昨日1日のドル円は、約3円の下落を見せる大幅安となりました。11月以降に支持帯として機能した137円台を割れ、135円台まで下落し135.34円で取引を終えました。サッカーW杯開幕後、大きな値動きのなかったドル円ですが、W杯開催中としては初めて大きな値動きを見せています。

本日2日は米雇用統計発表日です。よって雇用統計の発表待ちとなります。雇用統計の前哨戦ともいえる30日ADP雇用統計は、市場予想を大きく下回る数字となりました。その流れを引き継ぎ、本日の雇用統計も市場予想を下回る場合は、下落が加速する可能性があります。

ただし、市場予想を上回る場合や材料出尽くしと市場が判断した場合、ドル円は節目価格135円及び135円前後の200EMA（200日移動平均線）の存在を背景に、反発する可能性も否定できません。

ドル円は昨日大きく動いたものの、年末相場及びW杯期間中で値動きの少ない状態が続いています。そのなかで、2022年最後の米雇用統計発表後にどのような値動きを見せるか注目されます。

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