昨日15日のドル円日足は上下にヒゲのある陰線を形成。東京時間後半からロンドン時間の前半は上昇し、135.11円が高値に。しかし、クレディ・スイスの経営問題の急浮上で金融市場全体がリスク回避に傾き、急速な円買いが進みNY時間前半には安値132.21円に到達。その後は反発して、最終的に133.31円で取引を終えました。

シリコンバレー銀行問題にクレディ・スイスの経営問題が加わり、投資家心理はリスク回避に更に傾きました。ただしクレディ・スイスについては、財務内容に大きな問題はないとされ、スイス政府及びスイス中央銀行も支援を表明しており、金融危機には至らない見込みです。

本日16日のドル円は東京時間から下落しており、昨日のリスク回避ムードが継続中。巻き戻し発生の可能性もありますが、投資家心理の改善には別途イベントや時間が必要と考えられます。

クレディ・スイスの経営問題発生2日目で、金融市場は本問題をまだ完全には消化し切れていません。本日もリスク回避の円買いにより、ドル円は下落が見込まれます。

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