昨日22日のドル円は約1円の下落を見せて、一昨日21日の約2円の上昇に対し半値を戻しました。米10月CPI後の急落に対する反発が21日に発生する形となりましたが、反発は続きませんでした。

昨日のドル円の下落は米長期金利の下落が影響しています。先週17日から3日続けて上昇した米長期金利ですが、昨日は2日分の上昇を戻す下落に。この動きを受けてドルが下落することになりました。

本日23日のドル円も、米長期金利の動向に左右される展開が予想されます。ドル円の10月高値と直近安値間にフィボナッチ・リトレースメントを引くと、23.6%の141.0ドル台は21日に突破したものの、再度23.6%付近に戻った状態です。

反発が再開する場合、フィボナッチのセオリー的には38.2%の143.1円台を目指すことになります。しかしこのまま下落が続けば、反発は23.6%タッチで終了となり、再び安値更新を目指す形となる可能性も。

日本が祝日（勤労感謝の日）の本日のドル円は、141.0円台を上下どちらに抜けることになるのか、米長期金利の動向とともに注目されます。