気にするトレーダーには、使用する時間軸を限定することを推奨します。
FXONの通貨強弱インジケータは、折れ線グラフなどの高いカスタマイズ性と軽快な動作により、快適な分析が可能なのが特徴です。
このようにFXONの通貨強弱インジケータには多くの利点がある一方で、いくつかの点が改善されれば、さらに使いやすいツールになるでしょう。
通貨強弱インジケータは、3大市場の開場時間に合わせて確認するのが効果的だと思われます。ただし、FXONの通貨強弱インジケータには「開始時刻」を直接設定できないという制限があります。
とはいえ算出対象時間と表示範囲を計算することで、開始時間に始点を合わせることは可能です。具体例として、日本時間夜9時(ニューヨーク市場開場時)に前日の相場を確認する場合を考えてみましょう。
1時間足チャートでは、算出対象期間・表示範囲ともに「24」を入力します。
一方、15分足チャートの場合は、算出対象期間が24、表示範囲が96となります。
もう1つの問題点として、サブウィンドウに8通貨を同時表示すると画面が煩雑になり、視認性が低下します。特にRSIやストキャスティクスなどのインジケータも表示していると、表示領域がさらに小さくなり、通貨名や数値が重なってしまいます。
改善策としては、全ての8通貨ではなく、現在取引中の通貨ペアと重要な数種類の通貨のみを表示することが効果的でしょう。
実際に通貨強弱インジケータを使用してみると、正直なところ少々使いづらい点があります。しかし、これらのデメリットを理解した上で活用すれば、利益の出やすい通貨ペアを効果的に見つけることができます。
FXONでは、ユーザーの皆さまからのご意見・ご感想を積極的にお待ちしております。XなどのSNSやメールでいただいたメッセージは随時確認しています。多くの方からご要望をいただいた機能については実装を前向きに検討いたしますので、どうぞお気軽にご連絡下さい。
ここまで通貨強弱インジケータについて解説してきましたが、「本当に有益なツールなのか」とまだ疑問に思われている方もいるでしょう。
そこで、実際に筆者がFXONの通貨強弱インジケータのみを使って(通常は他のインジケータと併用します)、強い通貨と弱い通貨を選んでトレードしてみました。結論として、ヒヤリとする場面はありましたが、しっかりと利益を出すことができました。
FX取引において100%の勝率を誇るツールや手法は存在しないため、時に損失が発生することもあります。ここで紹介しているトレード結果はあくまで参考例です。トレードを行う際は、過去検証機能を活用して、事前に手法を十分に検証しましょう。
具体的には、通貨強弱インジケータで最強・最弱の通貨を特定し、その通貨ペアのチャートを表示します。1回目は豪ドル・ドル(AUDUSD)、2回目はドル円(USDJPY)のペアを選びました。どちらも下降トレンドの戻りで「売り注文」を入れ、TP(利確ライン)とSL(損切りライン)を設定して様子を見ました。
1回目の売りは、注文後にトレンドが順調に継続したため利確できました。通貨強弱インジケータでは、豪ドルが水色、ドルが黄色で表示されており、売買ポイントで通貨間の強弱差が拡大し始めていたことが分かります。
2回目の売りは、いったんレンジ相場になりましたが、当日の最弱通貨だった日本円が急落したおかげで利確です。通貨強弱インジケータでは、ドルが黄色・日本円がオレンジ色で表示されており、結果的に売買ポイントで通貨間の強弱差がさらに拡大する直前出会ったことが分かりました。
今回は通貨強弱インジケータのみを分析し、強弱の差が大きい通貨ペアを探してトレードした結果、無事に利益を出すことができました。
ただし通常のトレードでは、他のインジケータも活用してより詳細な分析を行った上で、エントリーポイントやエグジットポイントを決めることをおすすめします。
前回は単純に最強の通貨と最弱の通貨を選んでトレードしました。しかし実際のトレードでは、通貨強弱インジケータだけでなく、複数のインジケータを組み合わせて判断することが重要になります。
これから「順張り」と「逆張り」という2つの戦略において、どのインジケータが効率的かの例を説明します。ご自身のトレードスタイルに応じて、トレンドを見極めて順張りを行うか、レンジ相場での逆張りの機会を待つかを選択しましょう。
なお、ここでご紹介するアイデアは勝利を保証するものではありません。あくまでも自己責任でご活用下さい。手法の信頼性を確かめるには、本番前にデモ口座で検証することをおすすめします。
まず、チャートの上位足で相場の全体像を確認します。デイトレーダーの場合は1時間足のチャートを開き、通貨強弱インジケータや移動平均線などを活用してトレンドを把握できます。
AUDJPY(豪ドル・円)のチャートを分析しましょう。1時間足では、「通貨強弱インジケータ」と「移動平均線」の両方が上昇トレンドを示しています。通貨強弱インジケータでは、豪ドルが水色・日本円がオレンジ色で表示されており、通貨間の強弱差が十分にあることが分かります。
一方、15分足を確認すると、相場はもち合いの状態にあると判断できそうです。
このことから、現時点はエントリーに適したタイミングではないでしょう。不必要なポジションを持たないことも、損失を避けるための重要な戦略の1つです。
