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海外FXでなら億り人になれる? 億トレーダーの共通点も解説

海外FXでなら億り人になれる? 億トレーダーの共通点も解説

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億という大台はトレーダーにも意識されており、FXでの利益が1億円を超えた人などは「億トレーダー」「億り人」と呼ばれ、憧れの対象となります。

海外FXでは数百倍から1,000倍のレバレッジがかけられます。元手が少額でも利益を上げやすいことから、海外FXで億トレーダーになることを目指す人もいるかもしれません。

しかし、具体的にどのように億り人になるのでしょうか。またそれは現実的でしょうか。本記事では、億トレーダーの共通点や現実味などについて紹介します。

億トレーダーや億り人は実在する?

一般的に億トレーダーとは、1億円以上の資金で取引をしている人、FXでの累計利益が1億円を超えている人を指します。

SNS上には詳細を明かさずに「億トレーダー」「億り人」と名乗る人が複数います。そのことから、怪しいと感じる人も少なくないかもしれません。

knowledge
億り人とは?

億り人とは、株式や仮想通貨(暗号資産)などの投資・投機により、1億円以上の資産を築いた人を指します。日本の映画「おくりびと」に由来する俗語です。

たしかに、億トレーダーと偽っている人もいるかもしれません。しかし、FXで1億円以上を稼いだ人は実在します。ぶせな氏やイケぽん氏が代表例でしょう。SNSやインターネットの掲示板だけでなく、テレビや雑誌の特集でインタビューが取り上げられている人もいます。

なお、そのような人は概ね以下の方法で億トレーダーになります。

  • 十数年〜数十年相場で生き残り、資金を増やす
  • ハイレバレッジトレードで勝ち、数年以内に大台に乗せる

必ずしも長期間取引をしている人でなければ、億トレーダーになれないとは限りません。比較的短い期間で億トレーダーになった人もいます。

億り人になるシミュレーション

億り人に興味を持っているものの、具体的にどのような流れで稼ぐのかイメージしづらいという人もいるでしょう。そこで、以下の条件でシミュレーションを行います。

  • レバレッジ:1,000倍*1
  • 1日の利益額:10pips
  • ロット数:ほぼ限界の大きさ
  • 通貨ペア:ドル円*2

「少ない資金で短期間に億り人になりたい」と考えている場合は、上記ような高めのレバレッジでのトレードが前提となります。

証拠金の金額は以下の3つのパターンに分け、それぞれで考えてみましょう。

knowledge
証拠金とは?

証拠金とは、トレードをするために必要な資金のことです。自己資金を証拠金として預けることで取引が可能となり、トレードで負けると証拠金は減り、勝つと増えていきます。

*1実効レバレッジは異なります。

*21ドル(USD)100円とします。

証拠金1万円の場合

まずは証拠金1万円から億を稼ぐシミュレーションをしてみましょう。

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証拠金1万円から始める場合
日数 ロット数*1 利益確定後の証拠金(増加した金額)*2
1日目 0.1 11,000円(+1,000円)
2日目 0.11 12,100円(+1,100円)
3日目 0.12 13,300円(+1,200円)
4日目 0.13 14,600円(+1,300円)
5日目 0.14 16,000円(+1,400円)
10日目 0.22 24,200円(+2,200円)
30日目 1.44 159,100円(+14,400円)
50日目 9.40 1,093,600円(+99,400円)
70日目 66.82 7,351,100円(+668,200円)
90日目 449.56 49,451,700円(+4,495,600円)
98日目 963.67 106,003,700円(+9,636,700円)
日数 ロット数*1 利益確定後の証拠金
(増加した金額)*2
1日目 0.1 11,000円
(+1,000円)
2日目 0.11 12,100円
(+1,100円)
3日目 0.12 13,300円
(+1,200円)
4日目 0.13 14,600円
(+1,300円)
5日目 0.14 16,000円
(+1,400円)
10日目 0.22 24,200円
(+2,200円)
30日目 1.44 159,100円
(+14,400円)
50日目 9.40 1,093,600円
(+99,400円)
70日目 66.82 7,351,100円
(+668,200円)
90日目 449.56 49,451,700円
(+4,495,600円)
98日目 963.67 106,003,700円
(+9,636,700円)

*1ロット数は小数点第2位まで記載しています。

*2利益および証拠金は百の位まで記載しています。

1日目は0.1ロット(1万通貨)という規模の小さな取引になり、その10pipsとすると1,000円しか利益を得られません。しかし、証拠金が増えるごとにロットも上げていくと、利益額が次第に大きくなります。

