日銀金融政策決定会合の2日目となる昨日、大方の予想通りマイナス金利政策の解除が決定されました。日銀による利上げは17年ぶりとなります。

マイナス金利解除はほぼ完全に織り込まれていた模様で、円売り方向に相場が進み、ドル円は1日を通じて上昇を続けました。2時台には、150.96円の高値をつけています。

本日のドル円も引き続き上昇トレンドで、9時前に前日の高値をブレイクするとさらに高値を更新して151円台に突入。13時過ぎの時点では、151.40円付近での値動きが続いています。

ドル円の1時間足チャート（3月20日 13時15分時点）を見ると、綺麗にバンドウォークしていることが分かります。+1σを下に抜けることがありましたが一時的で、価格は+1σの上の水準に戻っています。2022年10月に付けた高値、151.94円に近づいています。

（期間20のボリンジャーバンド、±1σ、±2σを表示）

本日の主要な経済指標は以下の通りです。

• 27:00 米国 米連邦公開市場委員会（FOMC）、終了後政策金利発表
• 27:30 米国 パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長、定例記者会見

明け方の時間帯に米国の政策金利発表と、パウエルFRB議長の記者会見が予定されています。なお、金利据え置きはほぼ間違いないと見られております。コメントに新しい材料があるかに注目が集まります。