この日のドル円は、相場を動かす大きな材料がない中、従来のドル高の流れを引き継いでジリジリ上げていく展開に終始しました。

149.30円で寄りついてから、高値と安値をおおむね切り上げていき、日付が変わった早朝には150円を突破。150.06円で1日の取引を終えています。

先月には、近づくたびに多くの投資家が意識し、接触すれば大きく値動きしていた節目の150円ですが、ここ最近は反発するような値動きは起きていません。本日の午前中も、150円をまたぐように推移しています。そして午後にはゆっくり上昇を開始し、14時台には150.30円前後で値動きしています。

強い抵抗も、何度も価格と交われば弱体化していくもので、既に150円付近にほとんど指値や逆指値の注文が入っていないことを意味しています。

従来の流れ通りならドル買い円売りなので、ドル円の買い場を探す意識で良いでしょう。なお、本日22時30分には米国の貿易収支が発表されます。