前日に行われたECBフォーラムでは、パウエルFRB議長、ラガルドECB総裁、ベイリーBOE総裁、植田日銀総裁といった世界の中銀トップたちのパネルディスカッションが実施され、日本以外の各中銀のトップたちがタカ派発言をする中、植田日銀総裁は「円相場を注視している、インフレ予測について確信が持てれば政策変更を再考する十分な理由になれる」とハト派の発言で、ドル円は144.60円前後まで上昇しました。

本日の東京市場は、144.10円から144円50銭のレンジを推移しています。政府日銀の為替介入が警戒されている中、為替市場全体を見てみると前日とは一転しドル安が目立っています。また、午前中には株が一気に売られるなどの値動きも見せているため、リスクオフの値動きに注意していく必要があります。