1万円から海外FXで取引した場合、理論上は98日間で1億円を超えます。

証拠金10万円の場合

次に証拠金が10万円ある場合でシミュレーションを行ってみましょう。

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証拠金10万円から始める場合
日数 ロット数*1 利益確定後の証拠金(増加した金額)*2
1日目 1 110,000円(+10,000円)
2日目 1.1 121,000円(+11,000円)
3日目 1.2 133,000円(+12,000円)
4日目 1.3 146,000円(+13,000円)
5日目 1.4 160,000円(+14,000円)
10日目 2.28 251,000円(+22,800円)
30日目 15.33 1,686,700円(+153,300円)
50日目 103.13 11,344,500円(+1,031,300円)
73日目 923.44 101,578,700円(+9,234,400円)
日数 ロット数*1 利益確定後の証拠金
(増加した金額)*2
1日目 1 110,000円
(+10,000円)
2日目 1.1 121,000円
(+11,000円)
3日目 1.2 133,000円
(+12,000円)
4日目 1.3 146,000円
(+13,000円)
5日目 1.4 160,000円
(+14,000円)
10日目 2.28 251,000円
(+22,800円)
30日目 15.33 1,686,700円
(+153,300円)
50日目 103.13 11,344,500円
(+1,031,300円)
73日目 923.44 101,578,700円
(+9,234,400円)

*1ロット数は小数点第2位まで記載しています。

*2利益および証拠金は百の位まで記載しています。

証拠金10万円から始める場合、最短73日間で1億円以上稼げる計算となりました。1万円から始めた場合と比較すると、1億円稼げるまでの期間が20日以上短くなっています。

証拠金100万円の場合

続いて証拠金100万円から億を稼ぐシミュレーションを行ってみましょう。

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証拠金100万円から始める場合
日数 ロット数*1 利益確定後の証拠金(増加した金額)*2
1日目 10 1,100,000円(+100,000円)
2日目 11 1,210,000円(+110,000円)
3日目 12 1,330,000円(+120,000円)
4日目 13 1,460,000円(+130,000円)
5日目 14 1,600,000円(+140,000円)
10日目 23.42 2,576,700円(+234,200円)
30日目 157.56 17,331,800円(+1,575,600円)
49日目 963.50 105,996,800円(+9,636,000円)
日数 ロット数*1 利益確定後の証拠金
(増加した金額)*2
1日目 10 1,100,000円
(+100,000円)
2日目 11 1,210,000円
(+110,000円)
3日目 12 1,330,000円
(+120,000円)
4日目 13 1,460,000円
(+130,000円)
5日目 14 1,600,000円
(+140,000円)
10日目 23.42 2,576,700円
(+234,200円)
30日目 157.56 17,331,800円
(+1,575,600円)
49日目 963.50 105,996,800円
(+9,636,000円)

*1ロット数は小数点第2位まで記載しています。

*2利益および証拠金は百の位まで記載しています。

証拠金が100万円ある場合、最初から10ロット程度の数量からトレードを始められるので、利益が増えるスピードがさらに早くなります。上記のシミュレーションでは、49日間で証拠金が1億円を超えます。

億り人を目指すのは現実的か?

海外FXの高いレバレッジを活かせば、比較的短い期間で1億円以上の利益を得られる可能性があります。しかしシミュレーションと現実のトレードは、全く異なるので注意が必要です。

ここで億り人を目指すのは現実的かどうかに関連して、以下の観点について解説します。

少ない資金から短期間で稼ぐのは難しい

少ない資金から短期間で億を稼ぐのは難しいです。短期間で億を稼ぐには、高いリスクを取って大きな利益を狙い、基本的に勝ち続ける必要があるからです。

しかもロスカットに遭えば、1度に証拠金の8割ほどを失いかねません。ちょっとした不注意による操作ミスも命取りになります。大きな金額の扱いに慣れていなければ、証拠金の大半を失ったショックに耐えるのは困難でしょう。

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借金が大惨事につながる恐れ

「どうにか損を取り返してやろう」と消費者金融やカードローンで借金をして失敗すれば、FXどころではなくなってしまいます。

以上のように、少ない資金から短期間で億を稼ぐにはリスクの大きいトレードを行い、しかも勝ち続けなければなりません。一度でも大負けすると資金の大半が消失するプレッシャーもかかってきますし、短期間で稼ぐことはシミュレーションのように簡単ではありません。

雑誌やインターネットなどに登場する成功者がいる裏で、たくさんの失敗者がいる点も無視してはいけないでしょう。

堅実なトレードが近道なことも

インタビューなどで確認してみますと、FXの億り人には最初から稼げていたという人はほとんどいません。現在億り人であっても、始めてすぐの時期には数百万から数千万円の損失を被った経験をしていた人も多くいます。

