前日のドル円は、26時30分前後に150円をブレイクするも、すぐ反落しました。しかしこの反落は10pips程度で、10月3日に最初に150円にタッチしたときよりはずっと小さな下落でした。

そして28時前後にもう一度150円を超えるとそのまま上昇し、引け間際に150.31円の高値をつけています。

誰もが注目していた2度目の150円ブレイクは、思ったより静かに成し遂げられたという印象です。ただ、日足ベースで150円より明らかに上で引けたことで、膠着した展開から脱却したといえます。

本日のドル円は150.17円からスタートし、しばらくはもみ合いになりました。9時30分過ぎに150.03円の安値をつけてからは上昇し、15時前後には150.50円付近まで上昇しています。

このように150円より上の値動きが続くなら、日銀の為替介入の実施確率が一段階アップしたともいえます。

今後のイベントとしては、10月27日（金）のPCE（個人消費支出）、10月30日（月）～10月31日（火）の日銀会合、10月31日（火）～11月1日（水）のFOMCが鍵を握りそうです。