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2025.12.15 NEW

FXON流 マーケット分析(12/8~12/14)

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為替市場の先週の振り返りと今週のポイント

先週の外国為替市場では、週前半でドル高・円安が進行しましたが、その後はFOMCを受けてドル売りへ傾きました。ドル円は一時155円を割り込みましたが、156円台まで戻しています。ユーロやポンドはドル安に伴って上昇し、総じて底堅い推移でした。

12月8日(月)

週明けの東京市場で、ドル円は154.9円台をつけると反発し、FOMC前のドル買いと、青森県沖地震による円売りで、155.9円台まで上昇しました。このドル高の影響で、ユーロドルは一時1.161台まで下落しましたが、ポンドドルは1.33台での小動きとなりました。

12月9日(火)

FOMCを翌日に控える中、日銀植田総裁の発言に円相場が乱高下しましたが、「緩和の水準調整を続ける」と述べたことが緩和継続の姿勢と見られ円売りが先行。ドル円は156.9円台まで上昇しました。

ユーロドルは上値が重く1.16台前半での小動きで、ポンドドルは一時1.328台まで下落しました。

12月10日(水)

FOMCの結果発表を控え、ドル円は157円を目前に軟調な推移。米政策金利は利下げが決定され、声明やパウエル議長の発言内容に対し市場はハト派寄りと受け止めました。これにより、ドル売りが優勢となり、ドル円は155.7円台まで急落。

ユーロドルは一気に1.169台まで上昇し、ポンドドルも1.338台まで上昇しました。

12月11日(木)

前日のFOMCを受けたドル売りの流れが継続し、ドル円は一時154.9円台まで下押ししましたが、すぐに155円台半ばまで反発しました。ユーロドルは1.176台まで上値を伸ばし、ポンドドルは一時1.343台をつけました。

12月12日(金)

FOMC後のドル安トレンドにやや調整が入り、ドル円は一時156.1円台をつけるなど堅調な推移でした。ユーロドルは売り圧力に押されながらも1.17台は守って底堅く推移し、ポンドドルは一時1.334まで押される軟調な推移となりました。

ボラティリティ分析

先週1週間について、ボラティリティの観点からも振り返ります。

先週のドル円は、11日(木)に最も大きな値動きを見せました。FOMCの動向が注目されていることがわかります。

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なお、先週1週間の24時間平均ボラティリティは以下の通りで、主要FX通貨ペアは落ちついた値動きでした。ビットコインも平均的なボラティリティとなっています。

  • ドル円:90.5 pips
  • ユーロドル:50.5 pips
  • ポンドドル:59.4 pips
  • Gold:633.8 pips
  • Bitcoin:34,287.5 pips

今週の主要な経済指標、要人発言

12月15日(月)

  • 8:50 日本 10-12月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断

12月16日(火)

  • 22:30 米国 11月非農業部門雇用者数変化
  • 22:30 米国 11月失業率
  • 22:30 米国 11月平均時給
  • 22:30 米国 11月小売売上高
  • 22:30 米国 11月小売売上高(除自動車)

12月17日(水)

  • 19:00 ユーロ 11月消費者物価指数(HICP、改定値)
  • 19:00 ユーロ 11月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)

12月18日(木)

  • 21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
  • 21:00 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
  • 22:15 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利
  • 22:30 米国 11月消費者物価指数(CPI)
  • 22:30 米国 11月消費者物価指数(CPIコア指数)
  • 22:45 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見

12月19日(金)

  • 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
  • 8:30 日本 11月全国消費者物価指数(CPI)
  • 8:30 日本 11月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
  • 8:30 日本 11月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)
  • 15:30 日本 植田和男日銀総裁、定例記者会見

今週の予測

各チャートにボリンジャーバンド(期間:20)の±1σ、±2σを表示して分析していきます。

ドル円(USDJPY)

米FRBは市場の予想通りに追加利下げを決定しました。今週は11月CPIや11月雇用統計が発表予定です。それらが市場予想を下回るようなら、今後の追加利下げ観測が高まり、ドル売り要因となりそうです。

ドル円の日足を分析します。

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ミドルラインの角度が水平に近づきつつあり、やや方向感がなくなってきています。156.5円付近の水準を上抜ければさらに上値を伸ばしそうですが、154.34円を明確に下抜けるなら、下目線に切り替える頃合いかもしれません。

続いて、ドル円の週足も分析してみます。

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上昇のバンドウォークは継続中で、週足レベルでは強い上昇トレンドの形になっています。バンド外に出てからは売り圧力が強まっていますが、154.34円を下抜けない限りは買い目線継続でよさそうです。

ユーロドル(EURUSD)

18日のECB理事会では現行の政策が維持される見通しですが、来年後半にかけての利上げに関してやや不透明で、ユーロ売りの流れにはなりにくいと見られます。16日、18日に発表される米国の重要経済指標が流れの主導権を握りそうです。

ユーロドルの日足を分析します。

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下落トレンドから流れが変わり、バンド上限に到達しました。いったん下げてから上値を伸ばす流れが続いており、押し目買い狙いが有効な局面と見られます。目先のターゲットは1.1778を上抜けるかどうかになりそうです。

続いて、ユーロドルの週足も分析してみます。

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三週連続の陽線となっており、+1σに実体で到達しています。1.1491を撤退ラインと定め、買い目線が有効な局面と見られます。

ポンドドル(GBPUSD)

17日-18日開催の英MPCでは、政策金利は据え置き、または追加利下げと予想されており、大きなポンド買いになる可能性は低いでしょう。米国の重要指標の結果次第で今後の追加利下げ観測が高まれば、ドル売りの流れでポンドが上がる展開がありえます。

それでは、ポンドドルの日足を分析します。

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日足レベルでは上昇トレンドの流れが定着しており、+1σを一時下抜けても押し目をつけて伸びていっています。1.3471の水準を明確に上抜ければ、さらに上値を伸ばしていきそうです。

続いて、ポンドドルの週足も分析してみます。

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三週連続の陽線になっており、ミドルラインに到達後売り圧力が強くなっています。1.3471の水準を上抜ければ、中期的な方向感が出てきそうです。

99.9%の高約定率でチャンスを逃さない。

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