そこから自分のトレードに対する考え方を見直した結果、ようやく稼げるようになったという人が多数派です。よって、最初から短期間で億り人になることを目的にトレードをしても、失敗する可能性が高いと考えられます。

堅実なトレードでコツコツと取引を繰り返したほうが、結局は早く億り人になれる可能性があります。

point
資金管理が重要

堅実に資産を増やしていくには、厳密な資金管理が不可欠です。FXでは負けることもあるので「資金の何%まで負けて良いのか」を決めておき、それに従うためにロット数や損切り幅を毎回きちんと設定する必要があります。

億トレーダーから学べることは多い

「自分は億トレーダーは目指していない」「毎月の生活費を稼げるくらいになれれば良い」と考えている人もいるでしょう。そのように興味が強くなくても、億トレーダーの考え方やトレード手法からは学べることが多くあります。

そのため、億トレーダーの考え方やトレードへの向き合い方などから学んでみると新たな発見があるかもしれません。そこで次項では、億トレーダーになった人の共通点を解説します。

億トレーダー・億り人の共通点

億トレーダーには以下のような共通点があります。

FXでは失敗する人も少なくありません。億トレーダーと一般的なトレーダーでは何が違うのか見ていきましょう。

過去の検証を怠らない

億り人になるようなトレーダーは検証を怠りません。

FXを始めた当初は負けが込んでしまうケースも少なくありません。これは億トレーダーにも当てはまることですが、彼らは一度の失敗で諦めることはありません。長い時間をかけて負けたトレードや過去相場の検証をし、次にどのように活かすかを考えます。

100冊ほどの情報商材に目を通したり、土日のほとんどを専用ソフトでの検証作業に費やしたりしたと語る億トレーダーもいます。

決めたルールを守り抜く

億トレーダーのインタビューを見ると、ほぼ全員といって良いくらいルールが明確に決まっています。また、決めたルールを毎回守り続けたことをポイントとして上げる人は少なくありません。

エントリーや損切り、資金管理などのルールが厳密に決まっていない段階なら、最低限リスクを管理した上でさまざまな取引手法に手を出してみるのも問題はないでしょう。しかし一度ルールが固まったら、新たな疑念が生じない限りは守り抜くことが重要です。

生活習慣や利用するツールに関して工夫することに加え、徹底的に検証をしてルールに自信を持つこともやはりポイントとなるでしょう。

point
新規注文時にTP・SLの注文も入れる

利確(TP)や損切り(SL)のルールを守れない場合は、新規注文と同時に指値・逆指値注文を入れるのも手です。自動的に決済注文が行われるので、精神力に自信のない人でもルール厳守の取引がしやすくなります。

時間帯や通貨ペアを絞る

成功したトレーダーは取引条件を絞り込んでいることが多いです。例えば、ロンドン時間やニューヨーク時間など値動きが動きやすい時間帯のみに絞ってトレードしているケースです。

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また取引する通貨ペアを限定している人も珍しくありません。通貨ペアによって値動きの特徴や手法との相性も変わるためです。また、相場状況次第では成績が良くも悪くもなるので、取引する通貨ペアを変えている人もいます。

point
通貨ペアを絞ると集中しやすい

通貨ペアを絞ると、見る範囲が狭くなる分、取引に集中しやすくなります。取引する時間帯を絞ると仕事や家事との両立がしやすくなるといったメリットもあります。

ハイレバスキャルピングを使う人が多い

海外FXで億トレーダーになった人の多くは、ハイレバスキャルピングを使っています。ハイレバスキャルピングとは、高いレバレッジでスキャルピング取引をすることです。

ロットを上げて大きな利益を狙えるハイレバレッジと、取引のチャンスが1日に何度もあるスキャルピングの強みを組み合わせた手法といえます。もちろん損をする可能性はありますが、海外FXにはゼロカットシステムと呼ばれる制度を採用しているFX業者を使えば、失敗しても借金を追うリスクはありません。

借金をするリスクがないことで、初心者でも思いきってロットを上げて取引しやすくなります。

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海外FX業者を選ぶポイント

億り人になりたいかどうかにかかわらずFXで利益を効率的に得るためには、海外FX業者の選定も重要です。とはいえ、数十社もあるため選ぶのは簡単ではありません。

そこで海外FX業者を選ぶポイントについて解説します。

出金拒否や詐欺の口コミがない

興味のある海外FX業者を見つけたら、出金拒否や詐欺の口コミがないか必ず確認しましょう。どんなにトレードで利益を得られても、出金できなければ意味がありません。

また、口コミを確認すると良い点や悪い点などが分かるので、口座開設後に後悔する可能性が低くなります。

ボーナスがたくさんもらえる

一部の海外FX業者では口座開設や入金ボーナスがたくさんもらえます。ボーナスをもらうと始めから大きいロットで取引ができるので、資金を増やしやすくなります。

ただし、ボーナスがたくさんもらえるFX業者では、スプレッドが広いというデメリットがあります。特にスキャルピングで稼ぐには、取引コストを抑える必要があります。スプレッドの狭いFX業者の利用をおすすめします。