ドル・スイスフラン(USDCHF)のチャートを分析しましょう。1時間足では、直近の値動きから下降トレンドに入っているとの判断が可能です。通貨強弱インジケータでは、ドルが黄色・スイスフランが白色で表示されており、通貨間の強弱差が拡大し始めています。
15分足でも、通貨強弱インジケータからスイスフランが強く、ドルが弱い状況が確認できます。しかし、この15分チャートには目立ったプライスアクションがなく、エントリーポイントの判断が難しい状況です。
そこで、より細かい時間軸である5分足のチャートを確認することにしました。取引戦略としては、直近の最安値をさらに下回った場合は戻り売り、最安値を維持して高値更新した場合は押し目買いを検討しています。
ただし、日足のチャートを確認すると、サポートラインが存在する可能性があるため、売りポジションをとっても利鞘(りざや)が小さくなる恐れがあります。
結局、想定していた値動きは発生せず、その少し後に上昇トレンドが始まりました。通貨強弱インジケータだけに頼っていた場合、売り注文の思考にとらわれて資金を失っていた可能性があります。
このケースから学べるのは、まず基本的な相場分析をしっかり行い、その補助として通貨強弱インジケータを活用することが重要だということです。
続いて、レンジ相場におけるトレード手法について解説します。レンジ相場では、ストキャスティクスなどのオシレーター系インジケータを活用した逆張り戦略が特に効果的です。
デイトレを想定して、ユーロ・ポンド(EURGBP)のチャートを分析しましょう。1時間足では通貨強弱インジケータが近接しており、レンジ相場と判断できます。通貨強弱インジケータでは、ユーロが紫色・ポンドが赤色で表示されており、通貨間の強弱差があまりないことが読み取れます。
15分足ではさらに2つの通貨が絡み合っていることが明確です。
レンジ相場ではオシレータ系インジケータが効果的なため、買われすぎ・売られすぎを視覚的に確認できるストキャスティクスを採用しました。1時間足では買われすぎのサイン、15分足では売られすぎのサインが出ており、相場の方向性はまだ不明確です。
チャート検証の結果、画面上部に上昇トレンドのチャネルライン(青色)と下降トレンドのレジスタンスライン(赤色)が確認されました。ストキャスティクスが買われすぎを示す80を超えた時点で売り注文を入れることで、効率的なトレードが可能だったことが分かります。
次にドル・スイスフランの5分足チャートを見てみましょう。こちらのチャートも通貨強弱インジケータ(ドルが黄色・スイスフランが白色)が絡み合っており、レンジ相場であることが分かります。
過去の検証結果によると、この値動きにおいてストキャスティクスの80と20のラインが効果的に機能していました。80を超えた時点で売り注文を、20を下回った時点で買い注文を入れることで、利益を確保できたと考えられます。
トレードを行う際は、通貨強弱インジケータだけに頼らず、複数のインジケータを組み合わせて総合的に判断することが重要です。実際のトレードを始める前に、デモ口座で興味のある手法やツールを試してみることをおすすめします。
これまでFXONの通貨強弱インジケータを紹介してきましたが、実はこれ以外にも20種類以上のツールが無制限で利用できます。
特に注目すべきツールは「日本時間変換インジケータ」と「パーフェクトオーダーインジケータ」の2つです。
日本時間変換インジケータは、MT4/MT5上に日本時間を直接表示するため、面倒な時差計算なしで経済イベントの開始時刻を即座に確認できます。
日本語サイトの経済指標カレンダーは通常、日本時間で表記されています。そのため、チャート上も日本時間で表示されていると、トレード分析の効率が大幅に向上します。
FXONのパーフェクトオーダーインジケーターは、短期・中期・長期の移動平均線が整列した「パーフェクトオーダー」を自動検出し、矢印サインや通知でお知らせするMT4/MT5対応ツールです。
このツールは、トレンドフォローのエントリーやイグジットの判断補助として活用でき、過去チャートでの検証も可能です。
移動平均の期間や種類を自由に設定できるため、通貨ペアや時間軸に合わせて最適化でき、トレンド戦略をシンプルに実行するための強力なサポートとなります。
これらの無料ツールを効果的に活用することで、トレードの収益性を高めることができるでしょう。
FXトレードは、ファンダメンタル分析とテクニカル分析の両方を駆使する総合格闘技のようなものです。この戦いを支える重要なツールが通貨強弱インジケータです。このツールを活用すれば、現在最も強い通貨と弱い通貨を一目で把握できます。
使いこなすことで、自分の好みの通貨ペアだけでなく、明確なトレンドが発生している通貨ペアを見つけることで、利益を得られる可能性が高まります。
通貨強弱インジケータを含む20種類以上の無料ツールを提供するFXONは、トレーダーの勝利にこだわったトレード環境を整えているFXブローカーです。
FXONの公式メディアでは、トレードの基礎知識をマガジン形式で分かりやすく解説しています。学んだ知識を活かして、FXONで実践的なトレードを体験してみませんか。
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