レバレッジ制限が厳しくない

レバレッジ制限とは、資金やロットが増えると最大レバレッジが下がる仕様のことです。代表的な海外FX業者の多くは、以下のようにレバレッジ制限を導入しています。

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各海外FX業者のレバレッジ条件
FX業者 残高ごとの最大レバレッジ
A社
・4万ドル以下:1,000倍
・4万ドル超:500倍
・8万ドル超:200倍
・20万ドル超:100倍
B社
・2万ドル未満:1,111倍
・2万ドル超:555倍
・5万ドル超:200倍
・10万ドル以上:100倍
C社
・10万ドル以下:400倍
・10万ドル超:300倍
・20ドル超:200倍
・30万ドル超:100倍
D社
・1,000ドル未満:無制限か2,000倍
・1,000ドル以上:2,000倍
・5,000ドル以上:1,000倍
・3万ドル以上:500倍
FX業者 残高ごとの最大レバレッジ
A社
・4万ドル以下:1,000倍
・4万ドル超:500倍
・8万ドル超:200倍
・20万ドル超:100倍
B社
・2万ドル未満:1,111倍
・2万ドル超:555倍
・5万ドル超:200倍
・10万ドル以上:100倍
C社
・10万ドル以下:400倍
・10万ドル超:300倍
・20ドル超:200倍
・30万ドル超:100倍
D社
・1,000ドル未満:無制限か2,000倍
・1,000ドル以上:2,000倍
・5,000ドル以上:1,000倍
・3万ドル以上:500倍

レバレッジが制限されると、大きいロットでの取引の自由度が低下します。よって、レバレッジが制限されにくいFX業者を選ぶ必要があります。

最大レバレッジが数千倍であっても、口座残高によっては他の業者を使うほうが高いレバレッジを利用できるケースもあります。自身の資金量でもっとも大きいロットで取引できる海外FX業者を選びましょう。

海外FXのレバレッジ制限とは?制限の理由とタイミングを解説

ECN口座の取引条件が良い

海外FXではSTP口座とECN口座の両方を提供している業者がほとんどです。スキャルピングをするなら、取引条件の良いECN口座を提供しているFX業者を選びましょう。

STP口座とECN口座には以下のような違いがあります。

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STP口座とECN口座の違い
項目 STP口座 ECN口座
最大レバレッジ 高め 低め
取引手数料 なし あり
スプレッド やや広い 狭い
項目 STP口座 ECN口座
最大レバレッジ 高め 低め
取引手数料 なし あり
スプレッド やや広い 狭い

また約定のしやすい条件も異なっています。

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約定のしやすい条件
STP口座 ECN口座
・取引量が少ない時間
・小ロットの取引
・取引量が多い時間
・大ロットの取引
STP口座 ECN口座
・取引量が少ない時間
・小ロットの取引
・取引量が多い時間
・大ロットの取引

さまざまな違いがありますが、取引コストが低い傾向にあるのはECN口座です。ECN口座では取引手数料が発生するもののスプレッドが狭いため、トータルの取引コストは安くなりやすいです。

例えば、A社ではECN方式の口座のみ1ロットあたり往復10ドル(USD)の取引手数料が徴収されます。取引手数料は1ドル = 0.1pipsで計算できるので、ECN口座の取引手数料は1pipとなります。

仮にSTP方式の口座のドル円のスプレッドが3.1pip、ECN方式の口座が1.1pipsのケースで、どちらの取引コストが低いのか考えてみましょう。トータルの取引コストで比較するとSTP方式の口座は3.1pips、ECN方式の口座は2.1pipsです。

このように、取引手数料を足してもECN口座のほうがトータルコストが低くなるケースがほとんどです。利益を出すためにはECN口座の性能が重要になるというわけです。

自分のペースで取引するだけでも十分

海外FXではレバレッジが高くスキャルピングもできるので、億り人を目指しやすい環境といえます。

数年で億り人なるにはハイリスクのトレードを何回も繰り返す必要があるため、多くの人にとってそれを目指すのは現実的とはいえません。とはいえ、海外FXの高いレバレッジを活用すれば、少ない資金からでも効率的に利益を得られる可能性はあります。焦らずに自分のペースで取引すれば、結果もついてくるでしょう。

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